Brainはnoteを超えない、という話。とBrainの今後
迫くんがつくったWEBサービス「Brain」が盛り上がっていますね。
こちらの記事は「SNSでのBrainの盛り上がりを知っている人向けの記事」なので、「Brainって何それ?」というかたはこのページを閉じるといいです。
・Brainはnoteを超えるんじゃないか・・!
・Brain半端ない!世界を変えるかも・・!
と感じた人へ。
まずはあなたの人生を変えていき、過去の自分を超えましょう。
では早速、本題へ。
noteは情報商材を売るためのサービスではない
まず、noteとBrainを比較しているのがお門違いなんですよね。
そもそもnoteは情報商材を売るためのサービスではなくて、クリエイター向けの情報発信のプラットホームです。
ブログサービスかというと、音声や動画の提供もでき、テキストだけではない点が他のブログサービスとの違いの1つですね。
そのnoteの機能の1つとして「有料記事の販売」がありますが、あくまで機能の1つでしかなく、売上の一番の軸かというと違うかと思います。
noteが目指す世界って?
noteのことは以下の記事とか読んでもらったほうが分かりやすいと思うので以下にて。
インフルエンサーやビジネスマンの有料記事も、クリエイターがつくる作品とも言えますが、noteが一番支援したいタイプかというと違うと思うんですよね。
むしろ高額の情報商材があることは、noteが目指す世界観とはぶれてブランド毀損になる気がして、note側としてはBrainができたことはプラスにさえ働きそうな。
そして、noteの売上やユーザー数から考えても影響度はそこまで大きくない気も。
noteの月間アクティブユーザー数は2000万人を超えていますからね・・!
ということで、Brainがnoteを超えることはないというか、目指す世界やジャンルが全然違うよね、という話でした。
ただここで話が終わるのもつまらないので、brainの今後の戦略について思いついたことをまとめておきます。
手軽に使えるアフィリエイトASPへ
アフィ機能と紹介機能が注目を浴びていますが、Brainの特長って、
・広告主側の承認不要でアフィができる
・誰でもすぐに広告主(販売側)になれる
かなと。
手数料は強みではないかなと。
通常時手数料が12%で、アフィ機能を使うと+12%で24%です。
安く済ませたいならインフォトップでもいいし、個人で集客できるならpaypalとか使ってもいいわけで。
Brainの何がすごいかって「誰でも勝手に紹介して報酬がもらえてしまう」ことなわけですね。
一般的なASPだと、信頼できない人や相性が合わない人とは提携しませんし、広告主の直接的な売上を阻害しないようにリスティング広告NGや訴求方法のルールも設定されているのですが、それらが全くないという。
(書いてみて思ったけど、強みではなく弱点になりそうですね)
■〇〇さんが販売しているBrain教材の一覧とおすすめ順
■YouTube攻略のおすすめBrain本トップ5
とか書かれて、直接販売の比率が下がると人によっては損するような。
あと「紹介料の一部を還元するので自分のリンクから買ってください」とかもできそう(そこまでする人ならコピペして勝手に販売もしそうだし、モラル低いユーザーが集まると大変そう)
気を取り直して、誰でもすぐに広告主になれることはBrainならではの強みだと思いまして。
販売するだけならnoteでもできますが、個人でアフィ機能を気軽に使えるサービスってあまりないと思いまして。
なので「個人でも手軽に使えるアフィリエイトASP」になると結構面白そうだなと。
ジャンル特化のアフィリエイトASPもあり
上の話の延長ですが、ジャンル特化のASPも面白そうですね。
Brainの手軽さ&個人向けという特徴と相性がいいジャンルはあると思っていて。
①例えば「コンサル」。
個人でコンサルやっている人はアフィ機能を使って集客できると助かるし、Brainでコンサルサービスの記事LPも作れて良さそう。
購入者(コンサル受講者)にレビューを書いてもらって、受講者も満足したなら紹介することで報酬がもらえますし。
②「スクール/セミナー」など単発イベント
スクールやイベント参加者向けも相性が良いかなと思いました。
記事=イベントページにして、過去参加者がレビューして広めてくれる、とか。
Brainで決済できるのでイベント参加費の徴収もできますし、現金支払いがしにくいオンラインセミナーとかもっと相性良さそう。
③「営業資料」などリスト獲得の場
スクール/セミナーに近いのですが、Brain上で提供する商品は無料にし、個人が手軽に紹介できる場にするのも面白いような。
有料系サービスの営業資料があって無料ダウンロードできる形とし、サービス利用者が資料請求をコンバージョンとして紹介するイメージです。
普通のASPの資料請求CVと変わらないですが、資料請求だけに特化するのは面白い気はするんですよね。
Boxilに近い感じですが、Boxilにアフィを入れるような感じです。
①のコンサルなど個人提供のサービスが主となると「ココナラ」や「MENTA」のようなサービスは競合やロールモデルとして参考になりそうな気がしました。
情報商材の販売プラットホームだと規模は小さい
今の情報商材の販売プラットホーム止まりだと、年商2億円程度で止まりそうそうな気がしました。
まあ、流通総額10~20億円にならないと年商2億円には達しないので、十分過ぎる規模でもあるのですが、今のテキスト&画像販売のみの情報商材の形と考えるとこのくらいが限度なんじゃないかと。
参考までにインフォトップが取扱高は年間163億円とのこと。
https://first-penguin.co.jp/business/infotop
果たしてBrainの今後は
Brainをつくった迫くんは優秀だろうし、今後より良いサービスにしてくれるでしょう。
Brainが今後どんな形になっていくのか、見守っていこうと思います。
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