市長は「消費税廃止」をして、町を盛り上げるといいんじゃない?
このnoteのマガジンではローカルハックということで、地域活性ネタを中心に書いています。
今回のテーマは自分が市長になったら実現したい施策というテーマで考えてみました。他都市でも実現可能な施策だと思いますので、もしよければ参考にどうぞ。
早速ですが、まず1つめは「消費税廃止」ですね。
消費税廃止ってできるの?
市長レベルで消費税廃止できるかというと多分できないでしょう。
なので消費税分の税金を市が負担し、市民が支払った消費税については還元という形で相殺するモデルであれば大丈夫なのかな、と思っています。
電子マネーで行われている消費税還元と同じ仕組みでやればいいので無理ではないでしょう。
消費税廃止(還元)すれば町は盛り上がる
なぜ消費税廃止にしたいか、なのですが、純粋に町が盛り上がると思うんですよね。
今の消費税廃止で言われていることと同じで、消費税がなくなることで購買意欲が少なからず戻るでしょうし、市内限定となれば市で使われるお金も増える。
そして、消費税廃止した市となれば相当な注目を浴びると思うのです。
移住に興味を持つ人も出るでしょうし、応援の意味でふるさと納税の購入をしてくれるかもしれない。試しに観光で行ってみようとなることだってあり得るはず。
ということで、消費税廃止を市の政策としてやったら面白そうだなと。
消費税廃止っていくらかかるの?
「市が税負担をするなんて無理」かどうかでいうとそうでもない気はします。
まず消費税廃止(還元)のルールをざっくり考えると、
・市民の市内での買い物が還元対象
・1回の買い物での還元額は1,000円まで(1万円まで)
・特定の電子マネーのみの対応
・市の還元予算の上限は設定する
といった形にするといいのかなと。
市の消費税負担額は割と計算がしやすく、地方消費税から算出可能なのです。
消費税の一部は地方消費税となっており、使われた地方に還元される仕組みになっているので、毎年の歳入で算出している地方消費税交付金から逆算することで計算可能です。
地方消費税や地方消費税交付金についてはこちら参考にどうぞ。
『地方消費税の概要』
富津市の地方消費税交付金が約8億円なので、地方消費税は1/2されるので2倍、地方消費税は全体の約1/5なので5倍すると「約80億円」が消費税になるのかなと。
※ただ地方消費税交付金で戻ってくるので実際にはもっと減りますね
ただ還元するのは「電子マネー決済」「一度の還元は1,000円まで」で、法人のやり取りは別扱いになります。
なので別の形で計算したほうが正確な数字が出そうですね。
・一ヶ月に還元するお金:3,000円(月に3万円を市内で消費)
・利用可能な人口:約20,000人(子供や老人を除く)
・月の合計金額:6000万円
年間だと「7.2億円」となり、富津市の歳出108億円から考えると決して無理ではないような。
上の計算が正しいか際どいのでもっと簡単なやり方をするなら、1人あたりや月あたりの上限を設定すればいいので「年間3億円」程度にすればいいかと思います。
ただ3億円の負担で、全国から注目を浴び、3億円分は決してどぶに捨てるわけではなく、市の経済循環に使われるわけで結果的に市のためにはなっていますし、ついでに電子マネー決済も普及してリテラシーも上がるだろうし、決して損しないと思うんですよね。
消費税還元って市単位で導入できるの?
「面白いけど市単位で実際にできるの?」という点も問題ないでしょう。
PayPayがセブンイレブンなどコンビニ限定でキャンペーンをやるのと同じ仕組みでやればOKですので、まず市内の対象店舗は電子マネー決済を導入してもらい、市内だけに還元率が変わるように設定してもらえばよいかと。
ただクレカやQRなど全決済となると対応が大変なので「PayPay」だけとか一社とやる形で。。!
この点は今の消費税還元と違うところになりますが、決済側の1社さえ口説けば大丈夫です。
決済側としては、
・特定の加盟店の還元率を変える設定を新たにする
・本人確認で特定の住所のときだけ還元されるようにする
といった作業が必要になりますが、決して大変ではないのかなと。
むしろその市の決済手段を一手に引き受けることができるメリットが大きく、これが他へと広がっていくとしたらもうお得でしかないので、お金を払う必要はなく、イーブンな契約でいける気がします。
弱点:注目されるのははじめにやった1つの市だけ
これは面白い、となって全ての市町村が真似したら、別に珍しくもなんともないですし、2番目でさえ注目度は普通だと思うので、はじめの1つの市だけが注目され恩恵を受けることができる、という。
まあ、国が消費税を廃止すればいい気もするんですけどね。
以前に書いた記事もどうぞ。
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