ヨーグルトはダイエッターの頼れるお供
手軽に摂れるヨーグルトは、ダイエットの必需品。
牛乳を乳酸菌で、発酵させた食品です。
低糖質なうえ、高タンパクで、腸内を整えてもくれます。
しかもヨーグルトのタンパク質は、乳酸菌によって分解済みのため、吸収されやすいのが特徴。
ペプチドやアミノ酸の状態まで、砕いてくれているのです。
乳製品に含まれる乳糖も、20~40%が乳酸菌の作用で分解されているため、牛乳でお腹がゴロゴロする人でも大丈夫。
ヨーグルトに使われている乳酸菌は、ビフィズス菌、ブルガリクス菌、アシドフィルス菌、サーモフィルス菌、ガセリ菌などですが、いずれも腸内フローラを健康な状態に近づける善玉菌たちです。
しかしながら腸内に生息する細菌たちは、各自によって種類がまちまち。
自分と合わない菌を食べても、効果が薄いのは事実です。
なのでひとつの種類をずっと食べるより、2週間程度をお試し期間とするのが賢いやり方。
お通じの様子で、相性を判断してみてください。
乳酸菌が素晴らしいのは、カルシウムなどの吸収率も上がるところ。
ヨーグルトのカルシウム含有量は、100gあたり120㎎と豊富ですが、その吸収率は40%と高く、小魚(33%)や野菜(19%)で摂るよりも効率が良いといえます。
もともと日本人のカルシウム摂取量は、欧米人の3分の1ともいわれていて、食事制限中はなおさら、カルシウム不足におちいりがち。
最近の研究では、体脂肪の減少を助ける効果もあるといわれているカルシウム。
ダイエッターならいっそう、欠かすことはできません。
ちなみにヨーグルトは、東欧では日常食。
紀元前3000年には、もう食べられていたとか。
発祥の地がブルガリアであることは、日本人なら常識かもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(特定の栄養素の過剰摂取は、健康を害する可能性もあります)
(疾患をお持ちの方は、主治医の指示に従ってください)