脱ストレス太り!大豆を食べると幸せになれるって本当?
幸せホルモンのセロトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンからつくられます。
バランスの良い食生活をしていれば十分に摂れますが、食事制限をしてる人には不足しがちな栄養素。
人はセロトニン不足でイライラが増えると、ついつい甘いものなど糖質を求めてしまいます。
トリプトファンを積極的に取りいれ、精神的に安定しておくことも、ダイエットの継続には必要です。
ただし闇雲に摂ってしまうと、カロリーオーバーや糖質の摂りすぎにつながるため、供給源を選ぶための目利きが求められます。
トリプトファンは、肉類、魚類、大豆製品、乳製品、卵、穀類など幅広い食品に含まれるアミノ酸。
とくにサケ、カツオや、鶏胸肉に豊富です。
ただこの場合、動物性タンパク質には頼らないほうが無難。
そこに多く含まれるBCAAというアミノ酸が、トリプトファンの脳への取りこみを、邪魔する可能性があるからです。
おのずと選択肢は、大豆製品と穀類にしぼられます。
やはり穀類は糖質量が多くなるため、ダイエット的にNG。
すると結果的に、トリプトファン摂取には、大豆製品がベストということになります。
豆腐、きな粉、高野豆腐、納豆、豆乳などがその候補たち。
100gあたりのトリプトファン含有量
(摂取量の目安 体重×2.0㎎/1日)
木綿豆腐98mg 高野豆腐750mg
きな粉510mg 納豆242㎎ 豆乳53mg
ビタミンB6の助けがあると、トリプトファンはスムーズに機能しますが、大豆系食品にはもともと備わっているのもプラスの評価です。
さらに糖質も含まれていると、セロトニンを生成するためにより良いのは事実。
その意味では、トリプトファン食品でもありビタミンB6と糖質を含む、バナナは最良の選択肢ともいえます。
それでもやはり、糖質制限中のダイエッターには、おすすめできませんが、、、。
無事にトリプトファンが脳内に入ると、そこでセロトニンに変化し、心の平穏がおとずれるはず。
さらに夜にはメラトニンに変わり、睡眠の質を上げてくれるというオマケもつきます。
人が1日で対処できるストレス量には上限があるため、いつもキャパがいっぱいの状態では、食事のコントロールもままなりません。
結局は気持ちの安定こそが、ダイエットを支える礎になります。
ストレス太りが気になる人は、大豆製品をお試しください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(特定の栄養素の過剰摂取は、健康を害する可能性もあります)
(疾患をお持ちの方は、主治医の指示に従ってください)