サラダが白米をチャラにする!?知ってるようで知らない食べ順の法則
何から食べ始めるかで、太りやすさは決まります。
食べる時間帯や内容よりも、順序を気にするのが「食べる順番ダイエット」
通称「食べ順ダイエット」です。
目的は、血糖値の上昇をなるべく抑える(遅らせる)こと。
血糖値の急上昇は、必要以上のインスリンを分泌させ、摂ったカロリーが体脂肪として蓄えられてしまいます。
食べ順の基本は、野菜、きのこ、海藻などの、食物繊維が多い食品から。
いわゆる、ベジタブルファーストです。
先にお腹に入った繊維質は、次にきた食べ物が、胃から腸へ移動するのを遅らせます。
腸でも栄養素の吸収を遅らせてくれるため、インスリンの過剰分泌を防げるのです。
また食物繊維のほかに、タンパク質を最初に食べることでも、血糖値の上昇速度は緩やかになることがわかっています。
ベジファーストならぬ、プロテインファースト。
つまり食前にチーズや、無糖ヨーグルトを食べておくだけでも、ダイエットになるということです。
お酢に含まれる酢酸(サクサン)にも、おなじ効果が期待できるので、「ビネガーファースト」もいいかもしれません。
ただ空腹時のお酢は、胃を痛める可能性があります。
無糖の炭酸水などで、割ってから飲むのがおすすめ。
水分が入ると胃が膨れるため、満腹感が早くえられるメリットもあります。
その意味では、汁物をぜんぶ飲み終えてから、メインのおかずを食べ始めるのも効果的。
ちなみに大根のお味噌汁、きのこのミネストローネなど食物繊維たっぷりスープは、血糖値の上昇にブレーキをかけつつ、お腹も満たしてくれるWの効果がみこめます。
①野菜などの食物繊維
②乳製品などのタンパク質
③お酢+炭酸水
まずは①~③のどれかを、食前に摂取する習慣を。
その次に、汁物。
そしておかずを、ぜんぶ食べてしまいます。
食事をスタートして10分以上かけて、ようやく主食のご飯にたどり着くのが正しい食べ順。
このときお腹のなかで、血糖値上昇の主犯格である糖質の、包囲網はすでに整っています。
小学校の時に習った「三角食べ」はしばらく忘れて、お行儀が悪いとされる「ばっかり食べ」がじつは正解。
もし主食に到達する前に満腹感を感じたら、そこで食事は終了します。
「もったいない精神」も、ダイエッターには不要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?