VOL13.「15分でわかる社会起業の一歩!その2!地域社会人大学院開校レシピ”1年間の軌跡!
1. 予想を超えるつながり
「隗より始めよ」の精神でスタートした大学院ですが、1年を振り返り、改めて実感した3つのことを皆様へご紹介します。
3-1 「さしあたるそのことのみをただ思え、過去は及ばす、未来は知られず」
私が今年に入って一番読んでいる本は「中村天風」の本になります。
そこから少し引用させていただきますと、
“今現在、しなければならないことだけを考えなさい。過ぎ去った過去を悔やんでも変えることはできないし、先のことをいくら考えてもわからないのだから。
反省と後悔は違う。反省とは、未来を変えようとすること、後悔とは、過去を変えようとすること。
人生とは選択の連続。選択して間違えたら、そこからまたやり直せばいい。失敗を恐れ、何も決めなければ、前に進むことはできない”
皆様にも経験があると思いますが、例えば、何かを責任を持って行う立場になると、参加者などのちょっとした一言に心が乱れます。
(例えば、料理を自分で作る立場になると少しでも他人が残したことが気になりませんか?まずかったのかな?)
私ももう少しこうすべきだったなど“反省(未来を変えよう)”を毎回しております。
実はコロナ禍の開催の中でスピーカーの方がマスクを外してお話をした講義がございました。待機の時は着用していて、話す際に外されたので、おそらく聞き取りやすいような配慮であったのではないかと思っております。
私もスピーカーから席までは、約2メートルほど離れていて、大丈夫かなって油断していて、正直全く気がつくこともできなかったのですが、参加者のお一人が黙って帰宅してしまいました。
その時は気がつかなかったのですが、私に個別LINEでメッセージを送ってくれていました。(スピーカーの方のマスク不着用について注意していただきたいです的な)「あー、本当に本当に申し訳ないことをしてしまったー」って自分が嫌になりました。
スピーカーの方も、帰られた方ももしきちんと私が主催者として対応できていれば、おそらく問題なく気持ちよくしたがってくれたにも関わらず、自分の想像力の足りなさ、配慮できなかったことを恥ずかしく思いました。
過去は変えられません。“後悔”でなく、“反省”をし、また今できることに全力で取り組みたく思います。
3-2 「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ」
アントニオ猪木さん(原作は諸説あり?)のセリフで有名な言葉です。私が好きなところは、「踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる」のくだりです。
最初の一歩のコツは、とりあえず「やりながら考える」として少し気楽に考えてみる。そうするとすぐに軌道修正もできるし、想定外のことに対して柔軟に対応できます。「行けばわかるさ」も本当に実感します。頭の良い人ほど、結果を先回りする癖がついているので、実は行動しにくいというジレンマがございます。
ぜひこの本を手に取った皆様も、まずは一歩、そしてその一歩を足掛かりにまた次の一歩を踏み出してみてください。それを続けていき、ふと振り返るとそこは“道になっていた”ということではないでしょうか。今までは“社会”が道を作ってくれていたのですが、これからは“自分”で道を作る時です。自分で環境をつくり、その環境によって自らを変えていきましょう。
3-3 「Connecting the dots」
かの有名なスティーブ・ジョブズのスピーチからの引用です。日本語では「点と点を繋げる」と訳します。過去の経験が、その当時は思いもよらなかったことに活かせる状況を指します。
私はこの言葉をPTA会長として、3年生に送る祝辞で引用したことがあります。この言葉の好きなところは、「点と点がつながることが先にならないとわからないこと」です。
今、この言葉を本当に実感しております。昔から大好きだった御霊神社で開催できたこと、
小学校のPTA卓球で知り合った落合の方々がご支援してくれること、そして、娘の同級生が中井町会会長のお孫さんでつながったりなど、数えるとキリがないですが、さまざまな点がどんどん繋がってきております。皆様にも似たような体験はございませんでしょうか。
私が最初に地域活動に興味を持ち、参加させていただいた地域ボランティア活動の「ちょこっとお手伝い」で、一緒に電球を交換に行った方からもさまざまな素敵な人をご紹介いただきました。
またよく我が家に遊びに来ている娘の幼稚園からの幼なじみのおばあちゃんが地元の有名な映画監督で、今度大学院でも講師役をお願いできたりと、本当に縁(点)を感じざるを得ません。
次回は4/4を目指しております^^