1. いつも自分に気にかけていること(自戒) 「自分にとっても、同じような境遇の人にとっても、地元にこういう会があったら絶対楽しい」 約1年間、事前構想に時間を費やし、当時通っていた社会起業塾で幾度となくプレゼンを行い、ブラッシュアップを図った落合中井社会人大学院ですが、やはり長く続くと慢心というか、自分が正しいと思いがちになります。 私は本当にバカで、今まで何回も同じような失敗サイクルを繰り返してきました(笑)。例えば、仕事についてもたまたまうまく行ったのにも関わらず
1. 予想を超えるつながり 「隗より始めよ」の精神でスタートした大学院ですが、1年を振り返り、改めて実感した3つのことを皆様へご紹介します。 3-1 「さしあたるそのことのみをただ思え、過去は及ばす、未来は知られず」 私が今年に入って一番読んでいる本は「中村天風」の本になります。 そこから少し引用させていただきますと、 “今現在、しなければならないことだけを考えなさい。過ぎ去った過去を悔やんでも変えることはできないし、先のことをいくら考えてもわからないのだから。
2-5 第6回目 一つ目の大きな変化は、落合第一地域センターでの開催でした。我々のエリアでは、落合第二地域センターが最も便利なのですが、長期に渡りワクチン接種会場となり、施設利用がかなり不安定になってしまっていました。そこで少し距離はあるのですが、落合第一地域センターの施設を利用させていただくことにいたしました。 そしてもう一つの嬉しいことは、会の参加者から、新しく講師のご推薦、ご紹介をいただいたことです。この集まりに信用がなければ知人を紹介することはないはずです。地元で
2-3 特別クラス2 緊急事態宣言もありZoom開催での特別クラスを開催しました。そしてこの会のチャレンジは、知識(knowledge)ではなく、技術(skill)の“同期”へのチャレンジでした。 1. 大学院の講義可能性とオンラインとの親和性への挑戦 実証実験ではないのですが、たまたま私の事務局の方、そしてPTAでの私の知人が編み物×手芸で意気投合し、スキルの交換ではないのですが、その方のご家族の教会でワークショップを実施してみました。スピンオフクラスのような形で、イ
2-2 第4回目 第4回目は、10年くらいの友人二人に講義をお願いしました。一つは「トポロジーの世界」、そして、「マニフェスト入門」です。 第1限の「トポロジーの世界」は大学院で博士号まで取得した数学博士の講義です。元々地元小学校のPTA卓球で知り合いになり、ご主人が私の前のPTA会長になります。 女性でもあり、主婦の方であるので人前でお話しすることに不慣れな面もあり、恥ずかしがり屋さんで、ストレスや抵抗感も間違いなくあったかと思われます。 また専門レベルが東京大学数
1. 会ごとに振り返ってみよう 2-1 特別クラス 特別クラスとして初のZoomでの開催にチャレンジしてみました。 地域社会人大学院の目的と照らし合わせて、あまりZoomのようなオンラインでの開催には積極的ではなかったのですが、参加者からのご提案もあり、基本的にはなんでも柔軟に「まずはやってみよう!」の精神ですので、トライしてみました。まずはよかったことから4つ。 1. 普段は参加できない方も参加できるようになる 例えば、自宅にいながら小さいお子さんを育てているお母さ
■はじめに 2020年9月、「あなたの才能と能力は必ず他の誰かの役に立つ」と感じ、「誰でも講師、誰でも生徒」をコンセプトに、地元地域に根付くための社会人大学院を開校いたしました。 開校の目的は、すでに存在している元来の昔からある地縁社会だけではなく、それぞれの知識、経験の分け合いを通じた、新しいかたちでの地元の人と人とのつながりをつくりだすことです。 開校から1年を終えて、延べの参加者数はなんと135人を数えました。そして、毎回毎回、噂や口コミで新しい参加者が増え続けて
終わりに 私は団塊ジュニアという現役世代では最もボリュームの多い世代で大学受験の時も、社会に出る時も常に多くの人と競争をしてきた世代でございます。 (バブルも経験しておらず、“ついていない世代”です(笑)) 我々が社会に出るときは終身雇用や年功序列など「人生のレール」がきちんと(ある程度)ひかれてました。ただ昨今の老後必要資金問題や実力主義、リストラなど多くの環境は大きく変化しております。つまり、「あれっ、あったと信じていたレールはもはやない!」という世代になります。
1. 予想を超えたつながり 3回目を終えて、想定外のこととしては、圧倒的な反響の多さ(嬉しい誤算)でございます。 私がぼんやりと感じていた課題やニーズは間違いなく時代の流れであることが確信できました。 例えば、その証拠に私もこの活動を始めてから次々と地元地域で活動されている地域団体の方々とのつながりが生まれました(紹介が紹介を呼ぶ)。 元々私はPTAも参加しているので、町会や育英会の方などどちらかというと少し知っている方なのですが、この活動を通じて知り合った方々は、わた
1. 費用について 私もそうでしたが、やはりみなさまもいざ始めようとすると費用面が気になるのではないでしょうか。お金持ちの道楽であれば別ですが、我々は家族を必死に養う普通のお父さんであり、そんなに金銭的な余裕はございません。 私もビジネスマンでしたので、試しに事業計画を作成してみましたが、収益と支出をやりくりしようとするとなかなか思うような理想とする社会人大学院のイメージが湧かず、一旦事業計画は断念しました。 そこで、まずは小さく産んで、参加してくださる方々の意見を頂き
2-3 第2回目 参加者は大幅に増えて14人です。1日目にも来てくれた方は4名でしたので、新規10名の参加です。前回の確信もあり、自信をもって人に勧めることができた成果かと思います。 コロナ禍で区の施設の利用人数制限があり、会議室の満員人数は20名程度でしたので、スタッフの人数3名を加えるとほぼ満員でした。 参加者の属性もさまざまとなり、なんと20歳の一橋大学現役学生も参加してくださいました。彼は社会循環の事業として、元々は廃品でもある和歌山県の梅を生産する際にでる梅酢
(告知戦略) 人づての口コミを中心に考えました。やはり知らない人に実際に足を運んでもらうには、“人からの紹介”が一番であり、それ以外にはないのではと思っていたからです。 ただ、試しに最初の開催の際に、開催場所からおおよそ1キロ圏内の家を中心にチラシを配布、そして駅前でも約1時間程度チラシの配布を行いました。結果的に回収、問い合わせはゼロでした(笑)。 マスマーケティング的に回収率に基づいて“量”で考えるよりも、人を介して伝わる“質”の高い仕組みで進めていく手法の方が向い
1. いよいよ開校! 2-1 はじめる前に 〜どんなカタチで進めるのがいいのだろうか〜 (準備) ボランティア団体として、まずは収益性、事業性を一切考えずに立ち上げを目指しました。そして初めての経験でしたので、ビジネス世界のことと異なり、どこに、誰に相談して良いのかもわかりません。なにせ結婚してから、全ての家庭の仕事は妻に任せ、区役所にも入籍以来行ったことがないレベルです。 そこでまずは、知っていそうな知人に相談し、助言を受け、新宿区の区役所のHPをまんじりと調べてみま
2020年9月、「あなたの才能と能力は必ず他の誰かの役に立つ」と感じ、「誰でも講師、誰でも生徒」をコンセプトに、地元地域に根付くための社会人大学院を開校いたしました。 開校の目的は、すでに存在している元来の昔からある地縁社会だけではなく、それぞれの知識、経験の分け合いを通じた、新しいかたちでの地元の人と人とのつながりをつくりだすことです。 近所で身近に人とつながることができる地域コミュニティは日本全国、大袈裟に言えば、世界中のこれから迎える“超高齢化社会”における福祉、介