英語の授業に参加してみよう!大学の英語の授業での質問の仕方など
こんにちは!吉野匠人です。
みなさんは、大学やセミナーなどで英語のレクチャーやディスカッションを受けることはありますか?
日本の大学でも英語で開講されている授業は多いです。
でも、英語が不安で、取るのは少しハードルが高いかもって思っている人も多いと思います。
でも、英語で行われている、特に留学生用の授業を受けることで様々な恩恵があります。
なので、不安で英語の授業が取れないという方向けに、
こうすれば楽しく英語の授業に参加できるというノウハウを共有します。
私は、学部時代から次のような方法で授業を英語で受けてきました!
ここでは、
①英語にそこまで自信のない人が、
②あまり時間・労力をかけずに、
③英語で行われる授業を、退屈にならず、寝ずに、有意義に受ける方法をまとめていきます!
ついていけないと、眠くなりますよね…。
*ただし、今回は、単位を必ずしも取らなくていい状況を想定しています。
自由科目や聴講の授業などで活用してみてください!
*それぞれの講義のルールを守って受けましょうね!
(個人的に、授業を妨害する人は好きではありません。あなたにとっても、他の受講者にとってもwin-winな受け方を心掛けてください。)
↓↓↓
Part 1. 英語の授業を受けるメリット
ここでは軽く、メリットをまとめておきます。
①留学先での環境を手軽に体験できる
英語を使う環境に自分を置くことができ、英語能力の向上、英語使用に関する自信が得られます。
②多様な考え方・価値観を学べる
英語を使ったディスカッションでは、日本語でのそれとは異なる視点で物事を考えることが多くなります。それは、もちろん授業に留学生が含まれることが多くなるからというのもありますが、使う言語によって考える内容も変わってくるのです(c.f. サピア・ウォーフの仮説)。なので、思考や価値観の柔軟性を高めることにもなります。
③様々なバックグラウンドの人と友達になれる
授業を通して、違うバックグラウンドを持つ友人を作れるのも、大きな魅力の一つです。
↓↓↓
Part 2. 授業を受ける”あなたの目的”を明確に
授業を受けるにあたり、あなたがその授業から得たいことに優先順位をつけましょう。
次のうち、あなたの中で一番優先順位が高いものを教えてください。
A:授業の内容を学びたい
授業の内容に興味があって、たまたま使用言語が英語だったというパターンです。
B:授業の内容に対して議論したい
授業の内容に関心があって、その内容に対して英語話者の人たちがどのように考えているのか知りたいというパターン。
C:授業の受講者と繋がりたい
同じ関心を持つ人と友達になりたい。もしくは、多様なバックグラウンドの人と仲良くなりたい。
D:英語力を高めたい
授業の内容よりも、「英語で行われる授業」ということに焦点を当てている。
↓↓↓
Part 3. 授業前の準備
授業前の準備は、目的がA(内容)、B(議論)の人は特に重要です。
英語力がそこまで高くないという前提で、準備すべきことを書きます。
ですが、そこまで必ずすべきことは、多くないです。
登場するであろうキーワードを整理しておく
これは重要ですね。
たとえば、global economy(地球規模の経済)の授業を受けているのに、capitalizm(資本主義)という単語がわからないと、全く話についていけません。
なので、登場するであろう概念については、
前もって調べておきましょう。
授業中に使いたい単語を用意
概念に加え、自分がそのテーマを論じるにあたって使いたいなーって思っている単語も用意しておきましょう。
例えば、
education in Africa(アフリカの教育)の授業を受けるとします。
そしたら、quality of education(教育の質)、gap(格差)、teachers' training(教員養成)などの単語が使いたくなると思います。
それらを整理しておけば、質問が議論をする際にとても有効です。
ただし、出てくるだろう概念をすべて整理する必要はありません。
あくまで「使いたい」単語。
なぜなら、英単語は必要性がないと定着しません。
使いたいなーと思う単語であれば、授業前に確認するだけで、
覚えられることも多いと思います。
↓↓↓
Part 4. 授業中に意識すること
授業では、慣れるまではほっとんど理解できないと思います。
安心してください。みんな最初はわかんないです。
でも、まずしてほしいことは
なぜ受けているのか、目的を思い出して!
ということ。で、例えば、Bタイプの議論するのが目的であれば、
内容は全部理解する必要ありません。
ではここで、目的ごとの最初の到達目標の例をご紹介します。
こんなとこまで達成できたら御の字ではないでしょうか。
A:内容が知りたいなら、ネットを使いながら、概念とそれが持つニュアンスを覚えよう!
全部理解するなんで無理です。
なので、はじめは、授業で登場した新しい概念を覚えることを目標にしましょう。
もちろん、GoogleやDeepL、ChatGPTを使いながら追っていきましょう。
「でも、そんなものを使うんなら授業受ける必要なくない?」
→いいえ。意識すべきは、その概念がどのようなニュアンス(文脈まで読み取れたら最高!)の中で使われているのか。
例えば、Genocide(虐殺)という単語を先生が使う時、かなり重いテンションで使うことがわかると思います。あ、この概念は、とても強いニュアンスを持つ言葉なんだなということを、そこで学習しましょう。
そのようにして、
授業を通して概念がどのようなニュアンスを持つのかを理解できれば最高です。
B:議論に参加したいなら、いい質問を1回しよう!
「質問するぞ!」ということだけを意識し、1回の質問に全力をささげてください。
質問するためには、授業をよく聞く必要があります。
なので、質問を目的とした受講をすればいいと思います。
質問に繋がらなそうな内容は聞き飛ばす!
じゃあ、どのように聞けばいいの?
それは次の章で。
C:友達づくりが目的なら、「共通の話題」程度に聞いていてOK!
大前提として、授業をまじめに受けないなら取らないでください(笑)
授業中におしゃべりをするだけとか、言語道断です。
そのうえで、授業がどうして友達づくりに適しているのか。
それは、共通の話題になるからです。
課題についてや、内容について、レジュメについてなど、
話題になりそうなものは何かを考えましょう。
そして、授業についての雑談に耐えれるレベルまで授業は聞きましょう。
私は何個かこの目的でとった授業も学部時代にあります。
D:英語力UPが目的なら、先生や受講者の話を心の中でディクテーションしよう!
英語が苦手だけど、英語のレベルアップのために受講する人。
授業中は、何が何だかわからなくて、本当に地獄だと思います。
そこで、
心の中で先生や受講者が言っていることを復唱(ディクテーション)してみてはどうでしょうか。もしくは、1ワード1ワードすべてを書き写してみましょう。傍から見たらノートを取っているまじめな学生に見えますし、最高です。
そして、新しい単語が出てきたら、それをメモしていく。
そんな受け方でいいのではないでしょうか。
↓↓↓
Part 5. 質問の仕方
ここが本題ですね。
授業ではどのように質問すればいいのでしょうか。
英語力が低くてもできる質問の類型をいくつか紹介します。
①定義を聞く
先生や受講者が出した、難しい用語について、
説明を求めましょう。
他にも、
Could you tell me what it means?
Can I ask you its definition?
I'm not sure about it.
こんな風に聞いてみるといいと思います。
そうすると、
その人が持っている定義を聞くことができ、それをシェアすることはクラスへの貢献にもなります。
また、ちょっと高レベルのテクニックとして、
使っている文脈について聞く方法もあります。
②経験を聞く
先生や受講者は、多様なバックグラウンドを持っています。
なので、次のように、先生や受講者の個人的なエピソードを尋ねてもいいと思います。
他にも、
Can I ask you about the situation in the US, as you experienced?
あなたの経験から、アメリカの状況について教えてくれませんか?
などの聞き方があると思います。
③概念の関係性を聞く
授業に登場した概念を、他の概念とどのように結び付けるのかを聞いてみましょう。
最も基礎的なのは、
他にも、
context(文脈)やperspective(観点)という単語を使うと、
分野との関係性を尋ねることができます。
④アイデアを求める
自分の疑問について、みんなにアイデアを求めましょう!
★この時大切なのは、自分の意見も表明すること。
例えば、
"I'm personally interested in"はとても便利です。
あなたの関心分野の世界に、先生や受講者を引き込みましょう!
あなたとシナジーが起き、とても授業が活発化します。
↓↓↓
Part 6. 授業後にしてみるといいこと
授業後にすべきは、3つです。
①発言した受講者に追加の質問をする
もし、「お、この人の考えとても素敵」と思う受講者がいれば、その人に話しかけましょう。
そして連絡先を交換し、アカデミックフレンドをつくりましょう!!
②覚えた概念を整理する
概念に対するイメージを、忘れないうちに復習しましょう。
英語だと日本語以上に忘却が早いような気がします。(笑)
③課題を他の受講者と協力してやる
授業の課題は、受講者に意見を聞きながらやってみましょう。
こうすることで自分の意見が整理でき、さらに意見ももらうことができ、より質の高いパフォーマンスを発揮することができます。
さらに、授業を通じて友人関係を深めることもでき、
一石二鳥です!
↓↓↓
おわりに
いかがでしたでしょうか。
英語で行われる授業を受けるのは、ハードルが高いように思われます。
しかし、ハードルの高さは自分で設定できるものです。
自分の目的に合わせて、授業内で何をすべきか考えて、
がんばって受けてみてください!
もし授業の受け方で困ったら、コメント欄、もしくは
takuto1818@g.ecc.u-tokyo.ac.jp
までご相談ください!
また、こちらは日本語になりますが、
自分の価値観をアップデートさせたい!と思っている方は、
私が趣味で運営している完全無料の対話コミュニティ「ASK」に参加してほしいです!公式ラインを登録するだけ、詳しくはこちらから。
それでは、
ここまで読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!
記事が気に入っていただけましたら、サポートいただけると本当に嬉しいです。いただいたサポートは、自己研鑽のために使わせていただきます。