3Dプリンターでスリッパ作製
こんにちは、タクト工房です!今回は、3Dプリンターを使って「TPU(熱可塑性ポリウレタン)」という材料でスリッパを作製しました。この記事では、そのプロセスと使用した材料について紹介します。
使用した材料・器具
今回使用したのは以下のものです。
• 3Dプリンター: Creality Sermoon V1 Pro
• 材料: eSUN Flexible TPU(フィラメント)
TPUとは
TPU(Thermoplastic Polyurethane)は、熱可塑性ポリウレタンの略称で、柔軟性と弾力性に優れた素材です。ゴムのような特性を持ち、3Dプリントにおいても高い柔軟性と耐久性を発揮します。特に、靴底や保護カバー、携帯ケースなど、柔らかさが求められる用途でよく使われています。
製作方法
1. スリッパのデザイン
使用するソフトはCreoで、スリッパのモデルを作成しました。
2. スライサー設定
モデルが完成したら、スライサーソフトで3Dプリンター用のデータを作製しました。今回はインフィル率を10%、サポートありで設定しました。
3. 印刷サイズの問題
3Dプリンターのサイズが足りなかったため、スリッパを半分に分けて印刷し、接着剤で組み立てました。
印刷結果
初回の印刷
印刷結果は以下の写真の通りです。予想以上に長くなってしまい、スリッパの輪っか部分が小さすぎて足が入りませんでした ( ´△`)
修正後の印刷
先ほどの問題を修正し、輪っか部分を大きくして再度印刷しました。今回は足が入るようになりましたが、まだ少し長かったので、もう少し短くすることにしました。
最終調整
さらに少し短くして、3回目の印刷を行いました。今回はサイズがピッタリで、問題なく仕上がりました!
履いた感想
実際に履いてみると、インフィルを10%にしたことでクッション性が高かったです。しかし、輪っか部分が足に少し当たり、若干の痛みを感じました。また、履いているうちにスリッパがずれやすい点も改善の余地があると感じました。
まとめ
今回、3Dプリンターを使ってスリッパを作製しましたが、改良点がいくつか見つかりました。次回はもっと履きやすいデザインに挑戦したいと思います。
大きなサイズを一度で印刷できる3Dプリンターが欲しい!