LOG ENTRY: SOL 43
今日は朝からDMV(Department of Motor Vehicles、いわゆる運転免許センター)に行ってきた。カリフォルニア州の運転免許を取得するためだ。
先週金曜がRDO(隔週定休)だったので、その日にゲットするつもりにしてたのだけど、DMVが17時までやってるということで、いつもの悪い癖で16:35に行ったら「16:30までに来ないと受け付けない」と突っ返されたのだった。。そのときは(あ〜また2週間後のRDOで来るしかねーかー)とがっくし肩を落としたのだが、ふと(あ、平日の朝会社に行く前に来ればいっか!)と思い付いたのだった。どうせ最近は遅く出社してることだし。
というわけで今朝8:40にDMVに到着。平日朝なのに思いのほか混んでいたのは少し誤算だった。というのも、10:45にはJPLのバッジオフィスに行かなければならない。バッヂ(社員証)をNASA発行の正式なものに交換する大事なアポがあるのだ。ということはここを遅くとも10:15には出なければならない計算になる。受付を済ませて待つ。その時点で僕の前に約20人ほど待っていた。回転が思ったより遅い。徐々に焦り始める。もし時間がかかるようなら、最悪免許かバッジのどちらかをリスケしなければならない。それはめんどい。
待つこと30分。ようやく僕の番が来た。この時点で9:20。僕はマサチューセッツ州の免許を持っているので、路上試験を受ける必要はない。ただし、筆記試験は受けなければならないのだ。「このあとどのくらい時間かかります?」と聞くと「試験は36問あって、時間は決まってないわ。あなたが早く合格すれば早く解放されるわよ」とのこと。
36問中30問正解しなければ不合格。落ちた場合、15分ほど時間を開けて再挑戦ができる。ただし受験は1日に3回まで。友人の話では、これが意外と難しく、1回や2回落ちることは珍しくないのだそう。試験は日本語で受験することもできて、日本語だと問題のパターンが限られていて簡単だと聞いていたので、日本語の問題をネットでさらーっと予習していた。
支払い、視力検査、写真撮影を済ませ、筆記試験のコーナーへ。おそらくこの時点で9:40は回っていたはずだ。話を聞いてみると、英語かスペイン語ならコンピュータ上でタッチパネル形式で受験できるが、その他の言語は印刷された紙で受験する本物の筆記試験になるそう。採点も人間がやるからコンピュータより時間がかかるとのこと。。うーむ、困った。
英語で受けて受かるか…?いろんな用語を英語で何て言うか確認してないぞ…。でも僕には時間がない。英語で受験して一発合格するしか道はない!「タッチパネルで受験します」。
試験が始まった。問題はすべて3択問題。初めの数問は比較的簡単な問題が続いたが、微妙な問題がやってきた。悩みながら選択すると、次の瞬間「不正解!」。間違えた。なるほど、間違えたらすぐ不正解と表示されるスタイルか。ということはこれがあと6回起きると、その時点で不合格…!
英語に関してはさほど問題はなかったが、その後、2回、3回、4回と間違えた。追い詰められてきた。問題の数を数えてないので、あと何問あるかわからない。出口の見えないトンネルの中を障害物を避けながら走っている気分だ。また間違えた。焦る。走る。焦る。走る。走る…。
すると突然「Congratulations!」。合格だ!どうにか一発で抜けることができた!最後の手続きを済ませ、仮免をゲットして解放された。正式な免許は2〜3週間後に届くそうだ。車に戻ったのが10:10。JPLを目指す。安全運転、安全運転。10:35にJPLに着いた。直接バッジオフィスへ。間に合った〜。
バッジオフィスで指紋を採ったり暗証番号を設定したりして、NASAバッジも無事ゲット。ふーっ。ミッションクリア。その後は早めのランチを取り、いつも通り仕事して、ミーティングに出て、1日が終わった。
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帰りは、グレンデールの中心街へ。The Americana at Brandというショッピングモールのレストランに行ってみた。中庭に面したテラス席でひとり食す。味は残念ながら期待を下回ったが、景色は綺麗だった。家族で来たいなぁ。。家族で来たら、きっとこのごはんもなんぼかおいしいはず。ぐす。
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帰宅すると、板状の郵便物が。車のナンバープレートだった。ここでは車を購入して数週間後にナンバープレートが届き、自分で取り付けるのだ。確かJPLストアにNASAのナンバープレートフレームが売ってたっけ。明日買いに行こうかな。そういえば、最近つぶやいた、高速でなぜ渋滞が起きるかを説明したツイートがものすごい回数RTされている。現時点で99万インプレッション(このツイートが見られた回数)。まさかここまで伸びるとは。。
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ふと、今日ゲットしたNASAバッジの裏面を見てみると、身長が「5フィート0インチ」となっているではありませんか!これじゃ152 cmだ。20 cmもサバを読んでることになる。訂正してもらうべきかなぁ。めんどいなぁ。。
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夜は、2014年のハリウッド映画『Godzilla ゴジラ』をiTunesでレンタルして観た。ギャレス・エドワーズ監督作品なので、通称『ギャレゴジ』と呼ばれている。実はここ3日連続で、昔のゴジラ映画を観ている。おとといは1954年の初代ゴジラ。昨日は1984年のゴジラ。そして今日は2014年のゴジラ。
30年おきに3作観てみて、予想通り特撮技術は30年分ずつ目覚ましい進化が見て取れた。それぞれに素晴らしい映画なのだが、やっぱり2014年ゴジラが一番肌に合う。特にカメラワーク。ただ、3作ともゴジラ登場シーンはほとんど夜だ。その方がいろいろとごまかしが利くからだろう。その点『シン・ゴジラ』は白昼堂々現れた点も評価されるべきか。