自分の姿をさらすこと
自分の持つスキルや知識、そして経験や想いを積極的に公開することは、大きな可能性を開く扉。というわけで唐突に今回は、自分自身をさらけ出して発信することの価値を整理していこう。
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発信の価値の一つ目は、人との接点が得られること。自分のスキルを公開せずにいることは、まるで秘密の部屋に閉じこもっているようなもの。それは誰にも知られず、同じスキルを持った人とも繋がれず、またスキルを求めている人と出会う機会も得られない。
けれども、積極的にスキルを公開すれば、例えば「ミカンの皮を乾燥させて立体アートを作るスキル」を持っていることを発信すれば、フードロスに関心のある人や、ミカンに詳しい人、アート関係者といった様々な人々との繋がりが広がっていく。
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発信の価値の二つ目は、改善に繋がることです。自分たちは、恥ずかしさから自分の持っているものを外に出すことを避けがち。しかし、勇気を出して発信することで、フィードバックをもらい、成長の機会を得られるもの。
例えば、「ミカンが大好き!」という想いを持っているものの、旧世代と思われるかもしれない…と公開を躊躇していたとする。けれども人に伝え続けていくと「地産地消で環境にも健康にも優しいミカンが大好き!」と表現すれば、現代風で好印象に映るよ!とアドバイスをもらえることも。
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発信の価値の三つ目は、自信の獲得。自分たちは、自分の内にあるものを発信せずに押し留めておくと、スキルや知識、経験や想いを「取るに足りない」「誰でもできること」と思って自信を失い凹みがち。
けれども、「自分はこれが大切だ!」「自分はこれができる!」「自分はこんな経験をしてきた!」と発信し始めると、最初は自分自身に対して違和感を感じることがあっても、続けているうちに次第に自信が深まり、気づけば堂々とした存在感を纏えるように。
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スキル、知識、経験、想いなどは公開することで、自分たちは多くのものを得ることができる。人との繋がり、成長の機会を得て、自信の獲得へと繋がっていく。もちろん 最初は「こんなので大丈夫かな?」と思うかもしれないけれども、その壁さえ越えれば、後は慣性の法則で無意識のレベルで続いていくのでご安心をくださいませ。
「えぇ、ほんまに?」というツッコミが飛んできそうなので、最後は中本の個人的なエピソードのシェアを。毎日のように投稿しているこの内容も、最初は「こんなこと書いても笑われるんじゃないか?」「ありきたり過ぎて価値がゼロなんじゃないか?」と考えてしまい、中々に公開に踏み切れない状況が続くことに。
けれども「えいや!」と発信してみた結果、繋がりも増え、指摘もたくさんもらい、そして自分の言葉に自信を持つことができうように。気付けば一年ほど継続が続いていて、コンテンツ数も500に迫るほどに。そのおかげで次回の出版に向けての準備も無事に進行中です。
それはさておき、最初の一歩、いや半歩でも踏み出せば、公開のハードルは一気に下がっていくもの。というわけで、まずは最初のアクションを、ぜひ!