退職願を出した時の率直な気持ち
申し出るまでは物凄く悩んだ。
嫌なところから抜け出せるんだから、
すぐにでも言いたいはずなのに、
悩んで踏み止まる事もあった。
一度会社の奴隷になると抜け出すのが
難しいみたいだ。
まず苦しかった部分から話していこうと思う。
私はこれまでに6回転職している。
最近の世の中では珍しくない回数だと思う。
ここまで来ると仕事を変えるのに
抵抗は無くなってくるけど、
30を過ぎて年齢を気にするようになる。
今後の事を考えると、
目先の「安定」をとりたがる。だけどそれはお金の安定だけではないか?って考える。
10年も勤続してると新しい仕事を任され、
仕事量は増え、新人研修を任される。
日に日に体力は衰える中で、
業務の量は右肩上がり・・・。
休みの日は休息に使い、家事をして買い物したら一日は終わる・・。
私は部署で上から2番目だが、
部署の上司とは馬が合わない。
この前の社員旅行でも一言も喋らなかった。
私は俗にいう陰キャ寄り。朝は弱い。
そんな朝の仕事始め、
挨拶がない事で怒られる。
挨拶しない訳じゃない。
声が張れないから近くに来た時に挨拶する。
遠くの方で見えてても声が届かなそうならしない。
これ普通だと思うのだが。
それで5分ぐらい仕事しながらチャンスがきたら、上司に挨拶。上司は不機嫌。
視界に入ってるのに挨拶しなかったからだ。
わざわざあなたの目の前まで仕事放り投げて挨拶いくのかい?そう思った。
風邪で休む日は、役職のある所長よりも先にその上司に連絡を入れないと不機嫌になる。
・・というか怒られる。
その上司はリーダーなだけで役職はなし。
他にも20ちかくの愚痴はあるが、この程度にしておこう。
こうして日々体力とメンタルがボロボロになり
「年中引きこもりの鬱社員」の出来上がり。
正直この1年以上は人生を無駄にしたような気分だ。唯一オンラインゲームでネット上の友達と喋れたのは救いだった。
こんな歩く屍のような状態で、お金にはさほど困らなかったが、
年収400万にさえ届かない安月給社員。
これは会社で実際に使っている資格を6個所持していて、残業して、通勤費を加えての額だ。
これが今の中小企業だ。
これでモチベーション上がりますか?
楽しく仕事出来ますか?
・・毎朝、起きるの辛いはずだ。ふと思う。
苦しい部分はスラスラと書き進められるので前置きが長くなってしまった。
そして決心した。
「 もう疲れた。」この言葉に尽きる。
目先の安定。ホームレスにならない保証。
それだけの為に、地獄を見続ける人生に終止符を打つ。
自分の人生を変えれるのは自分だけ。
待っていても、
歳をとった頃にやってくるのは後悔だけ。
色んな成功者の話や体験談をYouTubeで聞いたりしても、なかなか頭に入らなかったけど、
何回も聞いて自分自身を説得した。
普通なら病気になるぐらいの職場はすぐ辞めれば!と思うが、
勤続年数が長くなるにつれて、歳をとるにつれて思い留まってしまう。
↑これは共感してもらえると思う。
最初の1、2社の時の退職は
ここまで悩まなかった記憶がある。
今では退職願い出す一時間前に
「やっぱりもう少しやるか・・」なんて考えが出てくる。
その度にまた自分で自分を説得!
それを繰り返す。
所長と話し始めればあとは楽だった。
愚痴が止まらなくなり、
辞めた方が良い理由をどんどん突き付けていく。
もう不安はなかった。
これでやっと苦しみから解放されるのかという安堵感。
帰ってきてからも不安が完全に無くなった訳じゃなかった。
不安→説得→不安 の繰り返し。
これは当分続くだろう。
でも不安がない人って逆に珍しい。
何かしら不安要素を見付けたいんだと思う、
人間て。
『何かあった時の保険』をかけたいから。
私は「今後のお金の不安1つ」と引き換えに
「憂鬱な毎日」「上司のパワハラ」
「過酷な労働」を捨てる事が出来た。
良い取引だと思う。
これからはお金の為に、
Webライターとして自分で全身全霊かけて仕事に専念するだけ。
頑張っても報われるかどうかは50:50かもしれないけど、
「全く報われない会社で頑張る」よりも良いのは確かだ。
俺は人生で意味のある事をしていきたい。
これに自分の[安定]は今はどうでもいい。
安定は後からだ。