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【#19】退社した元社員のヨーロッパ1人旅<ストックホルム編>

これは、拓匠開発に新卒で入社した社員(みほ)が会社を辞めて、2ヶ月間のヨーロッパ1人旅に出る壮大な(?)物語である。

みほは会社員時代に叩き込まれている(はず)の「拓匠力」を旅の中で活かし、人間として大きく成長することはできるのか?!

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ストックホルム初日

夢の北欧2カ国目は、スウェーデンのストックホルムです。

ストックホルムの中心街はどこか東京に似ていて、大きくて立派なデパート、ファッションのお店やレストランが立ち並ぶ通りが賑わっていました。


通り過ぎる人はみんなおしゃれで顔色が良く、街は綺麗で治安も良好。街全体に、一通りお金を稼ぎ終えたみたいな余裕を感じます。


この街で暮らすことができたなら、毎日幸せに生きられるのか、それとも無気力人間になるのか。それは人それぞれの性質によって決まるのでしょうが、私の場合「人間はこれ以上どんな欲望を満たすために生きれば良いんだ?」とか考え始めてしまいそうです。


完璧すぎる景色を前にちょっとした虚無状態に陥りながら、東京そっくりのエリアや旧市街の街歩きを楽しみました。


東京っぽいエリア


旧市街地(ガムラスタン)の路地①


旧市街地(ガムラスタン)の路地②


湖沿い①


湖沿い②


(おそらく)偉い人の像


ワクワクする階段


ストックホルム観光2日目

2日目にまず訪れたのは「フォトグラフィスカ」という写真の美術館。

ここには、よくわからない境地に達しているファッション系の写真がたくさん展示されていました。

おしゃれといえばおしゃれなのかもしれないけれど、残念ながら私にはこれらの写真の良さが全く理解できませんでした。


ワンピースを着た禿げたおじさんの写真



その他にも妊婦さんの出産シーンを撮った写真コーナーがあり、怖いもの見たさで覗いてみたら、そのあまりのグロさに絶句しました。

出産時の女性の表情が痛みに歪んで辛そうだし、
帝王切開は血まみれだし、
臍の緒は白くてプルプルしていて幼虫みたいだし、
生まれたての赤ちゃんは膜を張っていて宇宙人みたいだし・・・
そもそも股からあんなデカいものを出すなんて、普通の人間が出来ることじゃありません。恐ろしすぎます。

きっと写真家は生命の尊さとか母の偉大さみたいなことを伝えたかったのでしょうけど、私は「絶対に出産したくない」という固い決意だけを持ち帰りました。



ミートボール徹底比較

スウェーデンの伝統料理といえば、ミートボール。ミートボールといえば、Summer House Kitchenサマハ)です。(※1)

スウェーデンに来たら本場のミートボールを食べて、その感想をサマハのシェフに共有しよう!そう思い立って、レストランに行きました。


そしてせっかくなのでこの記事では、サマハ本場のミートボールを、私の独断と偏見で勝手に徹底比較してみようと思います!

何の意味があってやるかと言われれば何の意味もない比較ですが、暇なのでどうぞお付き合いください。


<比較するもの>

⚪︎サマハのミートボールセット9balls(1,980yen)



⚪︎ストックホルム市内のレストラン(本場)のミートボール(2,700yen)


<5つの項目でいざ、比較!!>

①食べ応え
サマハ 4/5
本場 4/5

同点!どちらも口に入れた時にどっしりしていて、噛めば噛むほど肉の旨みを感じました。


②ミートボールの味
サマハ 5/5
本場 3/5

サマハのミートボールはコネコネする時点で味付けがされているので、ソースなしでも美味しいです。

私が食べた本場のミートボールは鹿肉のミートボールだったのですが、肉以外の味はそんなにしなくて、若干獣臭がしました。獣臭が好きな人には美味しいかもしれません。


③ソース
サマハ 5/5
本場 3/5

サマハのソースはクリームソース、デミグラスソース、トマトソースと王道3種。
一方で本場の肌色のソースは最後まで何のソースなのかわかりませんでした(バカ舌)。本場のベリージャムは肉の脂っこさを相殺してくれてミートボールと合うのですが、慣れ親しんだ王道の味に叶うはずがありません。


④雰囲気
サマハ 3/5
本場 5/5

レコダイナーの雰囲気もカジュアルで好きですが、やっぱり本場の雰囲気に勝るものはありません。だって、本場ではテーブルの上に本物の蝋燭が焚かれているんですよ?!


⑤価格
サマハ 4/5
本場 3/5

本場が2,700円、サマハが1,980円なので、お得なのは断然サマハのミートボールです。渡航費のことを考えたらなおさら、本場よりサマハのミートボールを食べるべきです。


<結論:サマハの勝ち>


🥇サマハ:21/25
🥈本場:18/25

・・・まぁ大分サマハに忖度する結果となりましたが(笑)、皆さんもミートボールを食べたくなったら、スウェーデンに行くよりサマハに食べに行ってください



暇を持て余すストックホルム観光

旅を初めてあっという間に1ヶ月以上がたち、宮殿も美術館も、そして明日はどこへ行こうかなあと考えることにも飽きてきました。ふとした瞬間に「あぁ、暇・・・」という虚無感さえ感じます。

暇を必死に潰しにかかるように、3日目と4日目は観光名所を巡りまくりました。


まず3日目は、パイレーツオブカリビアン好きにはきっとたまらない(私はそうでもない)バーサミュージアム、まぁまぁ面白かった北方民族博物館、こちらもまぁまぁなストックホルムシティミュージアム、疲れすぎて何も記憶に残らなかったナショナルミュージアムを観光。

途中途中で雑貨屋さんに入ったりもして、調子に乗ってキャンドルとか欲しくなりましたけど、少し冷静になると絶対いらないことに気がつけたので買わずに済みました。


4日目は、スカンセン野外博物館へ。
この博物館は見て回るのに1日かかると聞いていたのですが、2時間くらいで入口に戻ってきてしまいました。

理由はおそらくクサい動物コーナーをすっ飛ばしていたのと、迷って全箇所回りきれていなかったからだと思います。2時間のうち1時間くらいは「ここはどこだ...?」とマップを片手に彷徨っていました。


まだお昼でしたが、キツい動物臭と迷うことに疲れたので博物館を出て、大好きな番組「世界ふれあい街歩き」のBGMを聴きながらストックホルムの街を散歩しました。


疲れが溜まっているのですぐに歩き疲れてしまうのですが、スウェーデンといえばフィーカ(コーヒーと甘いものを楽しむ文化)です。

疲れたら無理せず、フィーカしよう!

そう決めると、少し歩いただけで脳がすぐにフィーカしたがってしまい、この日は結局5フィーカしました。

フィーカのしすぎで糖尿病になりそうです。 


私はやると決めたら突き詰めすぎる(クリームチーズを1箱も食べるところとか)傾向があるのですが、本当は何事もバランスが大事だと思うので治したいです。


フィーカは多分1日1回で十分であるという大きな学びを得て、大満足でストックホルムの街とお別れしました。



スカンセン野外博物館内の庭園


何度見ても飽きない湖沿いの景色


結局街歩きが一番楽しい


〜旅の順路〜
ブダペスト(ハンガリー)ウィーン(オーストリア)プラハ(チェコ)ベルリン(ドイツ)ハンブルク(ドイツ)ローマ(イタリア)スペルロンガ(イタリア)ハンブルク(ドイツ)→コペンハーゲン(デンマーク)パリ(フランス)コペンハーゲン(デンマーク)→ボーンホルム島(デンマーク)ストックホルム(スウェーデン)今ここ!→トゥールーズ(フランス)→リスボン(ポルトガル)

出発日:8/27(火)〜帰国予定日:10/14(月)


参考資料

※1)Summer House Kitchen(サマーハウスキッチン)
拓匠開発の手がける複合商業施設「the RECORDS」内にオープンするレストラン


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