【GGST ソル】キャラ対策 第九回 ジオヴァーナ
どうもこんにちは、GGSTの記事をサボりまくっていたたくさんです。スト6出たしGGSTの攻略記事書いても誰も読まんやろって思ってました。
まあどうやらGGSTに関しては8月6日のEVOまでは新しい情報は出ないようですので、それまではこれまで通りGGSTの記事もやっていこうかなと思います。
1.基本的な試合の進め方
はい、というわけで今回キャラ対策を考えていくのはジオヴァーナです。
このキャラ自体は割と分かりやすい性能をしており、超速のステップから繰り出される攻撃とソル同様攻撃レベル4の近Sを使った起き攻めが強力なキャラですが、対戦中に何に気を付ければいいのか?ということは意外と見落としがちなキャラであるように思います。
このあたりは対戦相手の動き方や個人の捉え方によっても変わるんで一概には言いづらいんですが、私は基本的にセパルトゥラを喰らわないための動き方を考えるのが、このキャラへの対策としての一歩目なんじゃないかと思っています。
理由としては言わずもがな、強制ダウン後の起き攻めがキツいからですね。起き攻めを受ける回数を減らせれば、それだけ勝率も上がってくるのではないでしょうか。
しかしながらこのセパルトゥラ、強制ダウン状態を作ることの出来る技の中でも当てるためのハードルがかなり低いです。KはおろかP系の技からもしゃがみくらいからなら繋がるため、ほぼほぼ全ての通常技からセットで付いてくると思って間違いありません。
そして単発ではリーチが短い技の多いジオヴァーナですが、ステップと組み合わせることでけっこうな距離を滑って技を当ててきます。
厄介なのが、このステップからの攻撃は見てから対応するのがほぼ不可能なレベルで速いことです。また、打撃を警戒して固まってしまうと、ステップからの高速投げやダストアタックで崩されるため、そちらへの警戒も必要になってきます。
こう考えるとどうすれば良いのか分からなくなってきそうですが、まず第一に考えるべきはセパルトゥラをくらわないこと、そして最もセパルトゥラへ繋げる機会の多いジオヴァーナのステップ攻撃をくらわないようにすることじゃないかと思います。
対となる高速のステップ投げに関して考えるのは後で良いと思います。というのも、このゲームの投げは非常に強力ですが投げスカりの隙が非常に大きいからですね。
特にジオヴァーナは体力が低い軽量級キャラのため、紫ロマンキャンセルで隙をフォロー出来ない序盤ではあまり投げの比重を高くはしたくないと考えるのが普通です。
そして飛び道具の類を持たず、遠距離での攻撃手段に乏しいジオヴァーナからすると、火力が高くしゃがみSや立ちK、Sヴォルカニックヴァイパーなど迎撃手段を豊富に持つソルに対して身一つで突っ込むのも気が引ける行動だといえます。
そのためステップ以外にも、歩く速度が非常に速い(多分全キャラ中No.1)という特徴を活かし、後ろ歩きで様子見してこちらの技の空振りにステップ立ちKなどで差し返しを狙うのが、ジオヴァーナからすると理想的な攻めのきっかけ作りになってきます。
これを主軸として、
・前ステップを警戒して技を置くようなら差し返し
・走って遠S等で触りに来るようなら置き足払いや前P等で迎撃
・ガードを固めるようならステップからの差し込みや投げ
といったものが基本的なジオヴァーナの立ち回りになってくるかと思います。
まず、この後ろ歩きからの差し返しに対してですが、一番良いのはダッシュガードでプレッシャーをかけつつラインを上げていくことだと思います。たまに図々しくいきなりスライドファフニールを出してみたり、ダッシュから6Sの先端当てを狙ってみるのもありです。
意識したいのはしゃがみSなど隙のある技を簡単に振らないことと、ラインを下げないようにすることです。後ろに下がるジオヴァーナに前ダッシュで圧をかけてラインを上げつつ、相手が辛抱たまらず動きたくなるように誘導していくイメージですね。
また、前Pや足払いによる迎撃に対しては、上記同様にダッシュガードで圧をかけて空振りを誘うのが有効です。そしてジオヴァーナの足払いはとても強力ではありますが、発生が遅いためある程度近い間合いになると簡単には使えなくなることも覚えておきましょう。
逆に相手が前に出てくるようならば、その時こそこちらのしゃがみSや足払いといった置き技が機能してきます。
また、ジオヴァーナの空中ダッシュは独特の軌道で飛び込みに使いやすい性能をしていますが、地上のステップに比べれば見切りやすいです。
唯一、空中覚醒必殺技であるテンペスターチにだけは気を付けましょう。立ちK等の通常技対空は負けます。ゲージがあって出してくる気配を察したら様子見するのもありです。暗転を確認してからHSヴォルカニックヴァイパーやタイランレイブでの反撃が間に合います。
このように、得意距離が似通っていることからも、シンプルながら基本に則した奥深い読み合いの形になっているソルVSジオヴァーナの構図です。
が、いかんせん相手のスピードが速すぎてミスが出ることも多いです。そこがこの組み合わせの難しいところだと思います。
対して、ジオヴァーナ側からすればソルのヴォルカニックヴァイパーや超火力のコンボは大きなプレッシャーになるでしょうから、その辺りの強みの差を理解して自分の行動を選択していくのが良いんじゃないでしょうか。
2.防御時のポイント
全ての読み合いに勝利して一方的に攻められれば良いのですが、現実はそうもいきません。逆にスピードで勝るジオヴァーナの攻めを捌く必要のある場面も多いと思います。よくある基本の連係へのポイントを押さえておきましょう。
(1)ステップ立ちK
6Fと発生面で優れるジオヴァーナの立ちK。ジオヴァーナの攻めの基点としてステップと共に使われることの多い技でもありますが、基本的にガードした後はジオヴァーナが不利になります。
そのため、Sヴォルカや立ちKやしゃがみP、投げなどの無敵技や発生の速い技で割り込みを狙い、勝手な攻めは許さないようにしましょう。
ただ、ステップ立ちKからバックステップでこちらの技を釣ったり、前Pに派生させて暴れを潰したりも出来るため、そこは読み合いになってきます。
(2)起き攻め時の近S重ね
前述した攻撃レベル4の近S。ガード硬直が長く有利時間が長い技であり、この技を起き上がりに重ねるのがジオヴァーナの基本となってきます。
基本的には、この技をカウンターでくらうことだけは避けたいので、FDを貼りつつ距離を離して脱出や割り込みの機会を伺う形になります。FD を貼っているだけでも、近SからのしゃがみSを空振らせることが可能です。
最近では、FDを警戒して近S単発から細かく通常技を刻むような連係を組んでくるのが主流な気がします。ですので、起き上がりなどではFD直ガ狙いのファジージャンプをしても良いと思います。
近Sを遅らせられるとジャンプ移行に刺さってしまいますが、優秀な防御手段になるため取り入れていきたいところです。まあ私は成功率が著しく低いので無理なんですが。
また、近Sに対してFD直ガが成功すれば、しゃがみS以外の攻めも途切れやすくなります。ジオヴァーナ側からするとかなり攻めづらくなるんじゃないかと思います。
(3)起き攻め時の空中ダッシュJHS詐欺重ね
さらに、近S重ねと同様によく使われる起き攻めとして
・投げ>近Sダウン追い打ち>ジャンプキャンセル空中ダッシュJHS
・覚醒必殺技でウォールブレイク>空中ダッシュJHS
のような詐欺重ね連係があります。
ただ上記の近S重ねの起き攻め同様、決まったタイミングで重ねてくる形になるため、FD直ガを狙いやすいポイントでもあります。
他にも、こうした詐欺重ね連係全般に言えることですがガードが間に合う分攻撃判定の持続は短いので、たまにバックステップでスカすのも有効です。
ただこれは読まれて着地後すぐに近Sなどを出されると目も当てられないことになるため、あくまでたまに混ぜる程度にしておいたほうが良いと思います。
こういった詐欺重ねに対してのFD直ガやバクステは、他のキャラとの対戦でも応用できる技術のため、練習してみる価値はあるんじゃないでしょうか。
3.必殺技への対応
続いてジオヴァーナの各必殺技についておさらいしておきましょう。初期から調整されて変更された点などもあるため、対応を間違えないようにしたいところです。
(1)セパルトゥラ
前述した出来ればくらいたくない必殺技筆頭のセパルトゥラですが、その他の知識として覚えておきたいのがガードすると-4Fのため立ちKなどの反撃が間に合う点です。
セパルトゥラへの反撃は出来ないキャラもいるので恵まれていますね。一つだけ気をつけないといけないのが、ゲージがある時は逆にそれを逆手にとった紫前ロマンキャンセルしゃがみSの暴れ潰し連係があることです。
ジオヴァーナ側もこの連係を盾にして、あえてロマンキャンセルせずに攻め継続を図ってきたりもするので、相手の動き方に合わせて行動するようにしていきたいところです。
(2)ソウ・ナセンテ
全身無敵は無いものの、発生が7Fと早く低姿勢になることから6Pのような感覚で使える技です。
この技の恐ろしいところはカウンターヒットしてしまうとコンボに発展する点です。起き上がりに重ねが少し遅れた前Sや、遠Sからの遅らせ立ちHS、バンディットリヴォルヴァー等に合わせられれば悶絶すること必至です。
その他こっちのジャンプ逃げを追う目的で使われたりもします。連係への割り込みを狙ったナセンテに対しては様子見も混ぜて、隙へ攻撃する選択肢も持つようにしましょう。
(3)ソウ・ポエンチ
調整によって判定が強化されたポエンチ。↑の二枚目の部分の攻撃判定が特に強くなったため、潰すのであれば発生直後の方が良いです。
ただこれ、よっぽど構えていれば別ですが、普通は反応できないことの方が多いと思います。幸いにもロマンキャンセルさえ絡まなければ大ダメージにつながることはほぼ無いため、最低限ガード出来れば十分だと考えましょう。
(4)トロヴァォン
主に固め継続を目的として通常技キャンセルから出したり、遠距離から奇襲やガンフレイムを狙って出してきたりします。この技は発生が遅いため、なんとか反応して前Pで返していきたいところです。
基本は前Pで良いと思いますが、ディレイセパルが来ても返せる足払いも混ぜていくとより効果的です。ステップ立ちKなどとも相性が良く、色々な技を返すことが出来ます。
また、トロヴァオンをガードしてしまった場合は不利になるため、下手に暴れたりはしないようにしましょう。
4.その他
その他のワンポイントまとめです。
・立ちHS
立ち回りでステップから使ったり、暴れ潰しとしてS系の技から出したりとジオヴァーナの肝の技でもあります。先端にやられ判定が無く、攻撃判定も強いため不利な状況でこちらの遠SやしゃがみSとかち合うと負けてしまいます。
一応前Pを合わせると勝てますが、基本は正面から行くような真似をせず、空振りを確認して攻めたり置き技で対応するのが無難かと思います。
・低姿勢に注意
ジオヴァーナ以外にもジャックオーやブリジット等の座高が低いキャラが該当しますが、しゃがんでいる相手にバンディットリヴォルヴァーの追加を遅らせすぎると二段目がスカるので注意です。
5.まとめ
ソルのパワーが勝つかジオヴァーナのスピードが勝つか、というような個性を活かし合った良い組み合わせだと思います。反応速度に衰えの出てきた老害プレイヤーである私には中々キツいんですけどね。チップやミリアも同じなんですが。
さてそんな感じで久しぶりのキャラ対策記事だったので、じっくり丁寧にやってみたらけっこうな時間がかかってしまいました。長いし。スト6もいずれ触ろうかと思っているんですが、GGSTも変わらずやっていきたいですね。
それではここまでお付き合いいただいた方はありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう、ではでは。