アケコンをカスタムした話③~『OTTO DIY V5』(失敗)編~
どーもこんにちは、最近雑炊にハマっているたくさんです。消化が良すぎて腹持ちが悪いのが難点ですが。
さて今回は、以前カスタムしたアケコンのレバーの調子が悪くなってしまったため、メンテナンスも兼ねて『OTTO DIY V5』への換装に挑戦してみたいと思います。
今さら珍しくもないカスタムだとは思いますが、興味が湧いた方には参考にしていただける内容にしたいと思っておりますので、どうかお付き合いいただければ幸いです。
1.『OTTO DIY V5』とは?
『OTTO DIY V5』とは簡単に言うと三和電子製のレバーをカスタマイズするためのアップグレードキットで、数年前から一部の格ゲーマーの間で使用されるようになったものです。
V5という名前はV1やV2といったシリーズの後継にあたるものだからだそうですね。海外製品のため発売当初はかなり限定的に販売されていたようですが、現在は千石電商さんやアケ魂さんやアタッサさんといった店舗の通販で購入することが可能です。
また、似たようなものだと三和電子製レバーである「JLFレバー用カスタムパーツ」なんてものもあります。
取り付けに関しては↑こっちの方が楽そうなんですが、今回は以前から興味があった『OTTO DIY V5』を試してみます。
2.『OTTO DIY V5』を付けるとどうなるの?
この『OTTO DIY V5』を付けるとどうなるのか?という話なんですが、
このパーツを取り付けることによって
「レバーの遊びが減ってコマンド入力が速くなる」
という恩恵が受けられるようになるそうです。これがあれば今まで操作が間に合わなくてガード出来なかった攻撃もガード出来るようになる、かもしれないですね。
反面、遊びが無くなる分操作がピーキーになってしまうというガンダムのNT-1アレックスとかマブラヴで出てきたタケルちゃん考案の戦術機OSみたいになるそうなので、合わない方もいらっしゃるようです。
まー私のようなパンピーにとって本当に必要なパーツなのかは甚だ疑問なんですが、レバーの不調はちょうどいいきっかけのように思いますのでとりあえずやるだけやってみましょう。
3.用意したもの
今回はアケ魂さんで『OTTO DIY V5』と予備のレバー、そしてなんとなくKDiTのクリアレバーボールを購入しました。
あと『OTTO DIY V5』を取り付ける際に必要な2mmの六角レンチとメンテナンスにも必要なグリス、レバーの分解に必要なEリングを外すためのプライヤーを別途Amazonで購入しました。
あとプラスとマイナスのドライバーや軍手など前回アケコンをカスタムした際に使用した工具も使います。
4.『OTTO DIY V5』と対面
まずは届いたパーツの確認をします。アケコンのパーツっぽいことだけは分かるくらいの理解しか出来ていないんですが、事前にネットで予習してきた私に隙はありません。多分。
んでガイドが二つあるんですが、2D格ゲーには「BFY」のほうが良いらしいですね。下手に冒険せず今回はBFYを付けます。
あとアクチュエーターの直径によって感度が変わるようで、13.0mm>12.5mm>12.0mmと経口が大きいものほどレバーを倒した際の反応速度が上がるようです。
直径の大きさは中間の12.5mmが人気らしいんで、今回は12.5mmにしてみます。果たして私はアレックスを乗りこなせるのでしょうか。
5.レバーを外して分解する(失敗)
さてそれでは早速やっていきましょう。レバーを取り外して分解し、『OTTO DIY V5』のパーツに換装していきます。やっぱり思ったんですが、アケコン内部に簡単にアクセスできるのはファイティングスティックαの大きな利点ですね。
まずは固定してあるネジとレバーボールを外して端子を抜いてレバーを取り外します。この下りは前回やったので割愛しますが、この作業自体はもう慣れましたね。
そしてここからが初。レバーの分解になります。
そして次にEリングを外します。
あとはプライヤーのくぼみに引っかけてグイグイと引っ張ると外れました。この時Eリングが外れた時にパーツが飛んでいかないよう押さえておくと良いです。私はバネが飛んでって探す羽目になりました。
次にバラバラとEリングで押さえられていたパーツを外していきます。どういう順番で付いているかは把握していた方が良いでしょう。私は分からなくなって後で非常に困りました。
で、問題の鉄板部分です。
ここのネジが超硬く絞められています。
アケ魂さんの取り付け説明のページを見ながらやっていたんですが、そこの記述でこの部分の作業では、
『硬化剤で固められているためヒートガンやドライヤーで温めながらネジを外した方が良い』
と書かれていますが、これはマジです。他にも潤滑剤を使うとか、可能ならインパクトドライバー等を使った方がいいでしょう。
愚かにも私は最初に、
「別にあっためなくても大丈夫やろ」
の精神で素手+力任せでやったんですが、ネジ山が潰れて回せなくなりました。
というか予備のレバーでもっかいやったとしても、全く出来る気がしません。恐れおののいた私は予備レバーをそのまま組み込み、中途半端に分解した三和レバーを放置して今回は『OTTO DIY V5』の取り付けをあきらめることにしました。
~『OTTO DIY V5』編 完~
…前にアクリルを割った時も言いましたが、こういうのの紹介記事で失敗している人を他に見たことが無いんですがなんでこうなるんでしょうね!?(逆ギレ)
さすがにここで終わるわけにはいきません。しかし、ラストのワンチャンスにかけて愛用のアケコンが使用不能になったらお終いです。ただ、この時私の頭にはある一つの確信がありました。
それは、
「絶対にオレ以外にも失敗した人はいるはずだ!」
ということです。単なる勘ですが、サラッと『OTTO DIY V5』を付けられる人の方が少ないんじゃないでしょうか。だってあのネジの硬さはおかしいもの。
そして、中にはネジ山を舐めてしまったこの最悪の状況下からでもなんとか上手くリカバリーした人もいるはずだと考えました。
そう信じてネットの情報を漁っていると、三和電子のJLFレバーの鉄板部分だけが千石電商さんのネット通販で売っており、それを使えばわざわざネジを外さなくても『OTTO DIY V5』を付けられることを知りました(!)。
なんか負けたような気がしますがもう四の五の言っている場合ではありません。他にも舐めたネジ山をライターで炙って無理やり外すなど、先達の方々の苦労話が色々と拝見出来ましたので、暇な方はぜひTwitterで「OTTO DIY ネジ」と検索してみてください。
そしてついでにそのタイミングで、友達から使わなくなったジャンクな『ファイティングエッジ刃』を譲ってもらえることになりました。仕切り直しの意味を込めて色々とリペアついでに『OTTO DIY V5』のリベンジに挑むことにします。
ファイティングエッジ刃と言えば天板面が広くアートワーク映えするアケコンです。加えて元の鉄板だと冬場冷たそうなので「アクリル天板+アートワーク」への換装もしていきたいと思います。
また千石電商さんで鉄板を買うついでに、たまたまゲーマーフィンガーのボタンを一緒に買うことが出来たので、その性能を試しがてら前回やったような痛アケコンに仕立ててみたいと思います。
今使用しているクァンバのグラビティKSボタンと同じ(というかこっちの方がメジャー)で、「高速入力+静音性」に優れたボタンということなので比較してみたいと思います。
6.続く
主に鉄板のネジに敗北したせいですが、無駄に長くなってしまい申し訳ありません。『OTTO DIY V5』へのカスタムは『ファイティングエッジ刃編』として改めて投稿したいと思います。
しかしこれだけ苦労するのならば『OTTO DIY V5』の性能はそれだけすごいのでしょう。じゃなかったら二度とやらない。
果たしてたくさんは『OTTO DIY V5』を無事に取り付けられるのか!?ファイティングエッジ刃はどんなアートワークにするのか!?今回はアクリル板を割らずに取り付けられるのか!?
感動のラストを迎える(多分)後半戦に乞うご期待!!
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