デンマークには2つの同期電力系統エリアがある
オールボー大学エネルギー工学院での学びがスタートしました。
英語でのコミュニケーションに悪戦苦闘しつつも、新しい学びを楽しんでいます。今後は授業や研究の話も少しずつ記載できればと思います。
本日は閑話休題で、面白かった現地の世間話(?)を紹介します。
大学院同期のデンマーク人の学生とデンマークの電力系統の話をしていた際に、「デンマークには2つの同期電力系統エリアがあり、2系統の間はHVDCで繋げている」という話を聞きました。
それぞれの系統は同じ周波数50Hzで統一されているのですが、ヨーロッパの電力系統にも若干の独立性があるのですね。
それゆえに、デンマークでは2つの同期電力系統エリアを「DK1」「DK2」と呼んで、電力マーケットも別々に管理しているとのこと。
さすがに RG Continental Europe と RG Nordic の間はデンマーク国外からも何本も HVDC が連結されているので、日本の電力システムと同じとまではいきませんが、デンマークの系統は少し日本のそれと類似性があって面白い!
上図を見ると、デンマーク国内は dk1, dk2 ともに 132-150 kVラインの系統が張り巡らされていますね。周辺国にあまりない電圧でユニーク…
引き続き現地の興味深い世間話(?)も紹介していければと思います。
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