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渓流釣りにハマるまでの僕のお話その3

釣人大体、車のドアで竿を折る。-つり人あるあるより-

都会に出ると鼻糞が溜まる僕は鼻の内部を気にしつつ東急東横線多摩川駅に到着した。ここからアングロ&カンパニーまで徒歩で向かう、田園調布せせらぎ公園を横切り住宅街へ住宅街を越えると環八通りにぶち当たる。もう目の前がアングロ&カンパニーだ、3階建ての茶色煉瓦調の外壁。ドキをムネムネさせながら階段を登り3Fへ。店内には先客が1名いた、気にせずドキをムネムネさせながら店内を物色、お目当てのグラスロッドはショーケースの中にあった。飴色したグラスロッド一気にテンションが上がる。店員さんにショーケースから出して貰い、僕とロッドのファーストコンタクト。舐め回したい。。。今すぐ舐め回したい。その時にはもう決めていた、スレッドの色やオーナーネームを。僕のお目当てのロッドはカスタムオーダーできるロッドだ。PARAGON GシリーズGというのはグラスのG。ボロンのPARAGONシリーズもある。2つの違いはガラス繊維のPARAGON Gとカーボンにボロンが入っているのがPARAGONシリーズ。カーボン(ボロン)ロッドの特徴は簡単にいうと、反発力が強く感度がいいが折れやすい。グラスロッドの特徴は粘りが強くてよく曲がり折れにくい。僕は断然グラス派だ、渓流釣りで対象となるお魚さんは岩魚や山女魚、サイズも他のお魚さんに比べて小さい。その小さなお魚さんとのやり取りがグラスロッドだと面白い。小さなお魚さんが掛かってもロッドがギュイーン!と曲がり視覚から楽しめる。カーボンロッドはパワフルでトルクフル。竿自体とても強いのでお魚さんが掛かった時の引き味が味気ない。すぐ寄ってきてしまう。面白くない。(個人的感想です)今はフライフィッシングを主にしているが買うロッドは全てグラスロッド。正確には5月に到着予定のロッドはカーボンロッド。このロッドの事は到着してから記事を書こうと思う。とっても面白いロッドだ。

ロッドを舐め回したい気持ちを抑えながらロッドを降り振り振り振り。お値段はとってもお高いがもう決めている。雪国ならではの屋根の雪下ろしで稼いだお金があるから大丈夫。その時、お店のドアが開きお客さんが入ってきた。見覚えのある顔。。。すらっとした紳士、背が高くとっても良いニホイがしそうな長髪。あれはあれは。。。アングラー斉藤さんではないか。やばすぎるやばすぎる。。。斉藤さんは店長と店の大きなテーブルでPARAGON Gシリーズを何本か出し色々打ち合わせしていた。神キャストのアングラー斉藤さん。。。同じ空気を吸っている。。。吸うだけ吸って帰ろう。僕は何故かロッドをオーダーせずにお店を出た。ヤベェ、アングラー斉藤さん。。。youtubeやインスタでフォローし神キャストを何回も何回も見てキャスト練習した。その本人がアングロにいた。訳の分からない満足感と充実感を得てしまい、『ロッドは手に取りもう十分だ。帰ってネットでオーダーしよう』もう馬鹿だ。ロッドより斉藤さんになっていた。東京に何しに行ったんか。最大の目標を達成せずに雪国に戻った。

安心してほしい。その後僕はしっかりネットでオーダーした。完成し手元にくるのが4ヶ月程かかる、2月下旬に注文し到着したのが7月初旬、飴色でベロンベロンの柔らかいロッド、確実に写真映えもするロッド。この記事のトップの写真をもう一度見て欲しい、自然の緑にシルバーに輝く2500Cに飴色のロッド、CASKETのトラッドミノーのピンクがまた良い味出している、完全に映えまくってる。一生の相棒を手に入れたのだ。オーナーネームはOreshaku M Takuro. Oreshakuとは俺の尺で逝かせ隊の略、俺の尺で逝かせ隊も今後記事を書く。カオスな釣りチームで俺尺だけでだいぶ記事が書けてしまう。ネタの宝庫だ。MはマイノリティーのM、当初はマイノリティーのMだったが、今は白石麻衣ちゃんのMだと言っている。大好き白石麻衣。これを嫁に言ったら、割とガチ目でひいていた。僕はロッドに白石麻衣ちゃんを感じながら数えきれないお魚さん達と出会った。

その4に続く。

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