開幕近いし私の感想ですよ的ApexALGSプロリーグAPACNチーム紹介#2
お気持ち紹介第二弾
APACNはタレント揃いだ。前回はSP1にて上位成績を残したトップチームともいえる3チーム、RCW、FNC、RR(RRRにすると伝説のインド映画みたいだな)を紹介した。よければそちらからご覧願いたい。決死の長文だ。今回も実力派揃いのチームを紹介していきたい。
世界が求めるエンターテイメント?なんか様子が違うぞ RIDDLE(日本)
YUKIOを長く中心としたチームの(本人曰く脅されていて抜けられない)RIDDLE。チャンピオンをとりダンスをしたり、😎で登場したり、エンターテイメントも与えてくれるプロシーンの人気者。その人気は日本にとどまらず世界へ広がるも……残念ながらSP1世界大会ではルーザーズ敗退。チームをキャリーし続けたエクスカリバーメルトステラは放出となるも、FNCでIGLを務めるLykqをして「俺がIGLを任せたいのはsakuさんしかいない」と言うほどのsakuは残留。そのおかげもあり「sakuのIGLでやりたい」とUmichanLovetiが加入し新ロースターへ。sakuのIGLはファイトリスクを受容するスタイルへ変貌し、フラッガーに舞い戻ったYUKIOと共に安定した成績をスクリムで残している。間違いなくプロリーグ上位成績が期待できるチームだろう。マッチ全体の動きがIGLsakuの存在で完結しており、その点不安を抱く心配がないということはAPACN全体を見て大きなアドバンテージだ。
注目……懸念点はファイトのロール配置。強気なファイトを選ぶことが増えた彼ら。強いときは圧倒するほどに強いが、負けるときはあっけなく負けてしまっている。短い準備期間、コーチが不明確(いるのか?)な状況で仕上げきれるか。うみちゃんはソロアンカーに耐えるであろう優秀なPADプレイヤーだが、カタリストでのソロアンカーは構成として無理がある。高いスキルを持った選手たちなだけに、残り短い期間で現状の不安定さをなくすどのような試みを見せてくれるのか期待したい。チーム内の雰囲気が非常に良くとても明るく前向きな向上心を持った彼らは、スクリム配信を見ていても胃がキリキリとなることが少なくただ楽しめる癒しの枠でもある。
勝利への渇望、その果ては旧友との再開 MM1427(日本)
幾度となく世界へ挑むチャンスを掴むも、決勝ラウンドで思うような結果が残せない。Mia.Kとメルトステラ、競技デビュー時にチームを組んだ二人が再び合流したことは、彼らのあまりにも純粋な勝利への渇望が故だろう。かつてFC Destroyで暴虐のキルムーブ(スクリム出禁宣告まで受けかけた)を尽くしたhammerdrillを迎え、世界へ挑む。
日本トップクラスの選手を集めたFNCに次ぐ第二のスーパーチームであり、各々の能力でファイトを制圧し続けるだけでAPACNを勝ち上がる力を持っていることは間違いない。
注目は、APACNを勝ち上がることがゴールではない彼らがどのような道を歩むのか。メルトステラは今シーズンで一応のApex競技引退を表明しており、チームにかける思いは強い。FNC、RCWへと挑み上回ることを目指すチームは少ないが、彼らは真っ向から勝負を挑むだろう。”ファイトが強い”だけでは世界は取れない、彼らの挑戦から目が離せない。
現状はカタリスト採用チームとしてシュアな配置だが、メルトステラがMia.Kと共に上がる動きが目立ちソロアンカーを求められるハンマードリルはかなり苦心している。自信と確信にあふれ実力のある真っすぐな二人のコール調整もしなければならない。ハンマードリルも本来ならこちら側だとは思うが、チームのために調整役を買って出ているのだろう。流石たる所以で彼は”文句なしのナイスガイ”なのだなと思うのだが、ハンマードリル(とスクリム視聴中の俺)に限界が来ていつか吐血するのではと不安になる。コーチとして元CRのアナリストを迎えたという話もあり、その手腕にも期待がかかる。なんてこったRIDと同じ問題だ。比較してみるのも面白いかもしれない。
新たなる挑戦、手にしたトップクラスの証明 GHS professional(日本)
SP1KNとして20位の成績を残したのち、チームが解散。1tappyと4rufa、コーチである機械学習という”KNパッケージ”にpinkyを加えた新ロースターのGHS。彼らにとってAPACNのプロリーグは通過点のように思える。離脱したMia.Kは経験豊富なIGLでありチームの核であったのだ。彼らにとってこれは新たなる挑戦であり簡単な道のりにはならないかもしれない。
しかし、彼らの手元には世界トッププレイヤーとしての証明がある。Y3にて抜群の安定感をみせたアンカープレイヤー、MVPプレイヤーノミネートの1tappyがIGLへ復帰する。並みいる数々のプレイヤーをはねのけトップのスタッツを残し、”SP1において最も優秀なキャリープレイヤー”として日本を代表するトッププレイヤーの一人となった4rufa。そこにかつてNAKEDにてLykq、4rufaと共に戦ったpinkyが加わる。私生活では一児の父となったpinky。愛すべき家族から押されプロ復帰を決めるに至った彼の覚悟は並々ならぬものだろう。しかも社長らしい。おじさんは熱く応援したいが社長と聞いて心境は少し複雑であるが応援したい。特筆すべきゲームインテリジェンスを持つ選手とコーチが揃っているGHSなら、この短期間でチームを一級品に仕上げてきたとして驚きはあれど不思議はない。
注目はもちろんIGLとなった1tappyがいかなる指揮を振るうか……ということは大きいのだが、正直IGLの部分はよくわからないので評価できず。それよりもやはりロール配置において4rufaのソロアンカーが継続して行われていること。チーム変更に伴いロール変更もあると考えていたが、世界トップクラスのソロアンカーをコースティック採用のまま続けているという決断からはやりゲームインテリジェンスが高いなと感じざるを得ない。是非に4rufaの視点からGHSのプレイを見てみたいと思う。
終わりに
今回も有名どころの紹介となった。
次は楽しみにしているLCC組なんかを言えたらいいなと思っている。