BLGS APACNのロースター変更チームと、韓国強豪に軽く触れる回

CSへ、どこまで仕上げることができるか

正直に言えば、Battlefyの情報を見てしまっているので……しかしに、それをこの場でいうのもちょっとお門違いである。
もっと紹介したいチーム(ロースター変更がなかったり、CCチームだったり)もあるのだが、今回はあうどーる氏がtweetした画像をもとにならば書きなぐってもいいかということで書きなぐることとする。

そう、EMEAFinalを実況したのち、NA実況で疲れているだろうなと思ったらNRGが勝つたびに元気になっていくあうどーる氏だ。
選手知識が非常に豊富で、見るべきところの選択が非常に上手なのでECSLのBLGS配信は滅茶苦茶によかった。
正直に、Apex競技シーン愛について私はこの人に大敗している。

紹介しないからといって、決して注目していないわけではない。
一旦、一旦な?
花粉やらなんやらでその、頭そんな、な?

まずはCS出場チームでロースター変更のあったチームから

覚悟のリビルドで挑戦者へ、FNATIC

SP2プレイオフよりロースター変更、satuki(共にコーチのMUSCLE氏も)のOUTでメルトステラが加入。YukaFあわせ旧BKGKが揃ったチームを、Lykqが率いる。
このロースター変更について勝手な「お前の感想だろ」を書き殴りたいと常々思っていていたので、この場で長文を書き殴ってみよう。

これは、FNATICが抱えていたロール変更に起因するものではないかとは考えていたりする。
日本トップクラスのIGL3人を集めたFNATICだが、3人は同じくフラッガーでもあったことが全ての始まりで……そして、3人ともが実はアンカーでスペシャルなプレイヤーだったことが、それに拍車をかけた。satukiとYukaFがフラッガー/アンカーで試行錯誤を繰り返し、色は違いながらも各々がその能力をいかんなく発揮したのがFNATIC。しかしに1.5列目……所謂このnoteでGenポジションたるフレキシブルな立ち位置へ着くプレイヤーを誰が担うのかという1-2配置でのテスト(カタリスト採用時等)はスクリムより不調に終わることが多く、ファイトでズレが発生するシーンが目立っていた。Lykq含めどのプレイヤーもこの位置で結論を見つけ出すことはできず……結果として、EWCでの敗退に繋がったように思う。ALGSでのsatukiクリプトの2-1という解決策は彼らにとってベターなフォーメーションだったけれども、それまでのテスト傾向から考えるに理想は別のところにあったような気も。
そこで白羽の矢が立ったのが、以前組んでいたメルトステラ。RIDDLEではメインフラッガーを務め、Noezにて様々なロールと一時的なIGLを経験した彼を1.5列目へ迎えることで1-2配置への対応を図ろうという変更ではないか。

ある種覚悟を決めたロースター変更で、Lykqは以前より希望していたアンカーへ回り、YukaFはMnKでメインフラッガーとして。そしてメルトステラはチームの負荷を背負うポジションで走り回ることを決めた。
各々今までの実績……YukaFアンカーは間違いなく世界トップであったし、Lykqはフラッガーとしての名声を確実なものとしていた。メルトステラはどのチームでもエース格となれる選手だ。それをかなぐり捨てリビルドを選択することは、彼らでも決して楽な道ではないだろうと思う。ただしギャンブルではなく、確かに道はある。
その道の先にあるのは、札幌CSの優勝だろうか。

優勝候補、間違いなくトップクラスのチームではあるが確実に勝利をつかみ取れる保証はない。
あくまでトライアンドエラーの場で、彼らも挑戦者の立場に回っている。
元よりスペースを求める彼らが、コンパクトが主流なロビーにどう適応していくのかも見どころだ。


掴んだCSか、拾ったCSか……GHSprofessional

3rdプレイヤーの選択、その部分での問題とコーチの杜撰な発言が重なったことで不本意なプレイオフとなったGHS。
1tappy、4rufaにTaidaが加わるNewロースターで挑むBLGSは、やっと訪れた本来の挑戦となる。
元よりAPACNどころか、世界トップクラスのスキルを持っている二人に加え、実力は証明済みのTaida。APACNリージョンにおいてトップクラスの実績を携えた三人だ。

何の因果か、加わったTaida含め3人がアンカーのスペシャルワン。誰がやるんだよという中でコントローラープレイヤーの4rufaをフラッガーとして前に置くのは当然の帰結か。
そしてバンガロールのスペシャリストたるプレイヤーを揃えながら、バンガロールの採用にこだわらないテストを行うなど現在の構成状況へ早くに追従するような姿勢もある。
注目はやはり、元来の本職フラッガーではない4rufaが前にてどれだけの輝きを放てるかどうかだろう。ニューキャッスルロビーに対してその点のスペシャリストたるTaidaが加わったことは、大きなアドバンテージになる。
カタリストなどを行う1tappyは、元よりそのスキルを備えているために心配は無用なはずだ。

優勝候補の韓国勢はロースター変更なし

このリージョンを率いるCrazy Raccoon

Apex "crazy " monster、Apex星人に片足を突っ込んでいるSangJoonにOblyとjusna。リージョンファイナルでは個人スタッツがまさにぶっ壊れており、SP2プレイオフにいなかったことが異常なほどのスキルを持ったチーム。ALGSSP1優勝のREJECTがベースの彼らは、期待を一身に受けるチャンピオンチームだ。
当然にEWCでも優勝候補として考えていたが、結果は失意に溢れるものに。スペシャルなスキルと、優勝という実績に見合った結果をつかみ取ることはできていないのが現状だ。

しかしに彼らは熟成を進め、ショットガンのファイトレンジがベースになったコンパクトなファイトも後押ししている。正直に、彼らがFinalへたどり着けないなんていう想像は難しい。
間違いなくこのBLGS APACNをリードするチームであり、札幌CSの前に一発その実績と期待に応える結果をつかみ取るに相応しいだろう。

韓国の双頭、ENTER FORCE.36

Aimbot、ILY、Cinapのロースターをそのままに、BLGSへ挑むのがE36。
チーム編成も比較的長くなっており、連携は更に完成へ近づいている。現在外を回る動きはファイトの肯定力が乏しい逆風だが、そんな中でもそれを成功させることができるのは、彼らのファイトバリューがこのリージョンでいかに突出しているかの表れだろう。

プレイオフにてダイブを敢行し、何かと話題にはなった彼ら。しかしにその能力に疑いはなく、あの経験を糧に一つ上のステージへ進むことができているように感じる。
何にせよ前より思い切りのいい決断力が持ち味ではあったが、現在はそのバランス面が非常に優れている。リスクコントロール、そもそもなファイトのパワーでそのリスク上限がバカほど高い彼らにコンパクトなショットガンロビーが合わさった今……当然のごとく、優勝候補の一角となるだろう。

CS出場外(おかしいだろ)なロースター変更チーム

NoEZFOXX

大迷子なこんなはずではプレイオフを経て、日本トップクラスMnKのメルトステラのOUTで日本トップクラスコントローラーのsatukiが加入。チームをチームたらしめていた大黒柱のhammerdrillが離れ、LCQでは惜しくも1pt差で敗れたSBIで大躍進に貢献したHOTなベテランRayghが加わった。コーチとして日本トップの実績を持つMUSCLE氏がsatukiとのタッグを再結成。LFGなMia.Kと共にBLGSへ挑む。

マクロブースター、ゲームマネージャーとしてRayghとMUSCLE氏が加わったことは非常に大きく、#1時点での完成度はわからないにしても……時間が進むにつれ、確実に完成度を高めていくことが容易に想像できる。大崩れはしないような信頼感がある。
このチームの大きな利点は、元来のフラッガーであるMia.Kを軸にコーチはチームが作れること。satukiはFNATICの経験から抜群のユーティリティさを手にしており、Rayghもその経験から幅広く対応が可能であり……新ロースターとしての出発ではあるが、その面において苦労は少ないはずだ。
SP2時もメンバーは日本最強だったが、今回もまた「ぼくのかんがえたさいきょうのえーぺっくすちーむ!」で、今回は「そこへさいきょうのこーち!」まで加えてしまった。NOEZの人、滅茶苦茶に楽しいだろうな。

VVV

画面の上に普段は消えていそうなチーム名なニューチーム。旧FCからの再会となるのは、ReyzyGGとHammerdrill。叶望(かのん)と共にBLGSへ。
申し訳ないことに叶望選手には全く知見がなく……ただ、hammerdrillとReyzyが加わったことですげえヤツなんだな!というのは想像してしまう。
何にせよ、ヒューズフラッガーというものがベースではなかった時期にイレギュラーな形とはいえヒューズフラッガーを成し遂げていたのがhammerdrill。彼のマスクデータはHalやGild、Lykqと同じレベルに達していることは疑いようがない。トップクラスのプレイヤーだと滅茶苦茶に評価している。そこに旧知のReyzyだから、間違いなく活躍が期待できる。ハラキリボーイズと、からくり万枚と養分さんチームとの対戦が今からとても楽しみだ。666dmgを越えたら滅茶苦茶強くなるんじゃないかな。

RedRams

ダンロップは先に行く。かつてNBやNAに乗っていた時によく使っていたダンロップがスポンサードについたREDRams。持ちがいいんだよな。羨ましいというか、スポンサーのタイヤをはかせに行くVODとかどうですか?
そんなチームからinkya(最近スクリムで人外な動きをしているバンガロールがいたら大体inkyaだ)がOUT、ちこちゃんだおがカムバック。レンタル移籍という形で、実際にカムバックするパターンというのはあまりesportsで見ることはない気も。wayachang、Datchと再び挑む。

プロリーグでは不本意な結果に終わり、EWCでは意地を見せるも大きな結果はつかみ取れなかった。ALKC等では各々のプレイヤーが様々なチームで出場していたが、これは経験を積むことが目的だったのだろうか。
元よりベース性能は高い彼ら、求められる一瞬の爆発力をつかみ取るアイディアを発揮するための知見を得ることができているならば、再びトップへ返り咲いても不思議ではない実力を持っているチームだ。


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