FPSと死体撃ち。抗争の果てにあるものを見逃せない。活字Apexプロレス。
まずはスタンス。私は賛成派ではある。
あくまでプロレス好きな奴が好き勝手に書きなぐるだけの回だ。
FPSと死体撃ち。度々話題に上がるその行為についての是非。
競技シーンのみならず、通常……カジュアルなプレイにおいても目にするそれは、幾度となく論争を呼んできた。
先に私のスタンスを書き記しておこう。
私は死体撃ち、それに類する煽り行為自体を否定、禁止すべきという考えではない。
正し、それをエンターテインメントへ……ストーリーへと昇華できる場合にのみ許されると思っている。
その行為で相手を不快な気持ちにさせてしまった場合、いの一番に謝罪のみを告げ、10:0で全ての罪を被るべきだ。保険入ってますか?
実際やっていることは、道端でじゃんけんを挑んで勝った途端に車で逃げながら罵声を浴びせているようなものだから仕方ない。
それに際して「乗ってこないとかダセェw」みたいなのは、一番やってはいけない頓珍漢な勘違い。
いやそこまで含めたブックで相手がそれを求めている……乗れるのであれば、それはそれで面白いが。
その結果自らのキャリア、評価に傷を受ける場合も多大にある。
リスクを加味した上で、それがプラスにできるのであればやればいいと思っている。俺はそういうのが好きだ。
計算されたタイミング、優れた技術のヒートは一番に観客を盛り上げる。
いつぞや最近に話題になったチームバナー撃ちなんかは、ちょっと引いたし恐らく過去最大の失敗パターン。どうせそこまでに世間では話題とならないジャンルではあるし、すぐさまに忘れ去られる。責任だのなんだのも、現状この業界に存在はしないようなものだ。それは嫌い。
それでも、ファンってのは結構覚えているもんだぞ。
日本でFPSをプレイするプレイヤーならば正解のスタンスはstylishnoobのそれだろう。
「誰かが不快に思うだろうから、やらない」
FPSの重鎮である彼が今までの経験から導き出した教えだ。関優太とは別人。ヒートには技術が必要で、それを伴わないものは大抵いい結末を迎えることがない。
抗争勃発、GHSvsHGB
以前より度々にランドマークの関係で衝突していた2チームが同グループに入ったBLGS#3。
そこで発生した死体撃ちは、一部で話題になっている。
ハンギョドンブラザーズの挑発にGHSprofessionalが乗った形となった抗争、果たしてその先に待つものは何か。
ランドマークの関係ではあるが、元来Apexは「どこに降りなければいけない」というものでもなく、POIドラフト方式ではないBLGSにおいては更にそれが顕著だ。
暗黙の了解というものはあるが、力関係によってそれは大きくに左右される。そういうものが許されるからこそ、面白いゲームでもある。
確かに挑発的な面もあったハンギョドンブラザーズだが、決してゲームのルールに違反しているものではない……某プレイヤーの口がトラッシュやトキシックを通り越したそれではという話題(NOEZのそれとか)は、一旦に置いて。
対するGHSprofessionalは、この週より本調子を取り戻し始めた。
もっと乗っていきたい状況であり、結果を残したい週でありと、気分も上がり続けている中で……それを邪魔されるのだから気持ちよくはない。
それがプロリーグで相対してきた、強豪チームでもないグリーンボーイチームともなれば更にだ。
ここらで一発力関係を分からせることで、今後の動きを自由にしておく必要は十二分にある。
競技において、出る杭は早めに叩く。
勝ち負けが存在する以上、当たり前のことだ。
結果として発生した死体撃ち。
この先に待っているものは、一体何なのだろうか。
CS出場決定、プレイオフ出場の経験もあるGHSprofessionalに対し、ハンギョドンブラザーズはまだ実績の浅いニューフェイス。
つまりは格付け上、誰がどうみても完全に圧倒的に……GHSProが上。
この挑発に乗った以上GHSProは「勝てなければまずい」状況になってしまっている。元より勝って当たり前な格の違いがあるからね。
勝って当然、負ければ大損。そんなローリターンでハイリスクなバトルだ。
対するハンギョドンブラザーズは、負けて元々。しかしにBLGSの現行スコアは不調のGHSProを上回っている。勝てばやってやったぜというものだ。
仮にGHSProはここに敗北し、それで尚「あいつらは許さねえ」というスタンスを継続するならば、ハンギョドンブラザーズはGHSProに対し同格という認定を頂けたに等しい。
無視を決め込んだとして、それは同じこと。
乗ってしまった以上出るのは勝ち負けだ。見て見ないふりをしたとして、それが消えることはない。
つまりはGHSProは抗争に負けた上で、ハンギョドンブラザーズの格上げにも貢献してしまうのだ。
これは非常に面白くはない。決して負けるわけにはいかない、熱い戦いとなるはずだ。いやいいんだけれど。まさしく、ハンギョドンブラザーズは乗せた段階でしてやったり?そうではない。
このチームは非常に危険な賭けを繰り返し、GHSProのおかげで救われただけでもあるのだ。
くさいものには蓋をしろ。そのような風潮により、スルーされることも多い昨今。
若さによる気の流行りか、溢れる自信か、裏付けとなる実力も兼ね備えているかもしれない彼らの行動は、GHSProが救い上げなければただ腫物となって残るだけだった。
その先に何があったかはわからないが、決していい結果だけではなかっただろう。
仮にどちらが勝利を掴んだとして、GHSProから終わればノーサイド。
お互いにその健闘を認め合い、やるじゃねえかお前ら!なんていう元残虐超人でありながら今アイドル超人となっている奴らがやりそうなムーブが飛び出たらどうだろうか。
視聴者をハラハラさせ、一部界隈を賑わせたそのストーリーも表面上一旦はきれいな終わりを見るだろう。
当人たちがそれでいいなら、それでいいということもできるだろう。
いつかは笑い話として、ポケモンのエンディングでも流そうか。タイプワイルド!
こんな終わりも、一つのリスペクトの形だとは思う。
だから結局何が言いたいのかっていうと。
自分でケツの拭けないコトを仕掛けるなってことと、海外プロの死体撃ちとイキりカジュアルプレイヤーのするそれは全く違うから絶対やんなってこと!
頼むから、きれいに終わらせてくれよな!