中ローバは基本形となるか?1月10日世界スクリム書きなぐり。Apex机上の卓論。

マッチョカタの採用率ライン。

ブロック分けスクリムとなった1月10日。
ドラフト順もグループステージのそれとは違う中、1ブロックと2ブロックは面白い差異を見せてくれた。
大きくに異なるのは、マッチョカタの採用率だ。

マッチョカタが63%のブロック1。
内部強度がやや高い、以前(UPD前)のようなロビー。
マッチョカタが51%となったブローク2。
こちらはややに内部には余裕のあるロビーとなった。

この違いは、マッチョカタリストではないチームのリザルトに差をもたらした。
当然にその採用率だけが理由ではないだろうが、FURIAとFNATICの違いは非常に興味深い。

ブロック1にて1stを獲得したFURIA。
前日49killと大暴れを見せたFNATICは、ややに動きの自由を失っていた。

今回の更新はFURIAが用いた構成、ローバジブラルタルカタリストを中心に書きなぐる。

中ムーブの基本形となるか?なローバ構成。

競技シーンに戻ってきたローバ。

FURIAはローバを用い、ブロック1にて1stのリザルトを残した。
試合開始後即座にブラックマーケットが使用可能になったこと、リングの2個スタックと利便性向上。
当然に現在熱いサポートパワーも振るえるローバは、再びに競技シーンで活躍するか。

ブラックマーケットを設置する位置も、しっかり定めていたFURIA。
立ち上がりのスピードを上げるに一役買っている。

その動きは中ムーブ。
移動テンポを重視し、ポジションを獲得することを優先する構成だ。
ニューキャッスルが存在しないため、キャッスルウォールを前提としたマッチョ構成のそれとは異なる。
確保する位置は家屋や遮蔽といった、クラシカルな高ポジションを目指すものだ。

ローバ採用の利点は、まずに中ムーブの欠点であった武器の妥協をカバーできること。
移動のテンポを重視する関係上、理想の武器を揃えることができずに仕方なく妥協武器で動く姿は多くに見られるものだった。
結果としてやや弱い、現在ではショットガンがなかったりG7やネメシスといった武器が持てなかったり……といった具合のそれが、FURIAのローバ構成ではあまりに見られなかった。
ブラックマーケットを使用することで、常にショットガンを確保できていたし、メイン武器も理想に近い……むしろに試合が進むたび、アタッチメントすら中入りでは許されない豪華さで揃っていく。

中入りは武器こそ揃えど、アタッチメントは貧弱であることも多い。
しかし紫マガジンにフルアタッチメントも揃う、ローバならね。

武器が理想形ではなく、ファイトタイミングで満足に力を発揮できない。
そんな悩みからも解放される……現状ショットガンのあるなしで、大きくにファイトパワーが違うそれをしっかりとフォローできるローバ構成。
注射器とセルが弾薬と同じく無制限になった今、回復リソースを気にせずにピークできるようにもなった。
同じくに中へポジションを獲得する他チームとの打ち合いで、進化ポイントを稼ぐことができる。
当然打ち返しで他チームもポイントを稼ぐが、ローバ構成であるFURIAは回復リソースが尽きることはない。
他に中で過ごすチームは、回復リソースが尽きていく。
アーマーレベルこそ同じだが、これは十分にアドバンテージと言えるポイントだろう。

FURIAは内部へポジションを獲得できた際、中盤まではアタッチメント等を優先的に確保。
終盤に向かうにつれ、グレネード(アークスターやフラグが主)を集中的に確保していた。
マッチョ構成、コンパクトに固まることが多いチームを相手にする現状投擲物のファイトバリューは非常に高い。
盤面へ影響を与えるUltを持たないローバだが、チームへグレネードを供給できる……終盤に多くグレネードを(継続的に)投げることができるそれは、アルティメットレベルで優秀だ。

終盤戦でアークスターx3、フラグx2を所持しているVaxlon。
最早これは、空爆Ultかもしれない。

内部へポジションを獲得することができ、安置読みを見事に当てた試合のローバ。
特にマッチョカタリストが多い内部強度の高いロビーにおいてそれは、非常に効果的で。
この構成が中ムーブの基本形としてこれからの世界スクリム、札幌チャンピオンシップで活躍することは間違いないだろうとは思えた。

しかしに完璧ではなさそうなローバ。

更にリングで自由に動け、展開まで叶う(しかもリングでシールド回復もある)ローバ。
これだけを見ると完全無敵最強のレジェンドに思えるが、ブロック2でFURIAがリザルトを落としたことからも完璧では無さそうな部分も。

まずにひとつ。ローバ構成は数が増えるとうま味が減りそうだ。
現在ローバは多くても2チームの採用で、競合が少ない。
よって入りきらない物資でもとりあえずに家屋でハムスターをしておけば、バッテリーや弾薬をキープできる。
当然にデスボックスやケアパッケージの物資は全て俺たちのものだとふるまえるのだが、それも競合がいないから。
他にローバが増えるのならば、話は変わってくるだろう。
ブラックマーケットの速度でケアパッケージの中身を争っていた時代も懐かしいが、同じようなものとなりそうである。
当然にグレネードも十二分に確保できないだろうし、そのバリューは落ちてしまう。
強力な構成で、強力な動きであればあるほど、そのローバ構成フォロワーは増えていく。
そうなれば、共倒れになってしまうかもしれない。

そして、リングで自由に動けるとはいえど決して一人にしてもいいレジェンドルール適応内ではないのがローバだ。
リングを用いた動きでファイトを有効的に運ぶことはできるが、リングを過信して一人でふるまうことはできない。

早期タイミングでファイトとなったシーン。
一瞬一人になったローバVaxlonが狙われる。

リングを効果的に用い、見事にファイトを進めるシーンもあったFURIA。
しかし序盤のぶつかり合い……特に内部に余裕があり、ファイトを選べると見れば仕掛けてくるマッチョカタリスト構成との衝突では苦戦。
やはりにマッチョが持つファイトパワーは強大で、シンプルなぶつかり合いでは苦労する。
シンプルに、マッチョへ相対するためには……やはりにマッチョを用いるか、バンガロールといった違う部分が必要だろう。
特に、早期のタイミングで行われるファイトでは。

総じて、どのようなロビーとなるかでローバ構成はその価値を大きく変えそうだ。
中急ぎLv3正解択選手権、AmericasBLGSRFのようなロビーとなれば、他にローバが少ない今この構成は安定感があり、終盤力も高い。
しかしにややファンキーな、内部に余裕のあるロビー(ブロック2や昨日のような)となるのなら……?
現状存在しなかった、中ムーブ構成というスペシャル仕様になることは……間違いないような気がする。
恐らくヴァルキリーは競合となるはずで、この部分の穴がジャンプでつけていただけに、ヴァルキリージャンプはやや難しくなりそうだ。

常に変化していく世界スクリム、やはりに面白い。

日々変化し、私なんかのこうなるだろうという予想通りには決して進まない世界スクリム。
世界の強豪チーム、そのプレイヤーとコーチが作り出すロビーは変化に富んでおり、日々に驚きが沢山だ。

札幌チャンピオンシップまで残りも少なくなってきたが、恐らくはまだまだメタゲームは動いていくだろう。
現状軸となりそうなのはやはりにマッチョカタリストだが、そこを刺しにきたFURIAのローバ構成。
FNATICのバンガロール投入構成もAuroraがフォロワーとなり、チャンピオンゲームを作るシーンもあった世界スクリム。
これから先も、目が離せない。

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