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ASGSスクリム開幕。前回と違うApexの今から、自然と展開予想へ繋げる回。Apex机上の卓論外伝

splitUPD無し!継続!まさかの!まだまだだよ!

Apexを愛する全宇宙の皆様、ご機嫌。
毎年恒例、この季節がやって参りました。
そう、ASGS LCQです。

Apexの女神から、ビッグなクリスマスプレゼント。
優勝者は札幌CSに行けるらしい。いいなあ。
つまり来年からはこれが、世界旅行になる可能性も……。

今年に始まったASGSですが、これから毎年恒例となるために問題ありません。

もしかしたら、前回のASGS……V最より、Apexを見ていない方がいるかもしれない。
いや全人類が視聴しているはずの競技シーンで、そんなことはないと思うんですが、残念ながらそういう方はいることを流石の私でも存じております。
ということで今回は、前回行われた第一回ASGS当時と現在を比較しながら、そこに至った推移や変更を構成中心にお話しする回です。

これさえ見れば貴方も、ASGSからひたすら競技シーンを追い続けたが同然。
後方腕組みなるほどポジションを狙う人向けの回にございます。
いつもはできるだけ賢く見えるように頑張った文体で起こしておりますが、本日はややフランクに行いたく。
そしてこれを読んで、全部知ってたは!wとなった貴方は……こんな面白いesportsを全人類へ普及させるため、私と歩みましょう。
これを読めばわかるようには書くつもりなので、二回読めば全員そうなるはずです。よろしくお願いします。

前回のASGS。

前回のASGSは、ブラッドハウンドが弱体化の入ったタイミング後。
主流だった構成、覚えていますか?

基本線として、バンガロールがベース。
そこへコントローラー枠としてワットソン、ヴァルキリー、コースティック、ヒューズ等。
当然Lv2でパスファインダーがリングコンソールへアクセスできるUPDは既に入っていたので、パスファインダーを選択するチームも。
リコン枠は、未だ根強かったブラッドハウンドが主流だった印象。
中にはクリプトを上手く用いるチームや、そこにパスファインダーを当て込むチームも。
NAリージョン等で流行しつつあったシアを用いたチームもいましたが、ややに数は少なかったぜ。
結構に、バリエーション豊かだったな!

前回のスクリムリザルトを1枚。
これはまだ序盤だと思うので、本番を思えば変更していたチームも多くある。
練習期間の長さ、開催期間のガチさ故なそれがあった前回。

それでは、今の構成をご覧頂きましょう。

バンガロールですらレッドデータブック。
リコンレジェンド?ヴァルキリーがリコンになったよ。

あの頃の欠片も残っちゃいません。
ASGSもV最も見ていたし、と意気揚々に後方腕組ポジションへ立つつもりでスクリムをみたら頭がスッカンピンになるでしょう。
最高の状態。オモローを一杯詰め込んで、そのポジションへ立ってくれ。

現在の主流はマッチョ構成。

今現在競技シーン、そのメタゲームのど真ん中に立っているのはマッスルブラザーズです。
ジブラルタル、ニューキャッスルという二人が覇権を握っている状態ですね。
丁度カメハメ師匠的なそれもありますね。テリーマンとカメハメだなでも。

全チームジブラルタルとニューキャッスルを採用するAmericasリージョン(NA+SA地域)
つい先日行われた、アチアチ競技最前線。

多くのチームが、1枠は別としてもジブラルタルとニューキャッスル。このnoteでひたすらマッチョ構成と言い続けたペアを用いています。+パスファインダーをYMCA構成と呼んだこともありましたが、流行りませんでした。どうしてこんなことになったか?サクッと説明してしまいましょう。

ここまでのメタゲーム小話。

まずはASGS後から。
EWCというドッバドバに金をつぎ込んだ世界大会が行われました。
そこで猛威を振るったのが、パスファインダーヒューズバンガロールという優勝を力でもぎ取りに行ったallianceの構成。
圧倒的なファイトスピードと、秩序。個人スキルを存分に叩きつけた彼らはほぼ全てのチームにファイトで勝つことで優勝。世界ロビーだよ?

「黙って撃て!」

各チームは考えました。SP2プレイオフがあるからです。
このままではallianceが愛のままに我がままに暴れまわって、終わってしまいます。
かといって正面切ってファイトをしても、ひたすらにそれだけを今年度積み上げている(YABAI)彼らには叶いそうにありません。
どうしよう。選ばれたのはワットソンとクリプトでした。

ワットソンとペアで採用し、フェンスとパイロンでファイトを受け止める。
その他様々な狙いはあったにしても、世界スクリム初日にクリプトが示し合わせたかのように奇跡の大増殖。
調査ビーコンの変更により、全MAPスキャンから500mの範囲スキャンに。ポイント量の調整。確定湧きの変更も。
これは終盤戦、安置によって範囲が狭まった時に使えれば非常に効果的ではないか?
そこもクリプトと噛みあった。

そんなロビーに、一つのチームが斜め上の発想を持ち込みます。
NotMoist。クリプトとヒューズのペアにバンガロールという構成。
今まで一見に「受ける」レジェンドと組み合わされてきたクリプトを、積極的な構成へ用いる方法が生まれました。
この時にエイムアシストが、0.4→0.3へ変更されています。

まあそのNotMoistが、今度は滅茶苦茶に強かった。
ロビーを破壊し尽し、世界ロビーだよ?
並みいる強豪をバッタバッタと切り捨てていくわけにございます。
しかしにそのファイトは実に考え抜かれた方法で、これまた容易に真似ができるものでもございません。
数的優位を情報優位と変換し、優れたフラッガー2名が残酷に追い込んでいく。
これは対クリプトワットソンに対し、非常に有効でした。

そんな世界ロビーに、新たな構成が現れます。
BLEED。かつてTSMでHalと世界を獲ったコーチであるRavenが持ち込んだのはニューキャッスル。
ニューキャッスルカタリストバンガロール。
当初は一見にあまり有効でない成績ではあったそれですが、プレイオフ本番では大きくに話が違いました。
金ノックダウンシールドによる立て直し性能、キャッスルウォールによるポジション作成能力。
カタリストカーテンを用いれることは、最終円で圧倒的なアドバンテージをもたらしたのです。

この構成を用いてプレイオフで好成績を残したGG。
早期に内側へポジションを確保すること、そして最終円までたどり着ければ、こっちのもんだ。

結果として、ニューキャッスル構成を上手くに用いたチームがプレイオフで上位成績を収めます。
早期に最終円へアクセスできるポジションを予測し確保、キャッスルウォールで耐え、一転攻勢。
そんな姿に利点を見出した多くの強豪チームが、ニューキャッスル採用へ……。

そして現在のVerへ。お疲れさまでした。
多くのチームがニューキャッスルを採用。今や必須レジェンドであったバンガロールを抜いてまでニューキャッスルを選択するチームが増加。
ニューキャッスルチームを攻略することはややに困難。
ワンダウンを取っても金ノックダウンで起こされ、早期に仕掛けようにも周囲も移動が速いために詰まり介入の恐れが。
ここに対してどう立ち向かうか、というのが一つのテーマになりつつあり。
競技シーンにてニューキャッスルが必須レジェンドの立場を確実にしたタイミングで、サポートレジェンドへ大幅なバフが入ります。

着実に増加していく、S23UPD直前のNAリージョンレジェンドピック率。
ニューキャッスルを用いたこの戦術が、非常に優れているとリアクションの早いNAで広がり始めたころ。

ニューキャッスルがややにOPかもしれない……と早期調整を行ったのではなく、サポートレジェンド全体に大幅な強化が入りました。
どうしてかは分かりませんが、ライフラインのリワークに合わせてのものでしょうか?
シールドセル、注射器の回復量は二倍に。
ダウンした味方を起こせば、体力が持続回復。
リスポーンビーコンをデスボックスから生成でき(?)、回復中の移動速度までが上がったのです。

それだけならまだしも、一部サポートレジェンド自体にも強化が入りました。

……よくわかりませんが、ニューキャッスル、更に強くなりました。
今まで上下に分かれたパーツごとの耐久制だったモバイルプロテクターは、壊れなくなり。
ダウンした味方を起こす際、移動速度が上がりました。
ジブラルタルはドームがリブートやマギーシュートで壊れなくなり、ショットガンも着実に強化調整が積み重なっていたことが、それとも噛みあっていく……。

大サポート時代の到来です。
開発チームリリースでは、
「キャッシュルに手ーいれたら狙い通り率増えてうれぴ☆」
みたいな寝ぼけた記述がありましたが、恐らくに何をしなくともニューキャッスルの使用率は上がり一定の高水準で維持していたでしょう。
それはランクであっても、競技シーンであっても同じだと思うよ、俺。

「少々やりすぎてしまったかもしれません」と反省の姿勢を示すゲームもあるらしい。
ちなみにこの調整は、突発的にサイレントで行われたぞ。

ニューキャッスルを用いて、内側へポジションを早期に確保する方法が非常に強力でした。
Apexにおいて移動を急ぐというのは、物資量が減ってしまうことを意味します。
限界物資というものを、聞いたことはあるでしょう。
セル4-8個。注射器に、弾は100発あるかないか。
そんな状態で中に急いでいた光景を、知っている方もいるでしょう。
極限まで中へ急ぐことを選択するならば、ということですね。

そうですね。
セルと注射器の回復量が二倍になったらしいです。
SG(マスティフとEVA-8が主)が強化されて、とりあえずSGが15発もあればファイトできるらしいです。

すごいですね。かみ合いました。
極限物資とはいかなくとも、減ってもなんとかなりますね。
ニューキャッスルだけでなく、ジブラルタルを投入する理由に十分です。
なんせ、バンガロールと基本性能が似ているのがジブラルタル。
アサルトであったところで、ボックスを触らないのならば意味はないですしショットガンのスタック数が増えたところで恩恵は今までより薄いですからね。

結果として省物資でも戦えるダブルマッチョに、+1枠。
安置内にいることでアーマーLvが+1されるコントローラーのカタリストか、調査ビーコンかリングコンソールかを選択でき、その場で様々な移動が叶うパスファインダーを選択する方式が主流となったのです。

マッチョの落とし穴。

そんな無敵を誇るかのようなマッチョですが、この構成は落とし穴が。
それは調査ビーコンとリングコンソール、そのアクセス権が二択であるということ。
これはパスファインダーでLv2parkによって選択することもそうですし、コントローラーレジェンドを選択した際には実は大きく。
自らのチームが降りるランドマークに、ランダム湧きのリングコンソールが無かったら……?
パスファインダーが優れている理由は、ここにもあります。
あの派手に性能がぶっ壊れているロボット(サポートの陰に隠れているが、隠れきれていないぞ)、AIによって侵略されつつある社会を象徴するようなパスファインダーはその場で調査ビーコンへ切り替えることができます。
テンポはロスしようとも。
コントローラーはそうもいきません。

競技シーン、そのトップチームを率いるIGLともなると。
第一円表示から、リングコンソールを用いらずによくわかりませんが最終形に近い形まで予測したりします。
「未来人やん」と思うような精度を発揮するシーンすら。是非に出馬表を渡して私にだけ教えてほしいですね。
調査ビーコンへ触れるのならば、その精度は更に向上します。
周囲チーム、そのランドマーク状況とレジェンド構成、チームのムーブを把握し、そのチームがどう動いているかで補正していく。
カタリストでリングコンソールが無かった時でも、視覚情報を用いて丁寧に、想定される形に対して動けるポジションを確保するように動きます。
それはスクリム時より、周辺チームをしっかり研究し……当然にそのチームを率いているIGLや、コーチが得意としている作戦を参考に……。

今回のASGS、前回と違い準備期間が短く開催も一週です。
これが、ASGS展開を予想する上で大きなカギでしょう。
なんて自然な繋ぎ!

スクリムでの選択。

確かに一見するとマッチョが目に留まるが……。

さあASGS。その構成について……見る所が一つ増えたことでしょう。

注目すべきは、リングコンソールと調査ビーコンの二択を選択しているチームと、リコンとコントローラー(どちらかはパスファインダーで代用可能)を両積みしているチーム、その色の違い。
主催者であり、Apexシーンを導かれる天界からの使者こと碧依さくらチームを見るとすれば。
前回のASGS、V最、この1年でのイベントで常に中ムーブを選択してきたチームカラー。
ワットソンランパートパスファインダーという構成は、一見にメタゲームの軸からは外れていますが、調査ビーコンとリングコンソールのアクセスが叶う……中ムーブ、安置内への精度の高い移動を全試合、事故なく常に目指したいという狙いが見えます。
これは他チームにあってもそうかもしれない部分で、この部分の選択が肝かも?

どうだ、君の後方腕組み力が高まっていくのを感じるだろう。
面白いだろう?どうだ?こっちにこないか?
スクリムのレジェンド選択画面だけでこんなに話せるゲーム、他にあるか?あるぞ。それはあるな。でも楽しいから!

何かと読めない、予測不能な部分も生まれそうなロビーであるだけに、大きく成績を分ける要因となるやもしれず。
つまりにそれは、力での打開が重要になるシーンが増えるということでもあり。
先日行われたスクリムで、世界を震わせたVoltの悪魔ことVOLzZチームがとんでもないスタッツを残したことに繋がるのですね。

接敵したくないタイミングでも、予期しない位置でも、調査ビーコンとリングコンソールの二択によって生まれるズレはファイト機会を増やします。
この部分での打破も考えつつに、マッチョ構成を用いるか。
それとも非マッチョ、細マッチョ(片方採用)か非マッチョ(ゼロ)でムーブ等に重点を置いた構成を用いるのか。

……それとも、マッチョ構成の完成度を高めプロのような運用を果たすのか。
スクリムで応援しているチームの構成から、目が離せない!

長くなったあとがきとコーチアナリストやりますの話

競技シーン理解、そこへ限界を感じたことと。
競技シーンの知名度を向上させ、世界へ広めるにあたりファンサイドからの外ムーブではちょっとキツいと感じたため、コミュニティ中ムーブ宣言。
コーチやアナリストをやります、とは言いましたがこういうことは続けるぞ!
当然にASGS、今後のそれも書きなぐっていきます。

あのtweetもありがたいことに多数拡散頂き、既に数個のチェック等をさせていただき、ぱわーあぷを実感。
反応の帰ってこない、プロの試合を眺めるだけでは感じられない部分というものが、早速に大きいものとして。
話し合いで了承頂けたというか、そういう条件なら!という方の場合はnoteにその学びなどを書いてもいいと言って頂けているので、そのような書きなぐりもこれから出るやもしれません。

どんなレベルか、個人のマンツーマンやチーム。
スクリムでも、TDMでも、ビデオ視聴でも内容は一切問いません。
相談や小話レベルでも構いませんので、ご気軽に頂ければ。
まだまだキャパシティ的に受け入れ可能なラインだとは思いますが、突然の打ち切りや終了はご了承ください。
noteへ内情や学びを出してもよく、責任を取れない……空き時間の対応でも構わないというのが無償プランです。
noteへは出さないであったり、専属であったり、リアルタイムスクリム……?
そういうところまで、私が求められるまで、行ければいいですね!

出来る限りのことは、できる限りにやる方針。
4年後入りでガッチガチな中へバカ凸していく、Apex机上の卓論。
待ち受けるのは、絵にかいた餅かどうか。
満員の東京ドーム、目に涙を浮かべその光景を自宅のPCで眺めるその日まで。
今後とも、よろしくお願いします。

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