BLGS#4APACN Final簡易書きなぐり。主張を続けたチームがもたらしたロビーで、出そろったRFチーム。

ついに決着。残すはRFのみ。

参加自由、全てのプレイヤーが一堂に会するBLGS。
APACNでの熱戦は、毎回を楽しめるものだった。
当然に、当たり前に凄まじいリザルトで圧倒していく強豪チームに、復活を遂げたチーム。
そしてまさかの苦戦や、ニューフェイスの登場。
様々なゲームで盛り上げてくれた予選も、このfinalをもって一旦に終了。
残すはRF、そして続くは札幌CSだ。間にASGSもある!

上位抜けが求められるチームと、確定組の狭間で。

立ち上がりから目立ったのは、上位進出がRFに残された最後のチャンスであるチームの動きだった。
ストームポイントより始まったゲームで、大きくに動いたのは初動ファイトにうって出たLaurier。
そしてYNBGaming、SBI e-sports、VortexWolf。TeamTomodachiだ。
どのチームも、自力によるRF進出を狙うならば1stかそれに準ずるリザルトが必要なチームである。

セノーテでぶつかる3チーム。Laurierとハンギョドンの初動はZEUS。
1ptでも多く……そのポイントベースをキルポイントに見出したアクションだ。

既に突破を確定しているチームや、大きなポイントが必要ではない……大コケをしなければRF突破の叶うNoez、ママさん、GHSproがベターに中へ舵を取る中での果敢な決断。
現状に外から立ち向かうことが厳しい状況ではあるが、このゲームプランが否定されるべきではないだろう。
そもそもに、このような言い方も失礼に当たるだろうが……上位陣であるFNATICやCR、VAGにMeteorやPotatoといったチームは正に盤石であり、彼らの敷いたレールに則ったロビーでは1stを掴むことが難しいことなど、重々承知だろう。
そして今やハンギョドンも、非プロリーグチームでありながらその中に加わっている。
この6チームを上回らなければいけないが、この6チームを上回って勝つことでRFに進出できる可能性を作り上げた……それこそが、まさしくに素晴らしいことだ。

何かを起こす必要があるロビーにおいて、何かを起こしに向かった4チーム。
後はそのチャンスを掴むだけだと、誰がチャンスへ挑む権利があるのかと……その戦闘は、まさしくプライドと、勇気の衝突だった。

そうよ!これが見てえんだ!いけ!やっちまえ!

SBIと1:1交換も、配置を見越し即時に立て直しへ動くYNB。
Vorも立て直しを図っており、この後ミルで衝突する。
追いかけるSBI含め、1stゲームより本当に熱い戦いだ。

この5チーム。外で動くことで、何かを起こそうとした……変化をもたらそうとしたチームの影響で、BLGS#4のFinalロビーは今までと大きく形を変えていく。
顕著だったのがE地区のゲームで、まさしく中はスカスカだ。

見よこの安置内を!

確定しているからといって、黙っているわけではない。
喧嘩を売られればそれを受けて立つ……むしろに、積極的に殴り掛かるチームも多い。
FNATICとしては、リングコンソールがなかったり、ハーベスターがなかったり……最近よく見る不運なそれで、求めて動いている途中に接敵するシーンが多かったこともある。
何でお前らこんなところに……やるんなら受けて立つが?と、外で突っ張るチームが引っかかっていくことで安置内はスッカスカ。
Noezもほぼに突破が確定していること、そしてその事故に巻き込まれる(E36とひたすらぶつかった後、CRとひたすらぶつかる……韓国勢から、恨みでも買ってんのかこのチームは……?)ことで、すり潰し合いの渦中へ。
ロビーは混沌に包まれた。

挑戦権を掴んだ、VortexWolf。

混沌とした外争いで、一歩リードを作ったのはVor。
ゆりょ、Lemon、ころんの三人が他チームと一歩差をつけるに至ったのは、当然にGame4のチャンピオンもある。
しかしに注目したいところとして、彼らの残した全試合の順位だ。

9th 5kill 7pt /  12th 3kill 4pt / 9th 0kill 2pt / 1st 5kill 17pt / 8th 0kil 2pt / 5th 0kill 4pt

ゲーム3を除き、全試合で4pt以上……0ptゲームという大コケ試合を作らずに、このロビーを渡り切ったのだ。
やや掛かったストームポイントから、若干にムーブを落ち着けたこともある。

これは本来……semiFinalであったり、ESCLのスクリムのロビーにおいても難しかったかもしれない。
上位リザルトを望む、そのためのアクションが……その声に同調したチームによって作り出されたいつもと少し違った、中の空いたロビーが影響しなかったとは思えない。

MAPstreamがないので確実な動きはわからないが、ゲーム4のブロークンムーンの一場面。
FNATICとPotatoはこの位置から安置内へ入ることに成功しており、三円には余裕がある。
1st突破を果たしたPotatoはいつも通りの動きで、FNATICもこの意識に切り替える……?ことで、大きくスコアを伸ばし続け2位まで上り詰めた。

ブロークンムーンは、安置形にもよるが外から飛び込むことがやや難しい……中で受けられてしまうと、そのめんどくさい地形ではじき返されてしまうことの多いMAPだ。
EWC等記憶に新しいが、いかに要所を先に抑えるかが重要であるという認識を持っている。
しかしにこのfinalにおいて、それは全くに当てはまらず……後からであっても、すんなりと安置内に良質なポジションを手にすることができていた。
結果論として三円読みの意識で動くチームが非常に少なかった(LCQでも似たような流れではあった)ため、その部分を突くことが非常に効果的に。
Potatoの1stフィニッシュは、これがポイントだったと考える。

正面から戦いを挑んだ、Papikoとarmy。

外からのアクションではなく、真正面から……その強豪チームに挑んだのがこの2チームだ。
Papikoとarmyは、また別の力によってそれを成し遂げようとしていた。
中を意識した動き、時にポイントベースを引き上げるため遅らせて入るといったマクロを用い、まっすぐにぶつかる。
しかしに、外で主張したチームが作り上げた色で変化した……中が空いたロビーにおいては、ややかみ合わなかったか。
思うようなゲームプランで進行できないままに、苦戦の色を見せていた。
特にarmyは、そのポテンシャルからいえば不完全燃焼感が非常に強いだろう。
十八番でもあるクリプトを投入し挑んだワールズエッジでは特に、悲しいほどにその噛みあいを欠いた。
こんなはずではない、調子を欠いたBLGS序盤のリザルトが、大きく後を引いてしまった。

しかしにその中で、苦戦しながらも、最後まで光を残したPapiko。
15位、27ptで迎えたワールズエッジの終盤。
厳しいポジションから、あおちゃそん以外のAnemoneと788が青アーマーといった厳しい状況ではあったが……最終安置へリーチを掛けた。

足を滑らせたか、オーバーピークか。
ダウンしてしまったAnemoneを救出しに向かうあおちゃそん。
ギリギリの、本当にギリギリのプレイだが、ここまでたどり着いた。

そして彼らは、最後に仕掛ける。
目指すはFNATICが陣取る、安置中央のポジションだ。

安置中央にダイブしたFNATICへ空爆を投げ込み、通電ジップで仕掛けるPapiko。
結果論として……ifとして、ここでFNATICを倒し、全てを返しきることさえできていたならば……。

結果としてこのポジションを奪いきったVAGがチャンピオン、27ptを獲得している。
どうなったかは展開次第でわからない、Papikoの最終ptにVAGとのその差20ptを乗せるならば最終順位は50ptで4位だ。
足りている……足りているのか?わからないが……多分足りているだろう!

ファイトの勝敗だなんて、時の運もあるだろう。
今重要なのは、RF進出にはビッグゲームが必要で、このポジションがそれを叶える位置だったということ。
それを望める位置にまで、最後にチャンスへ挑める位置にいたチーム。
彼らのそのトライこそ、まさしく競技シーンウォッチャーの本懐だ。

RFはどうなるんだろう、というあとがき。

結果として、RF出場全チームがポイント20位圏内に……。
一週の一撃で、そこに加わったチームのいないRFとなったAPACN。
ややカジュアルな……ワイワイ盛り上がろうぜ!といった雰囲気かと思いきや、そこにあったのはガチガチな戦場だった。
この出場チームに、なぜ?という疑問はないし、残念ながら落ちてしまったチームが実力不足だったということでもないだろう。
かみ合わせや、不運。メタゲームの回りで出来上がったロビー。
様々な要因で、この結果となっただけだ。

まあそりゃ……その。
上位陣の、5000pt over勢っていうのはその。
そういう部分を全部無視して、力で持っていくことができるっていうか。
APACNにおいて、一つ以上力の抜けたチームであることは間違いないだろうとも思うけれども。
特に1stと2ndのCRとFNATICは1stで出場権まで持っているんだもの。
大体このチーム全部に言えることとして、そんなその、やりやすいロビーであったねみたいなそれではない……んだけれどなあ……。

中国招待枠消して増やしてくんねえかなあ、APACNのCS出場枠……。二枠でちょうど足りるんだよなあ……。

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