ファイトといえばalliance EMEAプロリーグファイトレポートのようなもの Apex机上の卓論
EMEAの漢比べ
プロリーグも終盤に差し掛かり、各リージョン様々な活躍や苦心……競技ファンは(一部の超強豪オンリーファンズ以外)眠れない夜を過ごしている。
かくいう私も先週はあまり見ることができなかった為に、今追いつくことに必死だ。
APACNでは1位通過を確実なものにしようとしているFNATICがやはり盤石に見えるし(マクロで他チームを圧倒している)、NOEZ GHS NewJの2位争いに割って入るチームがいるのか?ということも気になるばかり。苦心に喘ぐRejectだが、彼らがこのまま終わるとも思えない。
世界、オフラインが近づくにつれ気になるのは……他リージョンの状況。APACNのことは一旦FFLまで(今日だな)おいて、今回は配信をしながらチェックしたEMEAプロリーグの一戦。allianceがチャンピオンを取るに至ったワールズエッジの見事なファイトを書きなぐることにする。
見事なファイトチーム
状況は、ハーベスターでallianceが安置外から抜けてこようとするFaZe(現在EMEA1位)をカットしきったところから始まる。サイフォン側へ移動させたallianceは安置のために移動をするが、その先にはEXO Clanが同じくallianceをカットしようと待ち受けていた。allianceが無事に移動をこなし安置へ入るためには、EXOを黙らせる必要がある。
ここで特筆しておくべきこととして、カタリストのHakisはMnKプレイヤー(古参、そしてハイセンシ!)であり武器構成がハボック / ピースキーパーだということ。ピースキーパーによって(unluckyの反応もすさまじい)ホライゾンUltは一瞬で破壊されるも、Hakisはグレネードで大ダメージを受け大きく下がってしまう。
カバーアングルの重要性がここで生きる。見事にeffectが抑えに動いたEXOフラッガーを狙い削り、それに合わせたunluckyがダウンを奪った。allianceの見事な配置とAIMパワーの勝利だ。
安置収縮が迫っており、下がれば安置へ入ることのできたEXOもポジションが逆転してしまった以上このままファイトを継続しても順位ポイントを失うだけ。allianceとしても無理に押してしまうとこれ以上のポイントが望めなくなる可能性があるということで両チームともにエバックタワーでの移動を選択する。
見事この後にallianceはチャンピオンを勝ち取った。ここでの勝利が、それに繋がったことは言うまでもないだろう。
alliance、effectのVOD(再生時間もそのファイト前くらいからにしてある)のリンクを差し込んでおく。
配置ファイトマニアな競技ファンならば大盛り上がり間違いなし(状況不利を覆すファイトインテリジェンス!)の一戦。ぜひご覧いただきたい。
カタリスト構成はファイトパワーなのか
ここまでEMEAのallianceを書きなぐったが、NAリージョンの試合を少し見ていても思うことがある。それはコースティック環境であったSP1からカタリスト環境へ戻ったことで、ファイトレベルが大幅に向上しているということ。
コンセプトとして外入りファイトの構成ではなかったコースティックと違い、純正なファイト構成の進化上で生まれたこの構成。そこで他チームを上回るのなら、やはりその部分が大きいということだろう。大本の配信ではピンポイントにファイトを俯瞰で映すためにわかりにくいが、選手視点を見るとしびれるポジショニングセンスとスキルの連続だ。
これからも公式配信で気になったチームや、これというチームは視点配信を確認しこのようなファイトをご紹介できればと思う。
宣伝のようなもの
確認の際はできる限りツイッチで配信をしながら見ようと思う。時間帯はバラバラだが、是非に一緒に盛り上がれると嬉しいので来てほしい。