確実に優位を生かしチャンピオンを狙う。それはYABAIだろ?!なチームもいたASGS LCQ Final簡易レビュー。
優勝はぐっちゃんチーム。
ASGS優勝したぞぉぉ!!!!
— ぐっちゃん! (@gucyanDA) December 22, 2024
マジでうれしい!!
応援してくれた人達マジでありがとうございました!!
初めてうれし泣きしたわ pic.twitter.com/RWokdIwn9B
マッチポイント形式、50ptへ到達し、チャンピオンを獲得しなければ勝利とならないFinalRound。
見事にそれを成し遂げたのはチームぐっちゃん。
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BLGSでも#4にて最終日へコマを進めた実力者。
あおばじゃぱんも同じくに、BLGSFinal……ママさんの躍進を担った人物。
姫ータさんも姫プレイをされる側という自己紹介から、驚きの自信プッシュを見せるシーンも。
スクリム時よりマッチョ+パスファインダー構成を完全に……BLGS投入というレベルな完成度で使いこなしていたチームぐっちゃん。
元よりその力は優勝候補と呼び声高いレベル(僕の!)であったが、お見事にその期待(僕の!)に答えた優勝だ。
groupBを4位で突破し、winners1を5位で突破。
全3Roundで全てキルポイントがプレースメントより高いことが、このチームがいかにファイトで成功を積み重ねてきたかの証明だろう。
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ジブラルタルを用いていないことで、ロビーに多い空爆に対する防御はややに不足しているも。
内側に構えて、移動を強いられたチームを待ち受ける動きは非常に強力だった。
盤面が固まった最終盤においてはやや不利を受ける構成だが、それまでに安置をしっかりと生かしてポジションの強みを……自チームが自信を持っている武器というものを、有利に振るっている。
ファイトというものは、決して正面切ったドカチンのぶつかり合い……漢比べデスマッチだけではない。
自チームが圧倒的優位な状況から、切迫された相手を容易に叩き落とすことが理想的なファイトだ。
それを叶えるには、まずにそのポジション……アドバンテージを獲得しなければならないのだが……彼らは見事にそれを成し遂げていた。
チャンピオンを獲得し優勝を決めたゲームがまさしく、彼らがなぜ優勝できたのかを物語っている。
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やや奥、そしてランパートとキャッスルウォールにて十分に耐久ができるポジションへ即時に向かう。
この終盤安置に対して、動けるポジションとその読みも光るゲームが数多く。
優位を取れる安置をしっかりと生かしきった。
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この段階で正面ファイトを選択し勝つことで上り詰めたのではなく、しっかりと有利なポジションを掴んでいたからこそだ。
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広く抑えることは時に強力だが、予期せぬタイミングで崩れやすい。
特にSP2から続くその傾向は、プロの第一線でも見られるもので。
ニューキャッスルとランパート採用というチームカラー、その得意なことをどの場面でも行う堅実さもある。
恐ろしい、その若さで自らを制するか。
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ランパートのバリゲードとキャッスルウォールにて、受けの形は盤石だ。
ノースパット本家方面は多くのチームで混みあっており、この時点でほぼに勝負アリ。
まさしく優勝!素晴らしいチーム力を発揮している!
おめでとうございます!いいなあ北海道。これからの活躍も期待してございますわ、私。
ASGS優勝したよー!!!!🏆 久々のIGLだったからクソ緊張したけどなんとか勝ててよかった!チームのみんなもこの世の全てに感謝😊😊😊😊 #ASGS #ASGS大会 #APEX #ApexLdgends pic.twitter.com/DB2fOLoJz1
— LFTあおばじゃぱん (@AQBA_JAPAN_) December 22, 2024
APACN競技シーンの未来は明るい。
こんなプレイヤーがフリーだなんておかしいぞ!早く契約書を!
惜しくも優勝は逃すも、それはやべーだろ?!なカタリストチーム。
前回優勝したアルパカしか勝たんは、チャンピオンを獲得するための動きが非常に優れたチームだった。
今回もその傾向は同じくで、上位リザルトを残した2位のチームCiv:Aに3位チーム堂村璃羽は、カタリストを採用しているチームだ。
他に第一試合目でカタリストを採用していたのはチームshohだけであり、勝敗は時の運。
カタリストを最終盤で生かす、チャンピオンを獲得するためには……というチームの方向性は、同じだったように感じる。
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TIE(GHSPro) Taida、Meteor kuroton。
共にプレイオフへ出場するチームに所属しており、終盤に際してのタイミングやプラン、発想に優れたプレイヤーだ。
このASGSでもそれは遺憾なく発揮されており、それの叩きつけ合いとなった1試合目の最終盤はカタリストの優位を見事に生かしたもので。
「ASGSでカタリストを採用することによる優位を生かしたゲームは初めてではないか?」という声も、実況解説席から上がっていた。
そう、まさしくにそう。
構成やらロールやら、そういう所であることないことを書き殴っている競技シーンウォッチャーとして、これ以上にテンションが上がる試合はない。
これができるからこそ、カタリストが求められるんですよ!という試合運び。
広くエリアを抑えていた場合でも、コンパクトに構えていた場合でも、カーテンの使用方法一つで……その正解択を掴めば、一気にアドバンテージを回復するか、イーブンへ持ち直せるのがカタリスト。
これはチームCiv:A、チーム堂村璃羽だけではなく……他に生存していた全チームの確実な動きがあってこそでもある。
決して他のチームが、判断やそれを間違えたわけではない。
カタリストがいたか、いないか。
その差によって生まれたのが、一試合目のリザルトだ。
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対してコンパクトにタイミングを逃さずテンポよく進んだチーム堂村璃羽。
特にバンガロールヒューズジブラルタルという、受けに回れば脆い西村歩乃果チームの構成的な辛さがでた。
広く受けるに辛いkentobossチームも同じくに、この盤面でジブラルタルのリソースではキツい……。
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カタリストワンツー。見事にその優位を生かした2チームの上位終了。
最早最終円、完璧に組みあがった時には一切の甘えどころか、判断を間違えなくとも、構成の差で勝敗が決まることのあるのがASGS LCQだ。
ヘエッ?!
正直に、ASGSで構成的な辛さが出るまでの試合展開が行われるとは……ややに想像しておらず。
そんな場面であっても、チームのバリューで押し通すかどうかという展開になると思っていただけに、これは驚きだった。
全試合がそうであったわけではないとはいえ、シンプルにこのロビーキツいよ!
プレースメントを稼ぐか、キルポイントを取るかといった二択ではなく……チャンピオンを獲得し、ポイントを最大限取るためにカタリストを採用し、それを生かすためにプレースメントが伸びる……。
そうでなければ、不正解となった途端に早期処理されてしまう……。
だからAmericasリージョンは中急ぎ正解択選手権になったんですよ!
ハイ皆さんこれ!これです!
Americas、世界の強豪チームはこれをしています!
やや前傾姿勢へ構え、マッドマギーを持ち込んだチーム堂村璃羽が、構成で負担を軽減する(ランパート対策も兼ねて)方法を取っているのに対し。
2人にカタリストとジブラルタルというレジェンドを渡し、ガチガチにその路線に乗せているチームCiv:Aという違いも非常に面白い。
kurotonというプレイヤーの考え、Meteorで感じる自チームのカードを見極めることに長けており、最大限発揮するために決して妥協しないプレイヤーなんだろうなというそれと。
Taidaはまあその、やっぱりちょっとその。鬼なのか自信か。両方か。
フルサポートというか、それをTaidaが行っていたであろうロッコク氏(昔からよく見ている、私は彼のファンだ)は不慣れな中で(ミラージュプレイヤーだぞ!)一生懸命にそれを行っていた。
しかしにある程度、やれるだろと渡されたジブラルタルでTaidaの前に立って行うことを強いられたCiv:A氏は時々にやや爆発。
世界ロビーやBLGSで、FNATICで、メルトステラが担っていたタスクだ。
このチームがやっていたこと、ちょっと前のFNATICだ。
LykqIGLでカタリストアンカーの形。
非IGLフラッガージブラルタル、恐らく現Verで一番にタスク負荷が重い。
トロールしてしまったとtweetで懺悔をしていたが、本当にうまくこなしていたと思う。
Civ:A氏。本当にゲームの上手いプレイヤーだ。
ストリーマーのが主役となるASGS、最終2位でした。
— TIE_Civ:A (@KKTKciva) December 22, 2024
この度は誠に申し訳ありませんでした。
完全なる僕の不手際によって、鬼キャリーをしてくれたTaida様、3番手で使い慣れてないカタリストを使いながらも、指示通り完璧に動いていたロッコク様の頑張りを無駄にしてしまいました。… pic.twitter.com/VKGwGEDzT3
これをASGSに持ち込めるTaidaの凄さよ。
V最でも思ったことだけれど、得意なことだけではなく、このような思考の方向もやはりに某オレンジチームに似ているのかもしれない。
ASGSは毎回学びが沢山。
今回のASGS LCQ。ややにハイペースであり、各チームの掘り込みといったところまではたどり着けなかった……本番でそれを眺め、気づくことにはなってしまった。
前回は結構に多くのチームをスクリムより追いかけ、その積み重ねや工夫を見ることができていただけに、少し残念ではある。
しかしにその面白さはそのままで、前回よりも増したレベルの高さには驚きだ。
プロプレイヤーが増えた、そのプロプレイヤーが持ち込んだものは多くに影響を与えた。
ストリーマーとプロプレイヤー接し、一般シーンへ競技シーンのテクニック等といった今が伝わらなくなったと嘆いたこともあったが、この1年は大きくにそのエンジンが再び動き始めたのではないだろうか。
かつてApexが盛り上がっていた時代、それを支えた一助は競技シーンの今を丁寧に、惜しげもなく、しっかりと伝えた当時競技シーンプレイヤーの献身が多大にある。
今回のASGSでも、多くの競技プレイヤーが参加し、それをしっかりとどのチームでも行っていたのではないか。
前回も思ったことだが、このASGS開催というイベント当日だけで終わることなく……その解説やコーチングコラボ!のような形で。
ASGSの碧依さくら氏や、V最の渋谷ハル氏といったリーダー……かかったコストは莫大であろうし、多くにかかわった人たちのカロリーたるや想像以上だろう。
ESCL、実況解説陣、多くの人たちが、そこへ力を注いでいる。
Apexという、やや傾き沈みつつにあるこのゲームで、このゲームを盛り上げたいという……そんな献身でともった火種を、大火へと変えていく今後に期待したい。マジで頼みます。
誠に感謝感激だ。来年も期待しています。
最早日本国内のApexシーン、そのマネタイズというか……ビジネス的なそれも、貴方達が握っているといって……。
つまりにその、私のApex全人類競技シーン視聴という未来すら貴方達が握って……。
残念なのは、現状ランクマッチ等一般的なプレイシーンが規約違反者のEDハゲで埋め尽くされてしまっている(らしい)こと……。
この部分が改善されるだけで、年末年始といったストリーム激熱イベントウィーク、Apexは盛り上がると思う。
頑張れ山下。頼んだぞ山下。お前だけが頼りだ山下。