見出し画像

非凡な黒



基本の話からのつながりとして
ご覧いただきたい今回のnote


基本というか、自身の中でのベーシックを考えた時に
『黒』というワードは外せない。

ただなんとなく伝わる方には伝わるかと思うのだけど
黒という色は簡単でもあり難解でもありますよね。

平凡さと非凡さを併せ持つ表裏一体の色でもあるのが黒でもあるのかなと。

安易に取り入れると、かなり危ないのだけど
なんだかんだで現在も常に『使いやすい色』として君臨し続けている。


ここからは私なりの黒の選び方講座というか
自分自身が好む『黒』はどんなものかを一言で表すと

非凡であるか

この一択だと感じています。


お気づきですね?めちゃめちゃ普通のことをそれっぽく言ってます。
騙されてはいけませんよ。


ちょっとこれでは良くないので、もう少しだけ。

私の言う『非凡な黒』はどんなものか。

これは単なる一例なのだけど、私の中での非凡な黒は
少し抽象的になってしまって申し訳ないのだけど

『表情のある黒』だ。

黒と言えば、少し無機質なイメージが強くなってしまうのだけど
自分自身は、そこには実はあまり魅力を感じない。

どこかで手触り感というか、動きというか
そういった何かしらの引っ掛かりがあるものに魅力を感じている。

そう言った目線で世の中の『黒』を見ていくと
実はあまり無い。

その『非凡な黒』を常に求め、多分何と無くお気づきの方も多いかと思いますが

実は今シーズンのtatazumaiizumaiのラインナップ達は
どれも表情のある『非凡な黒』が多かったと思う。

そして、今回ご案内するものは、その中でも更に際立つものかもしれない。

それでは最後までよろしくお願い致します。





















































SEVEN BY SEVEN

Silk & Rayon Velvet zip blouson

color / black

size M/L

price ¥121,000-(in tax)







レーヨン80%とシルク20%のみで構成された上品なベルベット素材。

「ベルベット生地」とは、表面に細かい毛羽が美しい立体感が特徴の素材感。

ベルベットはパイルカットという特殊な処理で制作されており、
簡潔に言えばループ状に突起した素材を制作し、そのループ部分を丁寧にカットしていくことで
毛を立たせるという非常に高度な技術を伴います。

その為に現在でも多用することも少なくなった
ある種の希少な素材感とも言えます。

その技術こそが、この独特の立体感と厚みと柔らかさ
更に毛の高さから空気の層が生まれ、高い保温性をも生み出すのです。

それに加えて今回使用しているシルクとレーヨンの組成は
その高い保温性を更に高めつつ、様々な季節に適応できる優れた素材に仕上がっています。

そんな素材を使用したジップアップブルゾン。

シンプルながらもバランスの取れたシルエット
素材の特性でもある、とろみのある素材感が活きるよう
十分な余白とドレープ感が生まれるシルエットに落とし込まれています。

他で見られる粗野に制作されるベルベット風の特有のギラつきのようなものは無く

今回のベルベットはシルクレーヨンならではの鈍く光る上質さがあり
一枚での着用でも様になる1着です。

更にコートのインナーサイドに入れ込んだり、ライナー的に使用しながらも
隙間から覗いたベルベットの表情がスタイリングに奥深さを持たせてくれるかと思います。

様々なスタイルで取り入れていただけるおすすめなブルゾンです。














































モデル/ 178cm

turtle / slacks








黒のジップブルゾン。

世の中にありふれている一つでもある。

『使いやすさ』という点で言えば『ありふれている』という事からも
容易に伺えるのだけど

ただファッション的にも、洋服を好むものとしてのポリシー的な部分でも
差別化するのは難しい。

少しの違いという点ではレザーなんかがいい例だと思います。
黒のレザージップブルゾンや同じレザーでもスウェードなど。

このあたりの選択肢も非常に良いのはわかっている上で
今回のものをあえて選択してみた。

というのも、このアイテムの良いところは実のところと言えば
一枚での着用はもちろん、どうふんぞりかえっても良いのは明らかなのだけど

それ以上に、真冬などのコートのインナーサイドに着た時の
優秀さだ。

所謂、オーバーコート系やダッフルなどの縮絨ウール系のインナーには向いている。

素材的な部分を見ても、少しばかり贅沢気味ではあるが『ライナー』としての優秀さが際立つ。

秋や春といった寒さの始まりと終わりには一枚での着用を楽しみつつ
冬から真冬に関してはコートのインナーサイドに忍ばせてみてほしい。

シルクレーヨンのベルベットの保温性の高さにびっくりすると思う。

視覚的な部分での楽しみに全振りしているだけなのでは?と思いきや
実は超機能的であるという良い意味での裏切りが待っていたりするから。






さて、こちらのアイテムのご案内は山形のtatazumaiizumaiにて
ご案内をスタート致します。

オンラインストアの掲載に関しましては10月6日18時頃を予定しております。
店頭にて完売の場合は掲載はございませんので予めご了承ください。


とても素敵な1着ですので、是非ともご覧いただければ幸いです。


それでは!



nariwai / tatazumaiizumai
director & buyer


山下 拓郎



_____________

nariwai

〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町2-6-23
ビブレスタオフィスビル2F
022-796-2240

Instagram

_______________


tatazumaiizumai

〒990-0043
山形県山形市本町1丁目5−19
やまがたクリエイティブシティセンター Q1内 2-A

Instagram



_______





※こちらで使用している写真は
全て私達が時間をかけて撮影している写真です。
無断で他サイトで使用されている
という報告を受けることがございます。
その為掲載の全ての写真や文章は無断で
転載(微編集も含む)する等は全て禁止させて頂きます。
報告や発見の際は当該サイトの管理者に連絡し
削除依頼等の処置を行わせて頂きます。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?