2023年11月28日(火) あんぽ柿の出荷調整とぶどうの冬支度
今年の柿の収穫が終わってからもうすぐで一週間。あんぽ柿というのは柿の皮を剥いて水分量を30%ほどまで乾燥させた食べ物です。私をそれを作っています。
2020年から作り始めたのでかれこれもう4回目の生産ということになります。
あんぽ柿の原料になる柿は甘柿ではなくて渋柿と呼ばれるもので、名前の通りそのままでは渋みが強くてとてもじゃないけど食べられません。
それを乾燥させると渋みが消えてとても甘い柿になるのです。それがあんぽ柿です。
「柿が赤くなると医者が青くなる」という言葉があるようです。これは、柿がとても身体に良く健康的であるため、柿ができる頃は医者がいらなくなるということの表現です。
あんぽ柿は干し柿の一種で、あの有名な漫画「美味しんぼ」で海原雄山が「至高の菓子」として出した一品でもあります。
すごく甘くて美味しいし、食物繊維やビタミンAもたっぷりで身体にも最高。私なんかこの時期にお通じで悩むことはありません。
お通じでお悩みの方はぜひ一度ほんだ屋のあんぽ柿を試してください。笑
リンク貼っておきます。
https://hondaya.buyshop.jp/
「お通じが改善される!」とか書くと効能を表現しているようであまり良くないかと思いますから控えめに言っておきますということで。
私の作っているあんぽ柿は富山県南砺市だけでしか栽培されていない「三社柿(さんじゃがき)」という渋柿を原料にして作っています。
ただ、同じ富山県内の方でも意外と知らない人が多く、「あんぽ柿を作っています」というと「あんぽ柿?」というおうむ返しをいただくことがよくあります。
南砺市の名産ではありますがまだまだ認知度は低いようです。
あんぽ柿とか干し柿っていう名称を聞くとなんとなく年配の人が好むというイメージが強いかと思いますが、実際そうです。笑
ただ若い方に実際に食べていただくととても美味しいと喜ばれます。私としてはもう少しうまくマーケティングして20-30代の方に手にとっていただけるようなあんぽ柿作りを目指しています。
これがなかなか難しいんですよね。毎年のようにパッケージを変えてみたり、お客様の購入フローを想像して手を変え品を変えという形で今も模索中です。
今後はあんぽ柿使ったコラボ商品を飲食店様とやってみようかなと思案中です。以前にチーズケーキを出したことがあります。
チーズケーキはもっとアップデートしてさらに美味しいものをご提供できる日が来るかと思います。
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