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シナリオの書き方
さて今日はシナリオの書き方についてだ。昨日も言ったが、誰が興味あんねん案件であるし、コンクール締切前日にわざわざやることじゃないのだけれど、せっかくなのでご紹介する。
①書きたいテーマを書く
一番やってはいけないのは「今こういうの流行ってるからこういうの書いときゃいいんでしょ」という態度だ。書きたいテーマで書く、自分の感情をぶつけれるものを基本的には書くべきだ。僕の場合は怒りが強い。怒りをあくまでコミカルに書きたい。
②本を読む
書きたいものの中には知らないことがたくさん出てくるので、情報を得る必要がある。浅く広くでいいと思っている。そしてなるべく安く抑えたいので、Kindle Unlimitedや図書館はフル活用する。今回日本テレビ用のシナリオコンクールは「演技性パーソナリティ障害」がテーマにあるので、臨床家の岡田尊司さんの本にかなりお世話になった。
YouTubeもいいが、欲しい情報があるようでない、あったとしても専門性という意味では密度のない情報が多いのであまり使わない。気軽に見れるのはいいが、時間のコスパは意外と悪い。
③シーンを乱暴に書く
なんとなくの話がぼやけてきたら、そのシナリオに起こりうるシーンを思いつくかぎり並べていく。その際には「Scrivener」というソフトを使っている。
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特にこだわりというこだわりはないが、Wordに清書するまでは、このソフトで進めていく。使いやすくて良い。これは新海誠さんが使っているから使い始めた。
シーンを並べる際は映画の予告を意識している。
④あらすじを600字くらいで書く
まずはストーリーの初めから終わりまでをまとめる。なぜなら大体のシナリオコンクールは冒頭であらすじを書く必要があるからだ。選評者はここを結構注意深く見ている、らしい。だからこの600字がおもしろくないといけない。
600字を書く前には50字程度のログラインを書くといいだろう。
順番としては、物語を一言で表す→ログライン→あらすじ→脚本というかんじか。
⑤書け
ここまで準備してやっと書ける。セリフは、400字詰め原稿用紙で多くて3行くらいがいいだろう。短くスパッと!
書く時間よりも圧倒的に準備の方が長い。だからこそ感情をぶつけられるテーマで書くことが大事。
さて、Wordに戻ります。みなさまよい週末を。
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