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20代、大反省会
現在31歳、妻帯者、子持ち。取り柄といえばこましな文章が書けること、あとは英語が多少使えるくらい。その2本軸だけで今日もなんとか生きている。基本的にはつまらなく、だらしのない人間だ。家では毎日のように妻に怒られ、今日もアルミホイルの表裏が永遠に覚えられない僕を見てため息をつかれてしまった。申し訳ございません。今日も生きさせていただいております。
そんな僕でもそれなりに楽しく、毎日笑って過ごしてきてつもりだけど、20代の生き方をもっと工夫していれば違う人生になったんじゃないかとたまに思う。いや毎日思っている。そりゃ人間はいつからでも頑張れるが、早いに越したことはない。ましてや20代で費やせるエネルギーと30代のそれは全く違う。歳を取ると加速力が劣る。すぐに眠くなる。次の日になると頑張ろうとしていたことを忘れてしまう。
そんなわけで僕は後悔している。これを読んでいる20代の人たちに気づきを与え、また、30代をこれから走る自分に反省を促すため、今日と明日に渡って僕の20代の失敗を共有していきたい。
①就活はちゃんとしたほうがいい
大学4回生の頃、なんで周りはこんなにも必死こいて仕事を探しているのだろうと思っていた。10年くらい経った今になってようやく分かってきた。新卒でちゃんとした会社に入ることは、貯金を作るようなものだ。逆にそこを適当に流してしまった僕のような人間は、ポケモンでいうとオーキド博士から最初の1匹をもらえずにスタートせねばならない。サトシが丸腰で冒険へ出てポケモンマスターを目指せるか?という話だ。石とか木とか花火とかを使って死に物狂いになれば、コイキングのような雑魚ポケモンは捕まえられるだろう。しかしそこから最初のバッチをゲットするビジョンは見れるだろうか?
三菱商事に入った新卒のあなたは、ゲーム開始時からセレビィが付いてくるようなものです。おめでとう。よほどのことがないかぎり、ゆっくりと着実に階段を登っていけるでしょう。三菱商事を辞めたとしても「新卒で三菱商事カード」は永遠に使えます。
大学生のうちにちゃんと就活して、新卒で社会に揉まれるのも早いほうがいいと個人的には思う。社会に出てお金を稼がないと分からないことがたくさんあるからだ。
会社員として働くことは「嘘をつくこと」に等しい。僕はドラマ「HERO」の久利生公平を心に宿して入社してしまったので酷い目にあった。尊敬してやまない又吉先生が言っていた。
「失敗もたくさん集めないと次のステージには進めない」
最初から器用に全てを完璧にこなすのはしんどい。疲れる。というか不可能。逆に「失敗しないといけない」くらいのメンタルが欲しいところだ。でも20代は、最初から器用に全てを完璧に「こなそう」としてもいい時期だ。なるべく早く、たくさん揉まれればいい。必ずめんどくさい人というのが会社に一人はいるものだから、その人が君を成長させてくれる。どうやって付き合うのか、またどうやってスルーするのか、あなたのコミュニケーション能力に磨きがかかるだろう。
②家・職場とは別のサードプレイスは持っておいたほうがいい
これについてはまた明日。
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