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手帳で生活に彩りを

毎年のようにほぼ日手帳のカズン版(バカデカいやつ)を買っては、1月1日からコツコツとその日思ったことや気づきを書くのだが、大体毎日だったのが隔日になり、1週間に1回になり、夏頃には完全に終わってしまう。11月19日現在、残った40日分を今日から書き出してもいいのだが、カズンを開くエネルギーがない。開いたところで何を書けばいいのか分からない。悔しい。1月2月は寝る前のルーティンとして毎日書いていたのに、表紙を捲ることすらできなくなった自分が悔しいし、恥ずかしい。

誰が興味あんねん案件ではあるが、僕とほぼ日手帳の歴史は長い。初めて買ったのは2010年、高校2年生の時だったか。毎晩寝る前にあてもないことを書き連ねた。日々の不満から人には言えない夢まで。限りなく自由な空間がほぼ日手帳にはあった。
販売元であるほぼ日刊イトイ新聞が元々好きだったというのもあるが、ほぼ日手帳が良いのは、毎日毎ページごとに下部に名言が載っている点だ。
「ほぼ日」のコンテンツでは毎日のように著名人がインタビューに応じる。そこから溢れ出た名言が厳選されて手帳に載るのだ。それだけで、時間をかけて毎年作られていることが分かるので大事にしたくなる。
なのに!毎年夏以降は書かなくなるので!夏以降の名言が見れない!一体僕はどうしたらいいのだろうか。

年の瀬になり、2025年に向けて世間の足並みが慌ただしくなる。書店や文房具店に行けば当然手帳コーナーが彩っている。
さて、来年はどうしよう。文庫本サイズのやつにしてもいいかななんて思っているが、せっかく今年ルフィのカズン用手帳カバー買っちゃったしなあなんて思っている。「あ、買うことは買うんだ」と思われたかもしれない。買うんです。夏までしか書けないのに?ええ!買うんです!


ほぼ日公式より
https://www.1101.com/store/techo/collection/#/contents/0637

例えば公式で紹介されている「ほぼ日手帳の使い方」的なページなんか、見ているだけでゾクゾクする。やっぱほぼ日手帳のある生活はいいよなあ。この人の生活、手帳のおかげで彩ってるなあ。そんなふうに感心せずにはいられない。書籍として毎年「ほぼ日手帳ガイドブック」が発売されるのだけれど、公式ホームページだけで物足りない年はそれも買う。読んで気持ちを高める。そして正月からコツコツと書き始める。しかし夏頃には書かなくなる。それでいいのだ。手帳のおかげで生活が彩る段階にまでは来ていないが、年末の楽しみと新年のいいスタートにはなっている。

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松本拓郎
サポートしていただいたお金を使って何かしら体験し、ここに書きたいと思います。