19.雨の効能と致死量
Q.おはようございます。
雨、怖くないですか…。
2020.7.8 花見沢櫻子さん(年齢不詳・女性)
A.雨怖いですね。
世界中で大洪水の伝説があるのもうなずけますし、城を落とすとき水攻めが有効だったのもこれまたうなずけます。
激しい水、及び雨というのは有史以来、人間の脅威でした。
しかし僕たち人間は七十パーセントが水で出来ています。
子どもの頃、理科の授業でこの事実を告げられたとき、僕は「そうか。俺たちは陸に居ながら溺れているのか」とすっとんきょうな考えに至りました。
ご存知の通り、人間は溺死しません。むしろ三日も水を飲まないと干からびて死にます。そして水の源を辿ればやはり雨になります。
雨の存在により、人類には水が供給されています。
雨の恐ろしさについ目がいきがちですが、雨が守ってきた命と比べれば、雨に奪われた命の数はわずかです。
この度の豪雨でお亡くなりになっている方もいるのに不謹慎極まりないのですが、「この雨のおかげで人間は生きれてもいるんだよな」と考えてもしまうのです。
すぐに物事を多面的にしてしまうのは僕のクセです。「うっざ」と言われがちです。
「ほどほど」とか「適量」という言葉がさまざまなものに使われます。
これはもしかして「致死量未満」を指すのかもしれません。
仕事、音楽、恋愛、酒、筋トレ、ゲーム、勉強、薬。
どんなものにも良いところ悪いところがあります。
もっと言えば、あらゆるものに効能と致死量があります。雨もここに当てはまるのかもしれませんね。いくら何でも降りすぎですね。死にますよこんな降られたら。
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