要求は多いけど、薄くなってしもてるで。
具体的にどうしていいのかが
ハッキリしない。
だから、面倒くさいとか、これはダメ
なんていう感情の掃出しとダメ出しに終始する。
もったいない、実にもったいない。
人生の先輩方の文句の量は、
自分の比ではない。
まさに人生に対して呪詛の言葉を
発し続けているがごとし。
その点においては「しらんがな」では
あるけれど、
それだけアレしたい、これしたい、
こうして欲しい、があるのが
なんともうらやましい。
わりかし、今に満足するタイプなのか、
それとも天邪鬼タイプなのか、
その両方なのかもしれないけれど、
なかなか湧かない時は湧かない。
働く時間は常に不満ばっかり、の
あのエネルギー、言動は感心する。
おそらく、自分が嫌な人間に向ける時の
意識と同じ。
あ、ということは同じか。なんや、残念。
で、終わらんよ。
終わったらただの感想、お気持ち表明やからね。
言いたいのは、
「文句だけではもったいない。」
ちゅうことなんですわ。
文句がでんようでは、
文句の原因はなにか、どないしたら
改善できるか、そもそも改善せなあかんのか、
どのくらい費用、時間が必要なのか、
調べたり、考えたりする機会にならへんから。
「その気づき、ナイスです。」
むしろそう伝えてあげたいくらい。
ただ惜しむらくは、そこをなんとか
変える発想、力、体力が、もう
残ってはらへんのか、動く練習、訓練、
実践をしたはれへんから、
口だけ動かす嫌な人になってしもてる点。
あぁ、もったいない、もったいない。
「この仕事、好きじゃないから」
と言う割に、文句満載なのは、
仕事の事をずーっと考えてるからやん。
好きですやん、それ。
執着ですやん。
「嫌だけど考えてしまうんや。」
それ、才能ですやん。
そないに考えてしまうんやったら、
ええ方に考えはったらよろしいのに。
荒唐無稽でもええし、
ものすごく現実的でもええし、
嫌や、面倒くさい、しんどいと
思う根本はなんなのか、それは
ホンマにどうしようもないもんなのか。
文句いいながらでもやるだけマシ。
なんてのは、聴いてる側が言うことで、
やってる本人が言うことではない。
聞かされ続ける方はたまったもんではない。
文句なく働けるのが一番やねんから。
文句皆無は幻想やけれども、
文句を文句で終わらせへん、はできるやろ。
欠点見つけて、指摘するだけやったら、
機械に任せたらよろしいですやん。
それを一番に気づいたんやったら、
どないして改善しますかね、ちゅうのも
先にできるやん。
それを見返りがないとせえへんやって?
せやったら、個人で仕事しはったらよろしい。
あんた、ビジネスセンス抜群やねんから。
思うところありまくり、
おもろい職場に乾杯。