なぜ流れの詰まり(ボトルネック)に誰よりも敏感なのか?
流れの詰まりに超敏感な自分の発見
私は流れていないところ、流れが詰まっているところに非常に敏感なんです。
これまで自分では意識していなかったのですが、他の人よりも相当敏感だということが分かってきました。
それが流れの詰まりどころ「ボトルネック」に注目する制約条件の理論(TOC)を使ったコンサルティング、企業改革に非常に役立っているのは実感していますが、そもそもなぜこんなに流れに敏感なのだろうか?
この気づきのきっかけは、コロナの時期に名古屋の物流会社で体験した危険予知訓練でした。実際に車を運転している場面の動画を見て、危険を予知するのです。
こんな場面を想像して下さい。2車線の真ん中をタクシーの運転手として走り、大きな交差点に差し掛かっています。自分は中央車線に居て、左にも車が走っていて、右には3本めの右折レーンができているところに何台か車が右折待ちをしています。
交差点に差し掛かる時に、あなたならどんな危険を予測するでしょうか?
。。。。。
その時、私は右折レーンに詰まった車列から予期せぬ危険が発生することを直感的に予知しました。
後で動画を回すとその通りでした。右側から急に右折をやめた2人乗りのバイクが左に飛び出してきて、自分の運転する車にぶつかったのです。
教官役の方に「これを当てた人は初めてです。」と言われました。
初めて?! 嬉しい気持ちもありましたが、これだけの多くの、毎日車を運転する社員さんが同じ訓練を受けていて、誰も当たっていないの?ということに逆に驚いてしまったのです。
なぜ、こんなにも流れの詰まりに敏感なのだろうか? ますます謎が深まりました。
三つの原体験が教えてくれたこと
なぜ私がそれほど「詰まり」に敏感なのか? 記憶を掘り起こしてみると、3つの重要な原体験が思い浮かびました。
1つ目は小学生の頃の鉄棒での事故です。友達のみんなが「地獄回り」と言っていた技に挑戦した時のこと。
鉄棒を両手で掴んで、ぴょんと鉄棒の上に飛び乗って、両足裏を鉄棒につけた形で前に回り、そのまま着地をするって技でした。
私は見事に失敗しました。回転途中で手を離してしまったのです。頭から落下した時、息ができなくなりました。
このまま死ぬのか?
たぶん数秒だったと思うのですが、何十秒にも感じました。息ができなくて死んでしまうのではないかという恐怖を味わった初めての経験でした。
2つ目は中学生の頃のラグビーの練習中の出来事です。タックルを受けて後頭部を強打し、脳震盪で再び息ができなくなる経験をしました。
目から星が出て、しばらく真っ暗な中で何も見えない状態が続き、その日は立ち直ることができませんでした。一週間くらい練習できなかったかな。
3つ目は他人の命に関わる経験でした。
社会人1年目、水泳インストラクターとして子どもたちを教えていた時のことです。テストの採点に気を取られている間に、小さな子どもが深いプールに沈んでしまいました。
見学していたお母さんが2階のギャラリーのガラスをバンバンバン!と叩いたことで気づいた他のインストラクターのお陰で救助できました。しかし私はそれまで全く気づかなかった。。。一歩間違えれば大事故になるところでした。
他者の息を詰まらせる状況を作ってしまった。これは心に大きな傷を残すことになりました。
この3つの場面は、どれも今でも鮮明に思い起こすことができます。
衝動を活かした新しいサービスの展開へ
これらの体験は、「詰まる」=「命の危機」という経験として深く刻まれています。それが今、仕事や行動に大きな影響を与えているのだと思います。
息だけでなく、水やモノの流れ、仕事の流れ、お金の流れ、人の技術の流れなど、あらゆる「詰まり」に敏感に反応し、それを解消したいという衝動につながっているのです。
改めて、これが自分の持ち味、得意なところだと認識しなおしました。この衝動があるから、私は今の仕事が誰よりも得意と言えるんだと。
この気づきを活かし、これからはボトルネックや詰まりどころの探究・発見というサービスを本格的に展開していきたいと考えています。
そんなに高額ではなく、いつでも気軽に相談できる形で、流れの詰まりを解消するお手伝いができればと考えています。
なぜなら、それが私にとって生きることだから。
自分の仕事の原点が、こうした原体験からの衝動につながっているということを発見できたのは、大きな気づきでした。これからもこの感性を大切にしながら、さまざまな「流れ」を作っていきたいと思います。
皆さまの仕事で何か詰まりや行き詰まり感を感じることがありましたら、ぜひご相談ください。きっと何かしらのお役に立てると思います。
メンバーシップ「ボトルネック探究部」を始めました
ということで、流れの詰まりに誰よりも敏感な私が、ボトルネック発見のアドバイスを気軽に行えるnoteメンバーシップを作りました。
過去のTOC事例の主要記事・事例記事は、「お試し読み」を残してメンバーシップのエリアに移していいます。
ボトルネック探究部では、ボトルネックを突き詰めることで数々の企業改革を行ってきた森本繁生が「まさに今、チャレンジ中の」日々アップデートしていく現場改善改革ノウハウを共有します(制約条件の理論(TOC)アップデート)。
またそこで相手や自分自身に起こっている喜怒哀楽の感情と、それらをいかに行動のエネルギーに変えていくかという試行錯誤も同時に共有します(感情知能EQの活用)。
メンバーシップの掲示板では参加者の皆さんの質問や実例共有で学び合いの場を創りたいと考えています。
またプレミアメンバーシップでは、個別アドバイスを気軽に随時受けていただけるようにします。
■スタンダードプラン ¥1,000 / 月 初月無料
常にボトルネック探究脳を持っておきたい方におすすめです。
・週1本程度のメンバー限定記事
・メンバー掲示板での質問やメンバー同士の情報交換
・メンバー掲示板での森本の生煮えのアイデアや日常の気付き発信
・メンバー優先セミナー募集
■個別相談プラン ¥15,000 / 月
いつでも個別相談ができるメンバーシップです。
ボトルネックの探究・発見・特定について、必要な時に個別にヒントや問いかけがほしいと考える方におすすめです。
・スタンダードプランのサービスに加えて、メッセージ、メールでの個別相談
仕事に良い流れを創り、人が生き生きと働く姿をもっと見たいと願う方のご参加を歓迎します。お待ちしております!