世界一周 day44【ブラショフからブラン城へ日帰り観光🇷🇴】~世界一周新婚旅行~
5/21 6:00起床。
今日はブラショフから30km程の郊外にあるブランという村まで日帰りトリップです。
ブランにはブラン城があり、これは吸血鬼ドラキュラのモデルになった人のお城とよく紹介されています。勉強した詳しい解説は後ほど。
7:00、出発。
家の近くのバス乗り場、黒い教会近くから41番バスでAutogara 2(バスターミナル2?)へ向かいます。
ヨーロッパですね〜。
チケットは昨日と同じ機械で打刻制。横にある小さい青い小屋みたいなので、切符は買えました。
尚、ココのおばちゃんはしっかり英語が通じました。
ルーマニアは旧ソ連に占領されていた歴史があり、割と閉鎖的な国家?だからわかりませんが英語を喋ってくれない人は結構多い印象です。(もちろん親切ですよ)
また、ルーマニア語はスペイン語に少し似ている要素もあるそうで、英語が通じなくとも何となく単語が通じることもよくあります。
10分ほどの乗車。
7:40、Autgara 2到着。
ブランまでの時刻表もありました。
行きは毎時0分、帰りは毎時30分のようです。
ここからは隣国モルドバへのバスもありそうな感じ。
8:00、定刻通りバスは出発です。
チケットは運転手から購入。
1人13レウ(450円ほど)、40-50分で到着予定。
やや古めですが、ちゃんとした観光バスタイプのやつ。
車窓がルーマニアの田舎って感じです。
10時にはディズニーのアトラクション並みに混む、と書いてある旅行記も見たので朝イチで向かいます。
バス内は暇なので、ルーマニアについて知っていることがあるか考えてました。ルーマニアって何か印象とか知っていることはありますでしょうか?
僕は首都がブカレストっていうことと、ムトゥというサッカー選手がいたことくらいしか知りませんでした。ドラキュラも有名なんですね。
さて、バスは50分弱で到着。
ブラン城は今日は9時からです。
10分前にバス到着したら、3組8人ほどが並んでいる程度でした。
お土産屋さんもまだ開店前。
若干、厨二病感のあるTシャツ達。
ドラキュラはドラゴンが由来でもあるので、どうしてもそうなってしまいます。
部屋着で着たいくらいのTシャツですね。
さて、9時開城。
チケットは全て自動券売機で購入します。
ブラン城、1人70レウでした。値上がりしてますね、、、、。でも観光客からこうやってしっかり値段を取るのは良いと思います。
今回は現地人も外国人も均一でしたが、日本もガッツリ外国人に対してはお金を取ってもいいと思うんですよね〜。
さて、いきましょう。雰囲気良いですね。
中世のお城感が満載でワクワクします。
さてココで解説を。
まず、吸血鬼ドラキュラのモデルになったのは、ルーマニア南部にかつて存在したワラキア公国のヴラド3世、通称ドラキュラ伯爵という方だそう。大体1,400年代の方です。
このヴラド3世の父であるヴラド2世は、ハンガリー王の創設したドラゴン騎士団の一員であったことから、ドラクル(ルーマニア語でドラゴン)という名を与えられました。そして、ルーマニア語でドラクルの子という意味であるドラキュラから、ヴラド3世はヴラド・ドラキュラとも呼ばれるようになったそうです。
尚、このヴラド3世は家族関係でも割と壮絶な人生を歩んでおり、その復讐心などから周辺国との戦も多かったみたい。
敵国とみなした敵兵士、市民や権力者など、推定8万人もの人を串刺しにして殺したことから「串刺し公ヴラド」とも言われてます。
そういった経緯で、ドラキュラは人を殺しまくって悪行を働くヤバい王、という噂が世界的に広がったとのこと。
そういった残虐なストーリーからヒントを得て、アイルランド人作家によって小説「吸血鬼ドラキュラ」が書かれたと言われています。そしてその小説内で出てくるモデルのお城が、このブラン城なのだそう。
なので、実際にはドラキュラ伯爵は人の血は吸っていません。完全に幻想の中の話です。🧛
また、面白いなと思ったことが1つ。
ドラキュラ伯爵が人を殺しまくるヤバいやつという噂が世界的に広がった一方、ルーマニアではドラキュラは英雄的扱いだそうです。
なぜなら、敵国との戦いや侵略でことごとく相手を斬ってきた事から、敵国の侵入を防いである意味ルーマニアという国を守ったという存在なのだそう。
言い換えれば、ドラキュラ伯爵がいなければ、今のルーマニアという国は無かったといっても過言ではないくらいの扱いです。
なので、ルーマニア人は自国の英雄のお城を見に行く感覚だそうです。面白いですよね。
中に入っていきます。
旗がお城の模様で良い感じ。
元は普通に居住のためのお城だっただけあって、中は普通にヨーロッパのお城です。
住んでいた城主や所有者の写真も。
ドラキュラのモデルと言われるヴラド3世は、1枚目の左から6番目。どうですか?ややドラキュラ感はありますよね🧛
アンティークが可愛くて良い感じです。
部屋も洋風オシャです。
屋根の色に統一があり、小窓からの景色も凄く可愛い。
ふと見る外の景色がヨーロッパ過ぎて、見惚れてしまう。
中庭も覗けますね。
ドラキュラ伝説があるからか、オバケ屋敷風?にあえてしている感も。
住んでいた人の当時の時代背景を解説したパネルもありました。その他、服装や武器なども。
約8万人を串刺しにしたと言われるドラキュラ、こんな拷問器具?というか処刑装置?もありました。
基本的には全てふーんという感じ見て周れます。ただ雰囲気が日本のお城とは全然違うので、すごくメルヘンな感じ。
順路も全て決まっているので、なんというかディズニーのアトラクションを周る感覚で楽しめます。
9:45、45分で70レウの観光が終わりました。
帰りはツアー客も1組来ており、やっぱり混雑してきそうな感じでした。
そんな中、混雑も一切なく颯爽と退城。
ネットで見た、ブラン城がよく見える反対の山に軽くハイキング。
こんなところを登っていきます。
maps.meではしっかり出てきます。本当にココ?という感じでしたが、意外とすぐにポイントは着くので5分だけ頑張りましょう。
林を抜けるとめちゃくちゃ綺麗。
ヨーロッパ中世のお城!!って感じ。
午前中はやや逆行気味ですね、ココは来るなら午後の方がもっと綺麗かもしれません。
十字架もありました。
さて、10:30下山。
戻ってみたら、丁度10:30のバスが10分遅れ気味でやってきました。ドンピシャで乗車。
車窓は相変わらず長閑。
11:30にはブラショフのバスターミナルに帰ってきました。
行きも乗った41番バスは1時間に1本でしたが、22番バスはやや遠いものの10分間隔くらいで旧市街方面へ行くので乗ってみる。
降りた目の前にスーパーがあったので入る。
朝から何も食べていなかったので、パンを買って食べながら帰ります。相方は大歓喜。
やっぱりヨーロッパはパン文化です。しかも激安。ひもじくなった時に覚えておきます。
宿に帰って荷物を置いて、昼ご飯を食べにいきます。
大通りから少し入ったところ。
パスタとスープです。65レウ(2,200円也)。
高いは高いけど、ヨーロッパの割にはこういう雰囲気良いところでは全然食べれる値段ですね。
観光客通りから1本入ると本当に雰囲気が良いです。
13:00、その後はカフェへ。
ヨーロッパでカフェに入れるのもギリギリ東欧までか。なのでここでも相方大歓喜。
ラテとレモネードで27レウ(900円)。
15:00、宿に帰還。
昼寝、作業などをこなす。
18:30、夜飯に出かけます。
外で食べようと思いましたが、毎食はやっぱり高すぎる。ということでパン屋さんでピザとサンドイッチを買って食べます。
27レウ(950円ほど)。まあ安いでしょう。
ビールを買って乾杯。
20:00、ただこれだけでは相方が足りなかったようで、またパンを二つ買いに行きました。
0:00、就寝。
明日はブラショフから100kmちょい離れた世界遺産のシギショアラという街まで、また日帰り旅行です。
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