交通事故
通勤途中の自転車事故
毎朝自転車通勤をしている。昨日、通勤途中に交通事故があった。家を出て5分のところだ。起きたばかりの自転車と自動車の事故。自転車の人は、担架に乗せられていたが、意識がないようだった。動かなかった。救護者が近所の知り合いでないことだけを確認し、その場をあとにした。
自転車をこぎながらふと思った。家を出てすぐ、忘れ物を取りに自宅に引き返した。それがなければ、この事故に巻き込まれていたかもしれないし、当事者になっていたかもしれない。
毎朝4時30分に起き、犬の散歩をして、きれいな朝焼けを見て、プログラミングの学習をして・・・と今では当たり前になった日常が、今日の朝、一瞬で無くなっていたかも・・・。考えすぎかもしれないが、自転車をこぎながら一瞬背中がゾクッとした。
そもそも構造的に無理でしょ? 今の道路
普段、公用車を使って市内を走る。特に自転車には、気を使う。車道の逆走、歩道と車道のジグザク出入り走行、飛び出し、信号無視、高齢者のふらつき走行、学生の集団走行、と切りがない。
でも一番の危険は、道路の幅が狭いこと。私が知る限り、最初から「歩行者」「自転車」「自動車」の3者が通行できるように設計された道路は、市内にはない。せいぜい車道をいじめて自転車道を確保するのが精一杯だ。これはこれで危ない。交差点近くでは、幅員が足らず、自転車道は消え、自転車は急に歩道に入れさせられる。
そもそも今の50代以上は、子供の頃から「歩行者=自転車」という感覚で育った人が多いはずだ。自転車で車道を走ったら車やトラックに乗った大人に思いっきり怒られた時代だ。現在、そんな子供時代を送った高齢者ドライバーが急増中だ。誰が悪いというわけではない。ぶつけたらこちらが悪い。今のところの安全策は、歩道も車道も無法地帯(カオス)と肝に銘じて公用車を走らすことぐらいしか思いつかない。