伝説の試合、そして最高の決勝
昨日はFIFAワールドカップ決勝アルゼンチンVSフランスが実施されました。日本時間の月曜夜12時キックオフということで、翌日は朝から仕事だったのですが、決勝ということでこれは見なくてはいけないと最後まで見てしまいました。結果は本当に凄い試合でした。
まずは感想から言おうと思うのですが、Twitterのトレンドにも入っていましたが、「伝説の試合、最高の決勝」これに尽きます。
多分今までのワールドカップの決勝で、これほどハラハラしたり、ドキドキして、誰も予想できないシナリオとなった決勝ではないかと思います。それを眠い中もリアルタイムで視聴できたのは本当に光栄のことだったと思います。
特にやはりその中でも光っていたのが、メッシとムバッペ。この2人はやはり決勝でもスターでした。何が凄いって2人のことをかくだけでも1記事書けそうですが(笑)
とにかく彼ら2人がいたからこそ伝説の試合、そして最高の決勝になったのは間違いないと思います。そして彼ら2人の所属チームが同じということも考え深いものがあります。本当にまるでアニメの世界の試合を見ている感じになりました。
フランスの攻撃。ムバッペはやはり怪物だった
この決勝、結果としてアルゼンチンが優勝になりましたが、フランス、特に決勝でハットトリックという偉業を成し遂げたムバッペを外して決勝を語らないわけにはいきません。
ハットトリックしたのに負けたってそんなことあるのか?と疑いたいですが、やはりムバッペはこの試合のMVPと言っても過言ではなかったと思います。それぐらいこの選手の存在はフランスにはとって大きかったと思います。
前半にアルゼンチンに2点先制され、後半も中盤までアルゼンチンペースに飲み込まれていたフランス。僕自身も前回のワールドカップ関連の記事でも書いた通り、フランスはここまで負ける気が全くしませんでした。
しかし決勝は予想を覆す結果となっていました。パスミスは多かったり、アルゼンチンの方が良い動きをしていて、フランスが自分たちのペースを掴むことはできません。本当に後半の途中までこれフランス?と思いたいぐらい、いい感じで試合を運ぶことができていませんでした。
ただ2-0というのとても怖い点数でもあります。それは2-0というのは場合によって追いつかれてしまう危険な数字でもあるのです。日本も4年前、ベルギー戦で2-0でリードしたものの、追いつかれ、最後のアディショナルタイムで逆転され負けたという試合もありました。
フランスはまだ諦めていませんでした。流石にアルゼンチンの疲れが出てきたような感じで、フランスにも攻撃できるチャンスになっていった矢先にPKを獲得します
PKのキッカーはムバッペ。冷静に決めて1点を返します。すると会場のムードはフランスモード。そしてフランスの選手たちにも火がついたのが、動きがよくなりムバッペを中心に攻撃を仕掛けます。
そしてその1分後。まさかの同点をムバッペが決めます。これは流石というしかないシュート。
これでフランスは同点に追いつき、延長線に突入。
延長線はメッシに1点先制され、また突き放されますが、またしてもフランスはPKを獲得。ここもキッカーはムバッペで、またしても冷静に決めて同点にし、ハットトリック達成。
ハットトリックも凄いですが、PK2回蹴って、2回とも決めるのも流石としか言いようがありません。
同点のままPK戦に入り、PK戦では1本目にムバッペが蹴りました。これもシュートの威力は強いままシュート。決勝だけで3回もPKを蹴っているムバッペ。そしてPK戦のPKも決めました。
結果としてムバッペはこの大会で5ゴール。得点王に輝きました。
アルゼンチン優勝。メッシは神の子から神になったのか
前半からアルゼンチンは調子が良く感じられました。そしてその中心にやはりメッシがいました。そしてアルバレス、ディマリアもメッシを後押しする感じで決勝戦を楽しんでいる感じが伝わってきました。
前半PKをディマリアが奪い、メッシがゴールを決める。ゴールを決めたあとのアルゼンチンは優勝を確証したかのように選手たちがメッシのところに集まって喜んでいるのが印象的でした。
そして2点目もメッシは間接的ですが関わっていました。メッシのパスに一気に攻撃を仕掛けたアルゼンチン。フランスは守備が間に合っていないままアルゼンチンが攻撃を仕掛け、フリーになったディマリアがシュートしてゴール。まさかの前半で2点目を先取しました。
アルゼンチンは絶対的に調子が良かった。守備も攻撃もしっかり機能して、フランスを対策していたのではないかと全体的に感じました。後半2点を奪われ同点になるものの、交代選手をまだ全然切っていなかったので、同点に追いつかれた後も、交代選手が機能していた印象です。
延長戦も前半からアルゼンチンペースでした。途中惜しいシュートもしながら、これはもしかしたら延長で勝負が決まるぞとも思っていました。
そして延長後半、その時はやってきました。メッシが優勝に大きく近づく追加点を決めるのです。
これはもう持っているというしか言いようがないです。メッシはやはりサッカーの為に生まれてきた人間と言っても過言ではないと思います。本当に必要な時に、本当にここというところで決めてくるんだなぁと感じました。
正直この時、これはアルゼンチン優勝でしょと思っていたのですがここから面白かったです。アルゼンチン選手がハンドの判定を受けて、PKを献上してしまい、再び同点に追いつかれてしまいます。
そしてPK戦に突入し、アルゼンチンの1本目のキッカーはメッシ。アルゼンチンサポーターを前にして冷静に決めていきます。
同時にアルゼンチンGKマルティネス。彼のファインセーブもアルゼンチンを救いました。フランスは2本外し、アルゼンチンは1回でも決まれば優勝は決定。
最後のキッカーはモンティエル。フランスGKのウーゴ・ロリスの逆をつきシュート。ゴールが決まってアルゼンチンが36年ぶりの優勝を果たしました。
メッシの大会
大会を終わって考えてみれば、この大会はメッシの大会、メッシのためのワールドカップと言っても過言ではないのではないかと感じました。
メッシはサッカーを知らない人でも知っている選手の一人です。その選手がまだ世界最高峰のスポーツ祭典の1つでもあるワールドカップのトロフィーを獲ったことがなく、今大会初めて獲ることができたというのは、サッカーファンはもちろん、サッカーを知らない人にとっても嬉しいニュースの1つではないかと感じています。
本当に僕自身もメッシがワールドカップで優勝した時は本当に嬉しかったし、より一層サッカーが好きになりました。最後のワールドカップと本人も言いながらも、まだ続けるという意向もあるようなので、今後もどんなプレーが見れるのが楽しみです。
ひとまず今日はここまで。ワールドカップの振り返りはまた後日やりたいと思います。