四季報を眺めて新しい事業のヒントを探す。なおロジックなし
こんにちは。Skyland Ventuers(SV)の大越です。不定期でツラツラ思うこと/考えていることなどまとめます。
先日、東洋経済『2023年1集 会社四季報』が発売されました。ザーーーーーっとななめ読みして「これってなにかのヒントになるのでは?」と思い備忘録的に残しておきます。
サマリー
ソシャゲ会社の四季報コメントを見るとBCG産業周辺のビジネスチャンスがでてくる可能性がある
生成系AI×アプリ・ウォレットが、新しいオンラインユーザーの入口になるのでは?
生成系AI活用・トークン活用が、散乱している情報をまとめる新しい仕組みになるのでは?
ソシャゲ会社による2023年の注力ビジネス
KLab、enish、コロプラ、ドリコム。各社がブロックチェーンゲームなどの開発を進めていくと四季報より。
2023年はBCG元年になるか?と言われているが、すでにIPを保有している・開発人員が充実している上場ソシャゲ会社が参入することでBCGが本格化する流れがきてもおかしくないなと。
ソシャゲだけではないですが、新しい領域が広がる過程でその周辺にあるものがビジネスになっていく流れはあり、BCGが本格化するタイミングで
情報格差
データ活用
面倒な手間をなくす
このようなテーマのビジネスは発展していく気がしています。
ただし、1つのゲームにフォーカスをするような取り組みはリスクや拡大可能性の視点で”上滑る”こともあるのでBCG全体を俯瞰したときに「情報格差」「データ活用」「面倒な手間をなくす」3つのいずれかにはまる何かがいいと思ってます。
オンラインユーザーが一番最初に接触する「点」のビジネス
オンライン上でユーザーが何かをしようと思ったときに、一番最初に接触するところには、なにかしらビジネスの種があるはずで。
インターネットバブル期であればポータルサイト。インターネットで何か行動を起こすときに使っていたツール。
Yahoo!やBIGLOBE、Excite、goo、Infoseek、livedoor、MSNなど30代であれば必ず使っていたであろうポータルサイトたち。
検索だけでなく、ニュース・天気予報・Webメール・占いなどユーザーが興味のありそうなものを1つにまとめて「滞在・回遊させることで広告収益につなげた」というビジネスがありました。
ただ、これはスマホ登場で、最初の接点が「アプリ」になってしまってことで一気に地位が低くなり買収や統合、閉鎖していったと解釈しています。
2023年、なにがそのような領域になりえるのか?
最近のトレンドで考えたときに2つあると思ってます。
AI×アプリ
ウォレット
AI×アプリ
2022年12月くらいから、生成系AIが注目されています。毎日のようにGPTを中心にニュースが飛び交っています。
Googleによる「コードレッド」、Microsoftによる既存プロダクトへのGPT組み込み。
この2つニュースの流れだけでも「ユーザーはAIを通じて新しい行動を起こすかもしれない」と読み取れたりします。
この仮説を具体に落とすとすると、AIをコアに据えたアプリの可能性は大いにあるはずで。
それが、仕事の生産性を上げるためのアプリかもしれないですし、プライベートで楽しむものかもしれません。
どちらにせよ、ユーザーが一番最初に接触する「点」でAI×アプリは新しい領域になりえると思っています。
ウォレット
web3で活動をしようと思うと必ずウォレットが必要になっているのが現状です。EthベースのNFTやゲーム、DeFiを使おうと思うと接続が必須です。
Metamaskを筆頭に、Coinbase Wallet、Phantom Wallet、Ginco‥‥。多種多様なウォレットがあります。UIはシンプルで使いやすいものがほとんどです。
ただ、自分がいちユーザーに立ち返ると、もっとカスタムされたものが欲しいなという感情も。
流行トレンドの流れを見てみると一部のユーザーは「個人カスタム」に行きついたりします。【バンドワゴン効果】→【スノッブ効果】の流れです。
バンドワゴン効果の「人が持っているから自分も欲しい」という心理で、流行が発生し、時間がたつにつれてスノッブ効果の「他人とは違うものが欲しい」という感情に流れます。
個性を立たせるために、自分らしいファッション、カスタムされた○○などが一定のニーズが出るのは想像できる範囲にあるはずです。
ウォレットについても、いろんな付加価値をつけながらカスタムできるウォレットが出てきてもおかしくないと思っています。
例えば、
持っているNFTをフェイスにできるウォレット
使用シーンによって使い分けられるウォレット
決済だけでなくコレクションのためだけのウォレット など
これらをかけ合わせられるようなウォレットは、ユーザーが一番最初に接触する「点」として機能するのでは?と仮説しています。
散乱している情報を手軽に取得できる
キュレーションアプリ(メディア)、CGMで伸びていく口コミプラットフォーム、サービス比較サイト。
情報をまとめてユーザーに提供するビジネスはどんな時代でもあり続けます。
背景には、情報が溢れすぎているためユーザーが取得したい情報にアクセスが難しい。というのがあると思います。
これは情報が出続ける限り発生する課題で、いろんな形態で解決方法が模索されています。個人的に、解決策を模索するための新しい流れを感じるのは、
AIとくにGPTなどの生成系AIの発達
ユーザーを能動的に動かすためにトークンを使う
ユーザーが知りたい情報をAIをつかって、適切でマッチしている情報を取得することができる世界線がくるかもしれない。
これまで大きくの従業員を抱えて1つのメディアを作り上げ、情報を整理していた組織が、トークンを活用することで小資本・少人数で運営することができるかもしれない。
生成系AI・トークンを活用することで、個人や小さいチームで散乱している情報を手軽に取得できることができる仕組みを作ることができる可能性を感じています。
既存の上場企業の事業内容などをみているだけでも、いろんなアイディアや想像ができます。正解なのか、論点がズレてるのかは別として。
いろんなケースを考えていきたいのでライトにいろいろ話したい人は連絡ください!