「上級国民」批判について思うこと
皆さんこんにちは。能力再生相談所、内匠です。
一時期ちょっとはやった言葉、「上級国民」。特別待遇されているとか、やっかみというか、不公平感とか、さまざまな感情を呼び起こす言葉です。
正直なところ、私自身も「上級国民」と言われる人たちの記述を見て、やっぱり何度なくいいなああの人たちは、と思わないでもなかったりします。
上級国民、と聞くとなぜ不公平感がでてくるのか。それを端的に表現されている本があったのでまずはそこの部分を紹介します。
成功でのぼせ上がると、人は他者を平等に見ることができなくなる…中略…何を成し遂げたのであれ、自分は偉い人間だと思って、特別扱いを期待し、要求するとすれば、それ大問題だ。
この、特別扱いされる・・・要求することもあるだろうし、しなくてもされる、というところに嫉妬や不公平感もろもろを感じるところだと思います。
ですが、よくよく考えてみると、そのように思ってだから気に入らないんだ、と思うということは、まさに他人をランク付けしてみているということそのものだと気づきました。
さらに言うならば、上を見て批判的に思うということは逆に下を見て自分は優越感に浸ることもあるはずです。
そう考えてみると、「上級国民のやつら!」と批判することは筋違いなんじゃないか、そう思うわけです。
結局のところ、上を見るにしても、下を見るにしても、自分自身に対して不安を持っているから、自分に自信がないから他者をランク付けして批判したりまたはさげすんだりするんだな、と改めて思った次第です。
先に引用したのは最近買ったジェイ・シェティ著『自分に集中する技術』からで、まだほんの一部をつまみ読みしただけですが今日はこんな風に思いました。また読み進めてこれと思ったことを紹介していきたいと思います。
ということで今日もご一読ありがとうございました。