シン・エヴァンゲリオン劇場版感想
適当に書いたので、適当に読んでくれたら嬉しいです。
楽しけりゃ良いんだ!!(これはシンエヴァを初日の午前7時から観て、パンフレットを読み込み、その日のうちに書き殴った記事です。冷静さなんてありません)
※これは考察でなく、「感想」です。
↓
↓
↓
↓
1,結論
めっちゃ面白かったです。熱くて、泣けて、悲しくて、嬉しくて、楽しくて、、。この先の人生で、これ以上の物語に出会える自信がなくなった位面白かったです。
そして、アニメとしても最高でした。2021年に至るまでの全ての映像技術がつぎ込まれていたように感じます。実写、特撮、作画、CG、モーショングラフィックス。エヴァに興味が無くても純粋に映像技術館として沢山の人に見て欲しくなりました。
結局、物語は面白ければ十分だと思っています。
この作品は、とんでもない位、寂しくなる位、今後十年、二十年単位では対抗作品が現れないだろうって位、「面白い」。ただ、それだけです。
あとの感想は蛇足です。お時間あったらどうぞ。
2,難しいことは分からないけど
「庵野監督のエヴァンゲリオン」がこれで閉まったんだなと思いました。
庵野監督の投影でもあった人物たち(主に旧冬月研究室のメンバー?)が全員死亡や帰還し、他の人物は退艦か特撮的な精神世界(マイナス宇宙)を経て帰還した。
これこそエヴァンゲリオン世界が庵野監督の手を離れて自立したということなのだと思います。
冬月研が内の世界に持ち込んだ存在としてのエヴァンゲリオンをシンジが親の責任を肩代わりするとばかりに「さようなら」して、内の世界は誰の力も借りずに進んでいくことになる。存在としてのエヴァンゲリオンは消えたけど、エヴァンゲリオンが在った世界は消えていない。
これ以上ない最高のハッピーエンドだと思いました。
さらにテレビ版世界と新劇場版世界に封がなされ、いい意味での余地と未来と、希望が残された。ハッピーエンドのその先にまで繋がるような終わりだと思いました。
加持さんの願いにより渡された種は、庵野監督から観客等への種のようにも感じられました。(非常に好意的な捉え方)
3,回り道があったから(ゴジラ)
Qからシンの間にはシンゴジラがありました。シンゴジラから受けた技術的な恩恵はパンフレットにあるとおりです。シンゴジラは回り道だったかもしれないけれど、その経験値がシンエヴァに投入され、結果的により良いものになった。結果的に回り道があって本当に良かったと思いました。
シンゴジラはそれで良かったけれど、シンエヴァを良くするための経験になったので。とんでもないIF世界ですが、シンゴジラとシンエヴァ、立場と順番が違ったら嫌だったなと思います。
シンエヴァが最高の、究極の作品になるためにシンゴジラがあった、今の自分から観てそう感じています。
4,回り道があったから(ATAC・須賀川)
また、途中にはアニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)の設置や、須賀川特撮アーカイブセンターの開設がありました。
これはシンエヴァを見た後に考えると完全に伏線だった訳ですが、特撮の演出が最高に好きでした。
特撮要素は庵野監督の趣味かも知れませんが、特撮特有の「外」を力強く感じさせるあの雰囲気(ピアノ線が見えちゃったり、そうはならんやろ的な倒壊や爆発)は見終わってみればそれでしか出来ない演出だったと思います。
須賀川特撮アーカイブセンターには私も行き、僅かでも特撮についての知識があったのでシンエヴァの特撮演出も少しだけ深く楽しめました。
特撮世代ではない自分でも、特撮演出が楽しめる。結果的にそうなったATACの活動と、須賀川の開設に感謝しています。
大人になったらATACの賛助会員になろうと思います。
5,グリッドマンみ
2018年秋に円谷プロの特撮、電光超人グリッドマンのアニメリメイク「SSSS.GRIDMAN」が制作されました。
これのネタバレをすると、作中世界が実は電子世界で主人公達が作中世界に侵入されたウィルス的なやつと戦う的な内容になってます。
外の世界から侵入してきた敵と、外の世界から侵入してきた主人公達が戦う、そして両者とも去って行き内の世界は自立して再び生きていく。という物語はとてもシンエヴァです。
深い理由は分かりませんが、「内の世界からはヒーローも悪役も現れない」ということを感じさせられます。
私たちの世界は内の世界であって、内の世界の問題は私たちで解決しなければならない。その問題に外からの悪役は関わっておらず、故にヒーローも現れない。といったところかもしれません。
6,わけが分からなかったところ(メモ)
次に観るときに確認したいです。
・渚指令とは(考察みた方が早そう)
・ラストの大人シンジと大人マリの台詞
むしろこれくらいです。SF小説が好きなので概ね分かりました。
ハードSFと思えば、読者が分かるべき所と分からなくてよい所の区別はちゃんとあって、全て分からなくても物語は楽しめる。と気楽な気持ちになれます。
分からない部分を好き勝手補完するのが物語の醍醐味ですし。
7,最後に
「さらば、全てのエヴァンゲリオン」ということでテレビ版を発端とする庵野監督作品としてのエヴァンゲリオンは全て幕を閉じました。
こんな書き方をするのは、そう。新たなエヴァ作品を願っているから。新劇場版世界の続きでも、全く新しい世界でも、いつか出会えることを願っています。
ありがとうございました。
(できれば「新世紀いんぱくつ」のみんなに幸せを贈って欲しい・・・・・・)
※ヘッダ画像はEVAのLINEアカウントで配布された「スタンプ風画像」、記事内画像はキービジュアルと配布チラシの画像です。
※画像は全て、各著作権保持組織・著作権保持者に帰属します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?