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「IDOLY PRIDE」第一話「この一歩から」が最高でした(感想)

2021年冬クールアニメ「IDOLY PRIDE」を見て、理性が保てなくなったので感想を(殴り)書きます。

鉄は熱いうちにっても言うし・・・・・・違うか。


1,シネマスコープサイズ最高!

まずこれかよ! って思うかも知れませんが、シネマスコープを使ったアニメに駄作はありません。当社調べです。例を挙げるとグリザイアの果実とか。

ちなみにシネマスコープというのは画面の縦横比のことで、映画でよく見る上下が黒くなってる横長のサイズ、あれです。数字にすると「2.35:1」で縦の二倍以上に横に伸びてます。すごい。テレビやYouTubeの標準は「16:9」なので、比べると画面が縦に圧迫されて見える範囲が狭くなるのですが、それがいい味を出します。無駄な情報が省かれる感じですね。

なんか、アニメで使うのは大変みたいなんですが、それでも使うところにこだわりを感じます。その、「大変だけど使う」という姿勢に興奮すら覚えます。大好き。

2,ライブで動かさないのええやん!

最近のアイドルアニメはCG合戦です。どれだけ素晴らしいCGを使ったかで評価されます。でも、個人的にそういう風潮はあまり好きではなかったんです(CGのシーンでも、それはそれで生っぽくて楽しめますよ)。

一話のライブシーンはどれも静止。ですが、絵が止まっていることで曲がよく聴けます。止まっているのは、神田沙也加さんが声を当てている長瀬麻奈が歌っているシーン。神田さんの歌声が際だって最高です。


それに作画の雰囲気が線太めのふわふわした雰囲気なので、手書きライブ描写がとても似合います。CGはどうしても細くなっちゃうので。(補足ですが私は「作画は演出の一部委員会」の委員長してます。※本心です)

ちなみにEDだとダンスちゃんとしてたので大丈夫だと思います。(補足ですが私は「手書き作画ダンスを応援する会」の会・・・・・・)

回想だしね。

3,長瀬麻奈ちゃん↓最高!

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上でも言いましたが、長瀬麻奈ちゃん↑の声優は神田沙也加さん。アナ雪のアナです(見てないけど)。歌も上手いらしいです(聞いたことないけど)。

声優界からではなく、一般界から人を引っ張ってくる力の強さを感じます。

一話のヒロインは長瀬麻奈ちゃんでしたが、24分に魅力の全てが凝縮していました。どれくらいかというと、理性を失うくらい。


圧倒的な長瀬麻奈ちゃんの24分です。人気者でいたずらっぽいけど優しく、主人公君を想ってくれている。なにより可愛い!!! 最高です。最高・・・・・・。

4,主人公君もええやん!

長瀬麻奈ちゃんの同級生、隣の席。プロデューサー君です。

アイドルと言ったらプロデューサーですよね。「ラブライブ」の台頭でセルフプロデュース系が流行る中で、先祖のアイマス系を採用してくれる所が好き。Pと一緒に歩んでこそのアイドル。

アイドルとPが対等な関係なの尊い。しかも一対一。これは純愛。早く結婚してくれ。という思いに駆られます。


しかし、無情にも立ちまくるシリアスフラグ。

まだ幸せな時間なのに涙が浮かんできます。

このまま退場させたら制作陣を一生の呪おう。そんな決心をして覚悟を決めます。


【以下からはネタバレ注意です】










↓(もう大丈夫かな?)


5,救済ルートが最高!

まさかの長瀬麻奈ちゃん幽霊化。強引だけどこれくらいでいい。制作陣と思いっきり握手して、抱きしめたい気持ちになります。助けてくれてありがとう。

アイドルアニメの、それも一話で死人が出るとは思いもしませんでしたが、強い先輩作品ライバル作品に勝つためにはこれくらい必要です。

何番煎じだろうと、それが別のキャラならお決まりの成長物語を楽しく見れる系の人間なのですが世間はそうじゃないらしいです。この幽霊設定が後々物語に深みを増してくれることを期待せずにはいられません。

あ、最終回で成仏した幽霊ちゃんとサヨナラみたいな展開だったらやっぱり呪うつもりです。

そのときは逆に主人公君を天国に送ってでも二人を幸せにします。そんな同人誌を書いて配ります。

6,気になった点:10人は多くない?

幽霊となった長瀬麻奈ちゃんの後を追うアイドル達、つまり本編の主人公達が10人居るっぽいので多すぎないか不安です。

これほどの伝説的な一話を作った人たちなので大丈夫だと信じていますが、不安が少し拭えません。人数多い方が発展性が望めるのでその点では期待できますが。

7,まとめ:名作の予感・・・・・・

おそらくこのアニメは、アイマスにも、ラブライブにも、アイカツにも勝てないと思います。二次元アイドルはすでに飽和状態です。

上記三大ブランドは既存の名作を背景に、巨大な資本の力を借りて日々休むことなく新規コンテンツを莫大な量投入し続けて生存競争を繰り広げています。(全部バンダイだけど・・・・・・)


そんな過酷な世界で、このアニメが流行ることは考えづらいことです。ですが。

ですが、名作になることはできます。流行ることと名作になることは違います。名作は見た人の心を動かし、心の中に残る作品だと考えています。

この作品はそんな名作になり得るアニメだと予感しています。


ラブライブもアイカツも若干の迷走気味。Wake Up, Girls!やRe:ステージ!、Tokyo 7thシスターズなど数多の作品が生まれては消え、あるいは覇権までは取れない・・・・・・。アイドルアニメ戦国時代と呼ばれて久しいこの世界で本作が名作と呼ばれる作品になることを切に望みます。

願わくば、流行りますように。

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※記事内の本文以外の著作権等の諸権利は全て各制作会社等に帰属します。記事に利用した画像は全て本文の視覚情報の補助を目的に「IDOLY PRIDE」公式サイトhttps://idolypride.jp)から引用したものです※

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