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【西中島南方】大阪で本当に美味しいお肉を食べるなら「黒毛和牛研究所」へ

先日の結婚記念日に夫が超絶美味しい焼肉店へ連れて行ってくれた。
その名も「黒毛和牛研究所」。
大阪メトロの西中島南方駅から徒歩5分程度で、電車で行くにも不便のない場所だ。
西中島南方は焼肉店の激戦区で、このお店以外にもたくさんの焼肉店がある。

そんな中でも私が本当に美味しいと思うお肉を提供されているのが「匠グループ」が経営する各店舗である。
それぞれの店舗ごとにテーマがあって、ホルモンがオススメのお店、お米にこだわったお店など、そのお店ならではのこだわりを感じられる。

今回お邪魔した「黒毛和牛研究所」もその匠グループのうちの1店舗で、グループの中でも最高峰のお肉が食べられる、完全予約制のお店である。
いただいたコースはこちらの「贅沢ステーキコース」。

メニューを見ていただいたらわかる通り、品数がかなり多い。
色々な調理方法で最高のお肉を食べられる。
すべてレポートしていきたいところではあるけれど文字数がえげつないことになるので、特に感動したものだけピックアップしたいと思う。

シャトーブリアンを使用したローストビーフ

シャトーブリアンという部位はヘレの中でもほんの一部しかとれない希少部位で、赤身なのにとんでもなく柔らかくて、脂ののっている量もちょうどいい。
そんな最高級の部位を贅沢にローストビーフに。
少し写真を見て欲しい。

シャトーブリアンのローストビーフ

こんなに分厚いローストビーフを見たことがあるだろうか。
私は今までの人生で一度もない。
しかも、こんなに分厚いのに噛まずに食べられるほど柔らかい。
脂はのっているのに胸やけは一切しないサラッとした味なので、この後コースで出てくるお料理が胸やけで食べられない、なんてことは全くない。
この柔らかさは本当に一度食べたら忘れられない。
これがコースの前半で出てくるのだから、この後のお料理への高揚感も高まる。

和牛のネギトロ巻き

薄切りにされた和牛霜降りを叩いて、トロの状態にするところから調理をしてくれる。
このお店はカウンター6席しかないので、調理風景がしっかり見れるところがさらに良い。
薄切りのお肉がどんどんトロになっていく様子が、「早く食べたい〜!」という気持ちを高揚させる。
叩いてできたトロと芽ねぎを海苔で巻いたものをマスターから手渡しでもらえる。

和牛のネギトロ巻き

お肉に合わせてかけてくれた出汁醤油がこれまた美味しい。
生肉好きの私にはたまらない一品だ。
お酒がさらに進んだ。

低温調理のシャトーブリアンステーキ

今回のコースのメインであるステーキ。
私が想像するステーキといえば、かなりコッテリしたイメージがあって、脂身が苦手な私はこのコース中盤の段階で食べられるのだろうか…と少し心配だった。
けれど、そんな心配は本当に必要なかった。
なぜなら、ステーキなのに全くコッテリしていないのだ。

シャトーブリアンのステーキ

真ん中の2切れが低温調理されたシャトーブリアンのステーキだ。
56℃で60分かけてじっくり火入れをして、最後にサッと焼き目をつけているので、旨みがぎゅっと閉じこめられていて本当に美味しい。
左右にあるお肉もヘレを使っていて、それぞれ赤身・霜降りと少し異なる味わいを楽しめる。
合わせるタレが5種類あって、自分好みのものを見つけるのも楽しい。
タレをつけたお肉をご飯にバウンドさせて食べたら本当に飛びます。

5種のタレ

タンとツラミの和牛しゃぶしゃぶ

コースの最後のお肉料理はタンとツラミのしゃぶしゃぶだった。
コースの最後をあっさりした味で締められるのはありがたい。
お出汁が本当に美味しくて、これまでたくさんのお料理をいただいて満腹にも関わらず、サラッと食べることができた。
2種類のネギもめちゃくちゃ美味しくて、お肉で巻いて食べたら相性抜群。

タンとツラミの和牛しゃぶしゃぶ

あっさりしたイメージのあるタンだけれど、あっさりした味わいの中にもしっかりと旨みがあって、ちゃんとお肉の味を感じることができる。
これこそ、仕入れにこだわっている社長の努力の結晶だと思う。

なぜこんなに美味しいお肉を低価格で提供できるのか?

匠グループは自社牧場から直接仕入れをしているので、間に入る業者のマージンが発生しない。
また、一頭まるごと使える工夫がされているので、一頭飼いができるのだ。
そして、匠グループでは冷凍の技術もすごい。
お肉の鮮度を落とさない独自の冷凍技術があるからこそ、一度冷凍したとしても品質が落ちることなく提供ができるらしい。

どんな牛を仕入れている?

「黒毛和牛研究所」はじめ、匠グループでは「おおいた和牛」が使われている。

おおいた和牛とは大分の恵まれた自然の中で育まれ、輝かしい歴史と実績を持つ牛肉の最高傑作です。
その肉質は、風味豊かで、まろやかでとろけるような味わいが特長です。なかでも、大分県内で最も長く肥育された36ヵ月齢未満の黒毛和種のうち肉質等級2等級以上のものだけが「おおいた和牛」と呼ばれます。

引用:https://takumi.farm/takumi-farm/

お肉の脂身を食べるとすぐに胸やけしてしまう私だけど、「黒毛和牛研究所」のコースは最後まで胸やけせずに完食できる。
それだけ手間暇かけて育てられた牛なのだろう。
お客さまが最後までお料理を楽しめるように
そんな想いを持って社長は生産者の方と協力して、牛の飼育に取り組まれている。
本当に企業努力がすごい。

なぜ私がこんなに詳しく話せるのか

ここまで記事を読んでくれた方は「こいつお店の回し者か?」なんて思われていないだろうか。
断言しておくのだが、私はお店の回し者では一切ない。
ここまで知識がつくのには理由がある。
「黒毛和牛研究所」という店名の通り、社長(ダニエルさん ※日本人です)がとにかくお肉が好きすぎて、常にお肉の研究をされている。
このお店ではその研究成果としてお料理をいただくので、目の前のお料理についてダニエルさんから直接美味しい食べ方やその料理が生まれたエピソードを聞けるのだ。
最高級のお肉を食べられるのに、肩肘張らずに食事ができるのも、このお店の素晴らしいところだ。
ダニエルさんのご家族の話も面白いので、ぜひ深掘りしてみてほしい。


大阪でこのレベルのお肉をこの値段でいただけるお店はきっと他にはないと思う。
予約はLINEやInstagramのDMでできるのですごく便利だ。
以前まで一見様お断りだったけれど、今は新規の方でも予約できるようだ。
この機会に最高のお肉を堪能してみて欲しい。

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