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10年前はわからなかった「勉強が楽しい」という気持ち

休職してから1週間が経った。
ストレスになりうるものからすべて離れて、心が穏やかになっている気がする。
心身ともに休むために休職しているとはいえ、ずっとのんびり過ごすだけなのも、私の性格上病んでしまいそうだったので、大好きなデザインの勉強をしている。

プロのデザイナーが書いてくれた記事を読んで、理解して、自分の言葉でノートに書き留めていく。
ノートにメモをとるなんて何年振りだろうか。
たぶん大学の勉強以来かな。
それを考えると、最後にノートをとるということをしたのはもう10年以上前になる。
月日の流れは早いな。

社会人になってから、自分の好きなものをインプットするためだけにこんなに時間が使えるのは初めてだ。
知識が増えていって、できることが増えていくこの感覚がとても楽しい。
当時、高校や大学の時の勉強では感じられなかった感覚だ。

中学・高校の時は受験のためにしか勉強していなかったし、大学の授業だって単位のために勉強していたようなもので、「楽しい」と思って勉強したことなんて数少ない。
それが社会人になってから勉強をしてみると、すごく楽しい。
自分の好きなことだから、というのはもちろんあるだろうけど、大学だって自分の好きな授業をとっていたはずなのに、なんでこんなに楽しさが違うんだろうと考えた。

たぶん、「勉強で身につけた知識をその後どう使うのか?」ということが、今は明確になっているからだと思う。
大学当時は、「この授業面白そう」だけで選んでいたけれど、今私がデザインを勉強している理由は、より良いデザインを制作できるようになって、デザインのお仕事でご飯を食べていきたいからだ。
その目標設定を自分でできているからこそ、今フルスロットルで勉強ができている。
社会人になって、この目標設定の大切さを学べた。

休職というこの滅多にない時間を有効に使い続けたいと思って、今日も1日勉強を頑張る。

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