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聞くために必要なこと。

あなたは聞く技術というと、何を思い浮かべますか?

私が聞く上で大切にしていることは「この人には何を言っても大丈夫」と思ってもらえることです。

具体的に言うと、

「普段言わないことなんですけど」
「ぶっちゃけて言うと」
「ココだけの話なんですが…」

この言葉が出るかどうかになります。

この3つの言葉は、「この人には何を言っても大丈夫」と思えないと、なかなか出てきません。つまり、心の底から安心安全な環境と関係性がしっかり作れているかどうかが、聞く上で最も重要だと考えています。


自己開示して安心安全な環境を作る

この3つの言葉を言ってもらうためには、自分から自己開示することが大切だと思っています。相手に対して、何を言ってもいい空気感を作るのはとても難しく、勇気がいることです。

いきなり素性が分からない相手に「実はココだけの話なんですけど…」と言えないですよね。まずは関係を深めてから、相談するのが一般的だと思います。

  • 現在の関係性においてどのくらいの話をしても大丈夫なのか

  • 僕に対しどのくらいの話までしてもいいと思えるか

を相手に判断してもらいましょう。

何を言ってもいい空気感を出すために、私の場合は「過去に失敗した話」「自分が苦労した話」「今悩んでいる話」などの自己開示を、率先して話すようにしています。


日頃から、自分について発信しよう

コミュニケーションはキャッチボールです。

自分がボールを投げて、相手に受け取ってもらう。
そして、相手が受け取ったボールをこちらに投げ返してもらう。

この投げ返してもらうことが、聞く技術だと考えています。

ポイントとしては、自分がどこにキャッチャーミットを構えているのかをきちんと表現しておくことです。

オンラインでの発信や関係性が多くなっている中で、「日頃から自分がどういうテーマについて発信しているのか」「どんなテーマに興味を持っている人間なのか」

この2つを発信しておくことで、相手は何を話したらいいのかを判断する際の材料にできます。キャッチボールで例えると、どこにボールを投げ込んだらいいのかが分かりやすくなるのです。

私の場合、自分らしく生きていくことをテーマにし、プロデューサーとしてプロデュースの話を発信しているので、よく相談を受けるのはビジネスについてや自分自身についてです。

また、妻である近藤麻理恵と一緒に仕事をしていることから、スキンシップやコミュニケーションについての相談を受けることもあります。

私自身がそのテーマに興味関心があり、キャッチャーミットを構えているのが一目で分かるため、相手は安心して相談することができるのです。


プロフィールを明確にしよう

「聞く技術」をさらに伸ばすには、プロフィールも重要です。プロフィールとは、その人が何をしてきたかについて最も端的にまとめたものです。

自分は誰にどんな役に立てる人間なのか?

プロフィールが分かりやすいと、相手はこの人に何を話したらいいのか明確になります。自分では役に立たない相手に対し、無理に役に立とうとしても上手くいきません。

自分が「誰にとって何のために、どのように役に立てるのか何で役に立てるのか」を把握して、明記しておきましょう。自分が役に立てる人に、声をかけてもらいやすくなります。

声をかけてもらえる環境を作ろう

そして、もう一つ大切なことが、「相談してもらいやすい状態を作ること」が聞く技術において重要なことです。

どんな内容まで、どのレベルまで話していいのかを判断してもらい、安心安全な環境を作ること。

そして、キャッチャーミットの構えている位置、テーマ設定、自分の興味のある内容、話せることを日頃から発信しておきましょう。

聞く技術がレベルアップすると、コミュニケーション能力が格段にレベルアップすると思います。ぜひ実践してみてくださいね。


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