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巨大地震を前に写真家が家族にできることは

前書き

実家でのんびり生活している拓海です。こんにちは。
お盆はゆうゆうと登山をしていたので、時季外れの帰省です。

お盆前に発生した地震の影響でいよいよ南海トラフが起こるのかとあまりの不安で心が沈んでいました。自然の驚異を前にした時の人間の無力感はどうしたって拭えるものではないですよね。

まぁ起こるものは起こるのです。いつ起きるかなんてわからないし、生き残るために準備をするだけだと重い腰を上げて防災セットを用意しました。

本題

そこではたと気づいたのが
・生き残るだけでいいのだろうか?
・災害後に立ち上がるために今できることはないのだろうか?

多分僕は家族と親友の身に何かあったら、元の精神状態に戻るのに相当なエネルギーが必要になるだろうし、僕の身に何かあった場合、残された母や姉のことを考えると先手を打っておく必要があると思いました。

というわけで、前を向いて立ち上がるためのきっかけづくりに帰省しました。

なにをしたかといいますと実家のアルバムのデジタルアーカイブです。

二宮和也さんが演じる写真家の浅田政志さんは、東日本大震災の被災地を訪れ、津波で流された写真を収集し、持ち主に返却するボランティアを行っていた。

僕は幼いころに父を亡くしました。当時は船乗りだった父が船上で使っていた枕を抱えながら眠りにつくことで、気持ちをコントロールしていたように思います。

1歳5カ月わい このころは直毛だった 少しずつ父親に近づいてる気がする。

僕の持論ですが、残された側に必要なのは故人を悼む時間です。思い出を振り返り、少しずつ清算することでしか前を向けない。そのためには故人を思い出せるもの(アルバムや動画、手紙(遺書)、遺品、遺体)が必要だと思いました。

でも形あるものは失われるかもしれない。
だからこそ僕の身になにがあっても、少なくとも家族が立ち上がり、前を向けるようにと祈りつつシャッターを切りました。

幼少期ワイ 非常に愛想がいい

あとがき

実は僕は生物系の大学院に進学したものの、就職先は全くの別分野にしました。就活中に考えていたことはいつかまとめてnoteに記したいなと思っていますが、簡単にいうとお金と人を動かせるクリエイターになるという目標を掲げています。

就職先はとあるメーカーのマーケティング部門です。
そこで物を売るための方法を学んで、震災後に立ち上がろうとする人たちを写真や映像ができるマーケターとして支援したいと思い就職先を決めました。急いで映像の勉強しないといけないなと焦ってます笑

あとがきのあとがき
みんな!遺書書こうぜ!

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