ありがとうごじゃいます
こちらはカレーの学校アドベントカレンダー2021、7日目の投稿となります。
こんにちは。
10期タクミです。
アドベントカレンダー、3回目のトライです。
今年もカレーにビリヤニ、山手線一周・サウナ・畑と、学校の皆さんに沢山刺激をもらった1年となりました。
いつも「ありがとうございます」以上の言葉を探しています。
ありがとうございますと言えば。
今年は去年にも増して韓国発信の音楽、映像、本を推した1年になりました。
クオリティの高さや、世界や未来に目が向いているところにはいつも感心してしまいます。
我慢ならずハングルの勉強を始め、あの難解な記号の様な文字を、辿々しくも読めるくらいにはなりました。
新しい言語に触れると沢山のことがキラキラし始めます。
駅の看板、商品のパッケージ、キーボード。
気持ちは小学生が漢字を覚えていくのに似ています。
この歳でこの感覚はたまりません。
※ハングルのキーボード
この文字たちが愛おしい
初期、読み方をアルファベットに当てはめて練習していたれところ、ふと「Z(ザ)」に当たる読み方が無いことに気づく。
一番近くて「J(ジャ)」
ほぅ。。。
イケメン達が「ありがとうごじゃいます」というのはこういうカラクリだったのか!
確かに「映像」は「エイジョウ」、「ゾンビ」は「ジョンビ」って言ってるな。
面白ーい。
仕組みがわかってより一層燃えます。
(が、こんな気づきばかりでいちいち立ち止まってるのでなかなか進まない)
※小学生の頃?英語の勉強もこうやってしていたなと思い出す。
自分の名前が書けるだけで天にも昇る気持ちになる。
勉強をしながらふと「カレー作りと似てる」と思いました。
1つずつスパイス(ワード)を覚えていく。
基本の作り方(文章)があり、応用がある。
カレー屋さんのメニューやレシピ本の文字が躍って見えてくる。
お気にいりスパイス(ワード)や流行り、得意な調理法(言い回し)も出てきて、持ち札があればあるほど表現も自由自在。
夢中になってしまうのも納得。うんうん。
さて、イケメン達のカワイイ「ありがとうごじゃいます」は大好きだけど、私はそれ以上に彼らの話す韓国語が好きです。
「自国の言葉」で話す事は、大きな意味・価値があると思っています。
同じアジアの端っこ、同じく小さい国の1人として。
同じ極小言語を使う国の1人として。
海外を旅していた時、現地の言葉で「ありがとう」を言うともちろん喜ばれました。
でも、不意に出る日本語の「ありがとう」の方が相手の目がキラキラになっていた。
それはわりと国や地域を問わずどこでもそうだった。
「ありがとう」はまぁまぁ有名な言葉なので、音としての「ARIGATOU」や、言葉の意味は知っているのだろうけど、なかなか聞くことのないネイティブ「ありがとう」に心ときめいてくれたのか?
違う何かが伝わったのか?
言葉や民族に線を引く事に抵抗はあるけれど、自分が話してきた日本語が尊重されている様でとても誇らしく、温かい気持ちになりました。
※キューバの街中で道を尋ねた時の1コマ
「ありがとう」と何気に言ったらめちゃくちゃ喜んでくれて「ARIGATOU!ARIGATOU!」と連呼してくれた。
そして、今や、イケメン達による世界での発信に興奮が止みません。
彼らが自国の言葉でメッセージを発し、世界が熱狂している。
初めて洋楽に出会った頃、何を言っているのか理解したくて、英語辞書片手に必死に歌詞カードを追っていた。
それが今や英語が韓国語に変わり、英語圏やスペイン語圏、その他沢山の地域で同時多発的に起きている。
燃える。
世界で一番話されていて、共通言語と言われるのが英語であることはきっとしばらく変わらない。
でも、言語の価値は英語だろうが韓国語だろうが日本語だろうが全て一緒、横並び。
全ての言語が美しくて素晴らしい。
英語を自在に使いこなす姿も、かわいい日本語を話す姿も大好きだけど、いいよ韓国語のままでも。
궁금하시면 이쪽에서 공부할게요.
(知りたければ、こちらが勉強しますから)
と、今日もテキストを開きます。
そして、日本語も沢山の人に学んでほしい。
日本のカレーがそのきっかけであればさらに嬉しい。
※表紙は水野さん本の写真をお借りしました〜