これはアナタの世界を変えるレンズだ FE 50mm f1.2 GM レビュー その1
皆さんこんにちは、シオタニです。
やってしまいました。
浮気です。
Planar50mmがありながら…2本目の50mmを導入してしまいました。
2021 4/23発売の50mmGMが、なぜか手元に。
というわけで、今回はFE 50mm f1.2 GM (SEL50F12GM)のレビューになります。とりあえずポートレートで使ってみました。やはり気になるのはf1.2の描写ですからね。それでは早速レビューしていきましょう。今回はフィルターなどを何もつけずに撮影しましたので、レンズ本来の描写が見れるかと思います。
※追記
最近の写真を追加しました!
撮り溜めた私の傑作をぜひ覗いていってください。
■なぜこのレンズを選んだのか
このレンズの売りは、なんと言ってもf1.2の明るさですよね。しかも、Sony初のf1.2のレンズをf1.4のPlanarとほぼ同サイズで出してくるのだから驚きです。
また、Planarの弱点であったAFもかなり改善されています。Planarを動画で使用すると、AFが遅かったり、音がして煩わしかったりします。このレンズではそんなことが一切ありませんでした。135mmGMと同じXDリニアモーターのおかげでかなり早く、正確にピントがあってくれます。
MTF曲線をみる限りCanon、Nikonよりもシャープそうです。後発な分、性能は申し分なさそうですね。それにしてもキモいくらい高いMTF曲線です。中央はもちろん、隅まで安定した描写をしてくれそうですね。
ということで、このレンズの長所をまとめると
こんな感じですね。気づいたらポチってるのも頷けるでしょ?。
■作例&使用感
それでは実際に撮った印象にいきましょうか
このレンズの特徴は「透明感」に尽きます。徹底的に色収差を押さえ込んだ設計のおかげでクリアな絵が開放から出てきます。色収差のないクリアな描写と解像度、そしてf1.2のボケ量によって生み出される透明感と立体感は世界を変えます。
こちらの写真もf1.2で撮影しております。是非拡大した画像を見て欲しいです。
f1.2からこのシャープさはやばくないですか?α7RⅣの画素数でも余裕を感じさせる解像感です。しかしガリガリとした感じはなく、すっきりとした印象のシャープさだと思います。
これだけの解像度を実現しておきながら、ボケに癖がないのもとんでもないところの1つです。縁取りは弱く、色づきも見られないきれいなボケです。2線ボケも出にくい印象でした。一体どんな工夫をしたらこんなことが可能なんでしょうか?
f1.2であれば、この距離での撮影でも被写体を浮かび上がらせてくれます。松の木の幹は、レンズによってはかなり硬いボケになる被写体なのですがこのレンズでは全く硬く見えません。どれだけ綺麗なボケ方をするかはこの写真が証明してくれていると言っても過言ではありません。
f1.2の弊害として、日中はかなりシャッタースピードが早くなります。1/8000秒とかはざらに見ますね。電子先幕シャッターを使う方はNDフィルターが必須になると思います。Log撮影ではND400のフィルターが必要になるほどでした(笑)。
しかしそれでもこの透明感と立体感は病みつきになりますね。なんとかしてf1.2を使いたくさせてくれます。
では絞ったらダメなのかというと、そんなことは全くありません。開放からずば抜けていた解像度がさらに上がります。こちらはf2の写真です。
髪のツヤや肌の質感は素晴らしいものがありますね。しかし、解像度が上がるといっても拡大して粗探しでもしないと開放との違いがわかりません。
こちらはf4の写真になります。このレンズでf4は贅沢の極みですね。画面全域が最もよく写るf値がf4じゃないかなーと思います。
もはや写らないものはなんなんだという感じですね。モデルさんから苦情が来そうです。
こちらはf9で撮影した写真です。ここまで来ると解像度の違いはもう全然わからないです。
動画も撮ってきました。AFの追従やブリージングなどをみてくれればと思います。確実にPlanarよりも動画に向いたレンズだと感じました。
以下作例です
■まとめ
このレンズの魅力として
これらに尽きますね。特にこの形容し難い立体感はポートレートなどにぴったりではないでしょうか?135mmGMもそうでしたが、自分が上手くなったかのように撮らせてくれるレンズですね。是非是非一度カメラに付けてファインダーを覗いてみてください。本当に世界が変わります。
27万円で買えるどこでもドアと考えれば非常にお買い得ではないでしょうか?
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