【ビジネス書紹介】 マーケティングを学べば武器になるオススメ5冊
はじめに
皆さんに知っていただきたいのが、マーケティングは普段の仕事に活かすことができるノウハウがたくさんあります。
そのため、私はマーケティングは全てのビジネスマンが学ぶべきものであると考えています。
マーケティングの基礎を身につけることで仕事を上手に進めることが可能です。
普段の仕事に役立つマーケティングの基礎が学べる本を紹介していますので、すべての方に読んでいただければと思っています。
1.ドリルを売るには穴を売れ
発売日:2006年12月23日
ページ数:256ページ
価格:1,429円(税別)
著者:佐藤義典
出版社:青春出版社
こちらの本は「マーケティングの基礎をわかりやすく説明している、良い本はありませんか。」といった声から生まれた本です。
筆者は経営コンサルタントをしており、「マーケティングの基礎ならこの1冊」という想いで書かれており、基礎とはいえ本格的な内容となっています。
マーケティング部門の方だけでなく、営業、販売企画、広報など「売ること」に関わる人たちが、体系的に理解できるように書かれています。
この本を読むことで「そもそもなぜマーケティングが必要なのか」が納得できます。
マーケティングの必要性がまだ納得できていない方には、ぜひ読んで欲しい1冊です。
下記6つの章でマーケティングのフレームワークが説明されています。
序章:“マーケティング”脳を鍛える
第一章:あなたは何を売っているのか? – ベネフィット
第二章:誰があなたの商品を買ってくれるのか? – セグメンテーションとターゲット
第三章:あなたの商品でなければならない理由 – 差別化
第四章:どのようにして価値を届けるか? – 4P
第五章:強い戦略は美しい
一般的なビジネス書と異なるのが、廃業寸前レストランの復活ストーリーという形で展開され、楽しみながらマーケティングの基礎を学ぶことができます。
ページのボリュームも適切で、本を読みなれていない方にもオススメできます。
読みやすさ:★★★★★
読み返しやすさ:★★★☆☆
ボリューム:★★★★☆
2.大学4年間のマーケティング見るだけノート
発売日:2018年9月14日
ページ数:191ページ
価格:1,100円(税別)
著者:平野 敦士 カール
出版社:宝島社
こちらの本はまったくマーケティングを学んだことがない方向けに、イラストと会話を多く含む文章によって、マーケティングの基礎が学べるように工夫されています。
筆者は早稲田大学ビジネススクール(MBA)で最先端のITマーケティングを教えており、内容のわかりやすさにこだわりを感じる1冊です。
大学4年間の~とついている通り、基礎知識のインプットを目的として読むもので、実践的な要素は少ないです。
マーケティングに関するキーワードを覚えるには、図などもあってオススメできます。
下記9つのチャプターでマーケティングの基礎が紹介されています。
マーケティングは何のためにある?
マーケティングの基本
さまざまなマーケティングの戦略と考え方
消費者の心をつかむマーケティング理論
最新マーケティング理論
強い企業から学ぶビジネスモデル①
IT/ソーシャルメディア・マーケティング
強い企業から学ぶビジネスモデル②
サービス・マーケティングとダイレクト・マーケティング
図をつかった説明が多く、「花屋の開業を夢見るマー子さんの視点」で各テーマが展開されており読みやすいです。
宝島社の「○○見るだけノートシリーズ」の1冊であり、シリーズとして完成度が高いため、安心して読むことができます。
読みやすさ:★★★★★
読み返しやすさ:★★★★★
ボリューム:★★★★★
3.いちばんやさしいマーケティングの教本
発売日:2019年8月22日
ページ数:208ページ
価格:1,600円(税別)
著者:中野 崇
出版社:インプレス
こちらの本は「マーケティングをはじめて学ぶ人」や「マーケティングを学んだことがない中小企業の経営者」に向けて書かれた、マーケティングの入門書です。
これからマーケティングを学ぶ方が「マーケティングの基本中の基本を、網羅的に、効率的に、わかりやすく学べること」が重視されて書かれています。
筆者は営業、リサーチ、マーケティング、PR、新規事業開発、事業戦略立案の実務を経験されており、現在はそれらの知見を活かしてデータマーケティング支援企業の社長を務めています。
実務経験がある方が書かれており、実践に結び付く知識を得ることができます。
下記8つのチャプターでマーケティングの基礎と実践に向けた情報を得ることができます。
マーケティングの基本を理解しよう
顧客ニーズをとらえよう
マーケティングリサーチの手法
マーケティングミックスを策定する
マーケティングの目標設定と効果測定
デジタルマーケティングの基本を理解しよう
PR活動の基本を知ろう
BtoBマーケティングの実践
重要なところに下線が引かれ、図を使ったわかりやすい表現やポイントがまとめられており読みやすいです。
インプレスの「いちばんやさしい○○シリーズ」の1冊であり、シリーズとして完成度が高いため、安心して読むことができます。
読みやすさ:★★★★★
読み返しやすさ:★★★★☆
ボリューム:★★★★★
4.超図解 新しいマーケティング入門
発売日:2020年11月6日
ページ数:239ページ
価格:2,000円(税別)
著者:博報堂マーケティングスクール
出版社:日経BP
こちらの本は博報堂の現役トップマーケター21人が「自分たちが持つ知識を余すことなく、最新事情に即した形で伝授したい」との思いでつくった1冊です。
現場に働くトップマーケターだからこそ分かる「新しい視点」「新しいテクノロジー」「取り組み上での新しい視座」をもって、アップデートされた最新のマーケテイング理論が展開されています。
20のテーマが2つのPart構成されており、Part1「マーケティングの基礎」ではマーケターとして最低限身につけておくべき基礎をPart2「デジタルナレッジ応用編」では最新のデジタルマーケティングが学べます。
マーケター向けの本ではありますがわかりやすくまとめられ、最新の情報を得ることができるという点ではどなたにでも読んでいただきたいです。
カラフルな図をつかった説明が多く、1テーマ5分で構成されており読みやすいです。
また、適切なページ量でビジネス書を読みなれていない方にもオススメできます。
読みやすさ:★★★★★
読み返しやすさ:★★★★★
ボリューム:★★★★★
5.ここからはじめる実践マーケティング入門
発売日:2015年10月22日
ページ数:322ページ
価格:1,500円(税別)
著者:グロービス
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
こちらの本は「目指すものを自ら設定し、それを戦略的に達成するための思考法」を学び、「自ら考える力」の基礎となるスキルを得ることを目的として書かれています。
実際に行われた授業の様子を本として収録したもので、学んだマーケティングを実践につなげるためのノウハウが紹介されたオススメの1冊です。
私もこの本は読み返すことが多く、マーケティングの本の中で1番オススメできます。
下記4つの章でマーケティングの実践ノウハウが紹介されています。
マーケティング・プランを立てる
マーケティング・リサーチの基本と実務
ブランド・マネジメントの基本と実務
新しい時代のCRMとデジタル・マーケティング
重要なところが太字やハイライトになっており、授業形式で展開されるため、読みやすいです。
読みやすさ:★★★★★
読み返しやすさ:★★★★☆
ボリューム:★★★★★
さいごに
はじめにでマーケティングの基礎を学ぶことが仕事に活きると説明しましたが、例えばマーケティングがわかる営業、マーケティングがわかる開発というポジションを築くことができれば差別化できます。
差別化できれば希少な存在として市場価値が上がり、給与アップや転職で有利な条件で交渉することも可能です。
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