フォクトレンダーがやってきた(2)
今回は富士フイルム製のXF30mmマクロとちょっと比べてみた。
こちらは、等倍マクロで焦点距離が30mmと少し広角、F値が2.8と一段暗い。
(Voigtlanderの方は、ハーフマクロで焦点距離が35mm、F値は2.0)
そうそう写りにはほとんど影響しないけれど、絞り羽根の枚数が1枚違うw
XF30mmマクロが9枚(奇数)で、Voigtlanderは10枚(偶数)
まずは単純に絞り開放での比較
チューリップの花が同じ大きさになるような位置からやや逆光での撮影
Voigtlander の方がわずかに青みがかってるような気がする、また絞り値が
一段違う影響もあってか Voigtlander の方がボケが柔らかそう。
拡大して解像度をみてみても、両者に差は感じられなかった。
面白いのがフォーカスブリージング、これはピント位置の移動に伴って画角が変化する現象(画角の変化=写る範囲が変わってくる現象)で、
Voigtlanderは盛大にw
試しに露光間でフォーカスリングを回してみたら・・・
まるで露光間ズームしたよう これにはびっくりw
XF35mmF1.4とかでも試してみたけれど、ここまでは
これはこれでなんかの撮影に使えそう。
ちなみにXF30mmマクロは全くといっていいほどフォーカスブリージングは起こらない、さすが最新の設計。
前述の絞りの枚数の違いだけど、光条にちょっと違うがでる。
絞りが偶数枚だとその数の光条が伸びる、8枚だと8本、10枚だと10本の光条になるわけ。
それが奇数枚だとその倍の光条ができる。9枚だと18本になるわけ。
上は10本の光条、下はわかりにくけれどおそらく18本の光条。
個人的にだけど、これまで光条の数が多いほどいいと思っていたけれど、これを見ると偶数のシンプルな方がきれいかと思うようになったw
今日は風が強くて比較撮影がやりづらかったので、さわりということに。
写りには関係ないけれど、Voigtlander のマニュアルフォーカスはなかなか感触がいい、