モノクロームカラーで悩むこの頃
私にとってカメラの「悩む」は、「愉しむ」と同義語です(笑)
今回はモノクロ撮影で利用するモノクロームカラー
X-T5のメニュー見たとき、『モノクロームカラーって???』でした、モノクロなのにカラーですもんね。
どうもX-T4からの機能のようです(前機はT3)
T3のときはモノクロームで変化をつけれるのは「温黒調・冷黒調」でした(それぞれ9段階)。T5ではさらにカラーが加わっていました。
温黒調、冷黒調は、それぞれの方に18段階選ぶことができます、T3時代の倍の細かさですね。ちなみに、温黒調はW(arm)、冷黒調はC(ool)、との表記になってます。
カラーは、マゼンタ(M)とグリーン(G)に分かれ、これもそれぞれの方向に18段階選べます。
なぜ「色の三原色」のMマゼンタと「光の三原色」のGグリーンになるのか、知識不足で理解できておりません(涙)
ただプラスマイナス(一次元)で三原色(二次元)を調整しようとしたら、こうなるのかなぁとかってに思っています。
そこは当分置いておくことにして、例をあげてみます
まずは好きなAcros+Rフィルターで
設定はノーマル(WarmCool:0、MagentaGreen:0)
これを 温黒調 にすると
これを 冷黒調 にすると
次はカラーのM(マゼンタ)G(グリーン)の変化で、M(マゼンタ)寄り
次はG(グリーン)寄り
今回は極端な差はつけずに18段階のうち6段目で撮ってみましたが、どうだったでしょう、ちょっと差は少なそうかな。
でも実際にはこれくらいの味付け具合が現実的かと、これでモノクロームの表現にさらに広がりを加えることができそうです。
どんどんカメラが進化するにつれて設定が広く深くなって、面白いやら、複雑やらで頭が進歩についていきません(笑)。
このWC,MGはそれぞれ混ぜることも当然できます、"WC -6 & MG +6"にすれば冷ややかな緑調のとかの表現ができる。
これまでは現場で撮るときに予め設定を考えて撮るようにしていたのですが、もうここまではとてもとても(笑)
まぁフィルムシミュレーションとトーン、DRくらいかな、現場でできることは。カラーならまたカラークロームエフェクトとかあるし。そうそう明瞭度というのもあるんだった。
RAWでも記録しておいて、気に入った写真だけさらに仕上げようとしております。で、カメラのスロット二つのうち、一つをRAW、もう一方をJpegを割り当てています。ただあとで何とでもなるという思いはしないように、RAWはあくまでも救済処置、安全対策用にと・・・。