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タイトルを決めるのはいつだって難しい
社会人になると同時に東京に来た。
東海圏からの上京者はわりと少ない印象があったけど、その印象を覆されることはなく、東京には古くからの知人が少なかった。
それでも、週末はやってくる。休日はやってくる。
最初は楽しかった。テレビの中に存在していた都会を散策してまわった。数少ない知人と会って、ご飯を食べたりもした。
けれど、週末の数は思ったよりも多くて、気付けば僕は毎週末、時間を持て余すようになった
2020年3月、今日も世界は廻る。
力をかりたら
次は相手が困ってる時 お前が力をかしてやればいい
世界ってそうやってまわってるんだ
2013年に150日の世界一周を経験して、思ったことが1つある。
自分って、日本のことを全然知らない。
政治のこと、経済のこと、土地のこと、文化のこと
何もわかっていなかった。
あれだけ騒がれた東日本大震災のことだって、全くわかっていなかった。
「3.11の時、大変だっただろ?」
そんなこと
世界一周をしたら、人生が変わった
あの日、僕は世界一周の旅に出た。「世界一周をしたら、人生が変わった」
そんな言葉を鵜呑みにするわけでもなく、
かといって期待しないわけでもなく、
気付けば僕は、成田空港にいた。
それまでの渡航国は1ヶ国。
姉に誘われて行ったカンボジアのみ。
特段、海外が好きというわけでもなかった。
ただ、「旅」が好きだった。
日付変更線を跨いでLAに向かう。
最初の国は、アメリカだった。
期待を裏切ってくるわ